湘南ゆるガシ日和 ・・・急がず、休まず

湘南でゆるゆら暮らしココロ赴く先へガシガシ出かけるライター山秋真が更新。updated by Shin Yamaaki

変化おそれぬ伝統:京菓子・渋皮栗包み

2010-09-25 23:59:59 | 食/おいしいもの(到来)

根がはえたように机の前に座する日々がつづくと
遠方からの到来品があるから不思議だ。



この日いただいたのは
京菓子司・俵屋吉富の渋皮栗包み。



「俵屋吉富の由来」をみると、
伝承の暦は1755年にさかのぼるらしい。

「…創業以来、京都御所の北西の辺…にあって、
代々禁裏誤用つとめる菓子司として格付けされ…
その後、今日に至るまで、絶えず新しさを追求して技を磨き高め、
…京菓子の神髄を究めて」きたという。

進化しつづけることで息づく伝統、ってこと?

包みをひらくと、なんとも愛らしい姿があらわれた。



パイ皮につつまれた白餡と渋皮つきの栗。
量においても味においても、
そのいずれかが突出するということがない。
おのおのの素材がよく調和し、ひとつの味を醸す。

変化をおそれぬ伝統の味、「ごちそうさまでした」。

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