安全性も経済性も無視しながら経済性と安全を謳い
原子力を国策として強引におしすすめてきたのに、
取りかえしのつかない大失敗をしても誰も責任をとらず、
原発の再稼働プロセスを(まだ)自分たちで決めてよしとするなんて、
なんて厚かましい…。
と思っていたら、
野田政権は今日明日にも、首相を含む4閣僚による会議をひらいて
大飯原発3、4号機の再稼働にむけた「政治判断」を行うとの報道。
東電の福島第一原発事故がまだ収束もしてないのに
原発を再稼働しようだなんて、さらに厚かましい。
関連する[転送・転載大歓迎]の緊急メールが届いたので
こちらでも転載させていただく。あなたの声も、ぜひ届けてください。
*****(以下、転載)
<STOP!大飯原発再稼働>
【4閣僚に「再稼働の“政治判断”するな」の声を大至急届けよう!】
※短くても構いません。多くの声が届くことが重要です。
地元の方はぜひ地元事務所にも要請してください。
◆枝野幸男経産相
[国会](FAX)03-3591-2249 (TEL)03-3508-7448
[大宮事務所] (FAX)048-648-9125 (TEL)048-648-9124
omiya@edano.gr.jp
http://www.edano.gr.jp/inquiry/inquiry.html
◆細野豪志原発担当相
[国会](FAX)03-3508-3416 (TEL)03-3508-7116
[三島事務所](FAX)055-991-1270 (TEL)055-991-1269
[富士事務所](FAX)0545-55-5412 (TEL)0545-55-5411
http://goshi.org/contact/
◇野田佳彦首相
[国会](FAX)03-3508-3441 (TEL)03-3508-7141
[船橋事務所](FAX)047-496-1222 (TEL)047-496-1110
https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html
post@nodayoshi.gr.jp
◇藤村修官房長官
[国会](FAX)03-3591-2608 (TEL)03-3508-7074
[大阪事務所](FAX)06-6337-4354 (TEL)06-6337-3694
http://www.o-fujimura.com/voice/
◇民主党へのご意見
http://www.dpj.or.jp/contact/contact
<以下、メッセージの参考にしてください>
↓
【要請書】
安全判断なき「政治判断」による大飯原発3、4号機再稼働を中止してください
http://2011shinsai.info/node/1910
【緊急声明】
大飯3・4号機をめぐる原子力安全委員会の実質「お墨付き」に抗議
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-fc88.html
【ご参考:その他の論点】
↓
◆「安全性が確認できるかが重要で、電力需給の観点で安全評価に影響
を及ぼすつもりは全くない」「原発事故を踏まえると、需給の問題より、
保安院を所管する大臣の役割を圧倒的に優先せざるを得ない」との枝野
経産相の発言(『週刊ダイヤモンド』3月31日号)を素直に読めば、再
稼働中止の結論しか導き出せません。
◆再稼働推進派の日経新聞による最新の世論調査(3月23~25日)です
ら、再稼働への反対が55%と賛成32%を大きく上回り、賛否が拮抗して
いた2月の前回調査に比べて、反対が大きく伸びました。朝日、読売の
世論調査でも再稼働反対が賛成を上回っています。政府の説得工作が失
敗したことは明らかであり、再稼働反対の民意を踏みにじることは許さ
れません。
◆福井県やおおい町は慎重姿勢を崩さず、滋賀県、京都府、関西広域連
合など多くの地元自治体、住民が再稼働反対を表明する中で、「地元了
解」という再稼働の前提が満たされる条件は何一つ整ってはいません。
*****(転載ここまで)
追記:その後の状況は次のとおり。
「枝野幸男経済産業相は二日の参院予算委員会で、
関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働について、
隣接する京都府の山田啓二、滋賀県の嘉田由紀子両知事の理解が必要になる
との見解を示した。…(後略)」(東京新聞2012年4月3日)
では、両知事の態度は? というと、
福井・大飯原発:再稼働、京都・滋賀知事の理解必要 経産相表明 きょう閣僚協議
によれば、「…両府県には経済産業省原子力安全・保安院が
安全評価(ストレステスト)の結果を説明しているが、
両知事は慎重姿勢を示している。…(後略)」(毎日新聞2012年4月3日)
ちなみに同記事には、
「…政府は3日、野田佳彦首相と枝野氏ら関係3閣僚が初めて協議する。
ただ、枝野氏は同委員会の答弁で「専門家の分析評価を精査中で得心を得ていない。
現時点 では反対だ」と述べているほか、政府が理解を求める「地元」の範囲も
議論になっており、3日の段階で結論は出ない見通し。
…(中略)…
ただ、枝野氏は「(地元の)同意という言葉は使っていない」とも説明し、
政府は地元の「理解」は求めるが、手続き上は「同意」は必要ない
との認識を示した。いずれも福島瑞穂氏(社民)への答弁。」ともある。