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湘南でゆるゆら暮らしココロ赴く先へガシガシ出かけるライター山秋真が更新。updated by Shin Yamaaki

電気をどうつくる? 江ノ島のさかなと上関のヒト

2009-11-13 23:50:17 | 祝島沖・上関原発計画

新江ノ島水族館「えれきてる 電気魚」展をやっている。
世界の発電魚をあつめての11月末までの展示だけど、
12月25日まではデンキウナギの発電でクリスマスツリーを点灯させるとか。

クリスマスイベントに合わせるあたりが、なんだかなー
という気がしないでもないが、とりあえず面白そう。

さかなが発電する電気が微笑ましくおもえるのは、
ヒトが発電する電気がゴリ押しの産物だから。

中国電力の原発予定地・上関(かみのせき)ですすめられている
原発用地を造成するための海の埋めたての問題をめぐる
ここ2ヶ月のできごとをみても、ゴリ押しぶりは明らか。

予定海域をしめすブイを設置したい中電と、
その海域を魚場とする漁師も多く、予定地の対岸にすみ
ブイ設置を阻止しようとする上関祝島(いわいしま)の島民の、
9月10日からはじまった睨みあいは、10月末に
中電が二枚舌をつかってブイ設置を強行したことで新局面をむかえた。

それ以降、中電は作業を請け負い業者にまかせたとかで
作業員の態度が一変。現在は、ワイヤで吊りあげたアンカーを
順次海におとしている段階だというが、先日は、
作業を阻止しようと海上で睨みあっていた人のひとりが
ワイヤにつるされたまま中電側の台船に運ばれたり、
台船のうえで作業員に羽交い締めにされ病院に運ばれたりと、
より緊迫していると聞く。
 
なんでもありのゴリ押し状態で進められようとしている原発工事なのに、
13日に祝島の島民が、中電に埋めたて免許をだした山口県にたいして
中電に工事を中止させるよう申しいれをしたとき、
なんと県は「双方、ルールにのっとって」とかいっている。
(KRY山口放送のニュース映像:http://kry.co.jp/news/movie/news8702092.html)

ヒトは、こんなふうにしか、電気をつくれないんだろうか。

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