本日5月21日午後3時、福井地裁で
大飯原発3、4号機の運転差し止め裁判の判決言い渡しがありました。
判決文で樋口英明裁判長は、
「原発は電気を生み出す一手段にすぎず、人格権より劣位にある」
と指摘(共同通信)しつつ、運転の差し止めを命じました。
原告の勝訴です!
かの地は先日の若狭道中で行ってきたばかり。
これからご報告をと思っていたタイミングでの嬉しいニュースとなりました。
裁判に関わられた方々のご苦労に、あらためて感謝と敬意を覚えます。
ということで、以下に大飯のご報告を。
(下の写真は大飯原発ゲート前)
このゲート周辺から、原発施設はまったく見えません。
通りすぎて山をくだると、海岸にでました。
上の写真右手にのびる水色のラインは、釣り客用の有料桟橋の橋桁(?)。
奥にみえる山には、大飯原発からの送電用鉄塔が並びます。
チラとでも大飯原発がみえないか、
行けるところまで行ってみようと歩きました。
天気のよい行楽日和で、
浜のあちらこちらにBBQや釣りをする家族連れの姿も。
風光明媚な浦です。
主に砂浜と、ところどころコンクリートで整備された遊歩道を、ズンズン歩きました。
30分も歩くと、整備された広場のような場所にでました。
3階建てくらいの高さの展望台があったので登ってみます。
360度の視界にはいる景色について説明する絵図がありました。
「大飯原発」の案内がでている方角を眺めてみます。
絵図によれば、上の写真の左手いちばん奥に「大飯原発」が位置します。
たしかに、大型クレーンと大きな建造物の屋根が遠望できました。
写真右手にすこしみえる陸地は対岸です。
海上からはすぐに見えますが
陸路だとぐるりとまわることになり、かなりの距離です。
おおい町からは視界にはいらないという
大飯原発の地理的な配置を目と足で確認できた貴重な経験。
ここで時間切れとなり、車まで走ってもどりました。
この若狭道中では、地元の方々がいろいろ教えてくださいました。
この裁判で意見陳述をされておられる方もおられます。
ぜひ、ご一読ください。
*第1回口頭弁論での原告・今大地さんの意見陳述
http://net.wan.or.jp/tzn/2013/04/23/大飯原発差し止め訴訟%E3%80%80第1回口頭弁論での意見/
*第2回口頭弁論での原告・中嶌哲演さんの意見陳述
http://adieunpp.com/download&lnk/nakajimatetuen.pdf
*第4回口頭弁論での原告・東山幸弘さんの意見陳述
http://adieunpp.com/download&lnk/higasiyama.pdf
この裁判の、より詳細については以下をご覧ください。
「福井から原発をとめる裁判の会」http://adieunpp.com
2014.5.21関連報道:
朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASG5P521XG5PPTIL014.html
共同通信
http://www.47news.jp/FN/201405/FN2014052101001209.html
沖縄タイムス(電子号外)
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=70241
NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140521/k10014612701000.html
西日本新聞
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/89646
読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140521-OYT1T50131.html?from=tw