この秋は紹介したい本が次々と出ている。
なのに叶わないまま1ヶ月以上すぎ、
気がつくと街ではクリスマス商戦がはじまっていた。
この調子ではあっというまに今年が終わってしまう。
それは避けたい…。ということで、まずは
上野千鶴子さんの最新刊『男おひとりさま道』(法研)から。
本書は、ベストセラーとなった『おひとりさまの老後』のつづき。
女おひとりさまの話が面白かったから
男おひとりさまの話はどうなんだろうと思って購入し、
せっかくだからとサインをお願いすると「名前はどうする?」と聞かれた。
自分が読みたかったから買おうと思ったので「わたしの名前を…」
といいかけたが、「そうか、男性向けの本をわたしが持っていても仕方ない?」
と思いなおし、自分が読んでから男おひとりさまの友だちにあげることに。
「じゃあ名前は書かずにサインだけね。鉛筆で線ひいて読んでから
男おひとりさまにあげたら?」と上野さん。…それもいいかも。そうしよう。
本書の内容を目次で紹介すると、
第1章 男がひとりになるとき
第2章 下り坂を降りるスキル
第3章 よい介護はカネで買えるか
第4章 ひとりで暮らせるか
第5章 ひとりで死ねるか
思いがけないことに、「あとがき」には
「今回は男性向けに書いたが、女性の読者にとっても役に立つと思う。」
とある。…あれ? でも確かに、内容はわたしにも面白い…。
ところで本書では、
歯科医療のニーズの高まりについて言及する箇所で、
映画監督の羽田澄子さんが製作した映画に
あわない入れ歯を調整しなおしたら男性高齢者が急にシャッキリして
活力をとりもどした感動的なシーンがあった、と紹介されていた。
これが、その映画『問題はこれからです』(1999年、自由工房)。
これは、「住民参加」による福祉の町づくりをした
秋田県の旧鷹巣(たかのす)町で撮影したドキュメンタリー映画。
1999年度キネマ旬報賞 文化映画ベストワン、
第54回 毎日映画コンクール記録文化映画賞 受賞の作品。
高齢社会における民主主義を考えるには
「福祉」は避けてとおれないと思い、
わたしはいま、この映画をふくむ鷹巣4作品を借りだし中。
『男おひとりさま道』と『問題はこれからです』、
どちらも、どうぞご覧ください。
なのに叶わないまま1ヶ月以上すぎ、
気がつくと街ではクリスマス商戦がはじまっていた。
この調子ではあっというまに今年が終わってしまう。
それは避けたい…。ということで、まずは
上野千鶴子さんの最新刊『男おひとりさま道』(法研)から。
本書は、ベストセラーとなった『おひとりさまの老後』のつづき。
女おひとりさまの話が面白かったから
男おひとりさまの話はどうなんだろうと思って購入し、
せっかくだからとサインをお願いすると「名前はどうする?」と聞かれた。
自分が読みたかったから買おうと思ったので「わたしの名前を…」
といいかけたが、「そうか、男性向けの本をわたしが持っていても仕方ない?」
と思いなおし、自分が読んでから男おひとりさまの友だちにあげることに。
「じゃあ名前は書かずにサインだけね。鉛筆で線ひいて読んでから
男おひとりさまにあげたら?」と上野さん。…それもいいかも。そうしよう。
本書の内容を目次で紹介すると、
第1章 男がひとりになるとき
第2章 下り坂を降りるスキル
第3章 よい介護はカネで買えるか
第4章 ひとりで暮らせるか
第5章 ひとりで死ねるか
思いがけないことに、「あとがき」には
「今回は男性向けに書いたが、女性の読者にとっても役に立つと思う。」
とある。…あれ? でも確かに、内容はわたしにも面白い…。
ところで本書では、
歯科医療のニーズの高まりについて言及する箇所で、
映画監督の羽田澄子さんが製作した映画に
あわない入れ歯を調整しなおしたら男性高齢者が急にシャッキリして
活力をとりもどした感動的なシーンがあった、と紹介されていた。
これが、その映画『問題はこれからです』(1999年、自由工房)。
これは、「住民参加」による福祉の町づくりをした
秋田県の旧鷹巣(たかのす)町で撮影したドキュメンタリー映画。
1999年度キネマ旬報賞 文化映画ベストワン、
第54回 毎日映画コンクール記録文化映画賞 受賞の作品。
高齢社会における民主主義を考えるには
「福祉」は避けてとおれないと思い、
わたしはいま、この映画をふくむ鷹巣4作品を借りだし中。
『男おひとりさま道』と『問題はこれからです』、
どちらも、どうぞご覧ください。