サバ奈子

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函館市 野外彫刻 元町地区 その3

2020-04-17 05:27:36 | 野外彫刻

函館元町公園に来ました。

まず古い洋風建築が目に入ります。

旧北海道庁函館支庁庁舎(北海道指定有形文化財)
旧北海道庁函館支庁庁舎は、明治42年(1909年)に建てられ、公園造成と合わせて
昭和57年(1982年)に修復整備されたものです。特徴のひとつに柱廊玄関があり、
2階に張り出した屋根が柱頭飾り(コリント式)と中央部に膨らみのある(エンタ
シス風)巨大な4本の柱で支えられています。
明治末期の函館を伝えるこの洋風建築物は、北海道開拓の歴史上価値が高いこと
から、昭和60年(1985年)北海道有形文化財に指定されています。
現在は、1階を元町観光案内所として利用しています。

公園の敷地内に 函館四天王像 があります。
明治期の函館の発展に尽力した4人の財界人、今井市右衛門・平田文右衛門・
渡邊熊四郎・平塚時蔵のブロンズ像。
元町公園の開園に合わせ、1982(昭和57)年10月に設置。

(向かって左から)
今井市右衛門(石川県能登出身)
1864(元治元)年、函館最初の洋物店(西洋雑貨店)を開業。箱館戦争後の資材、
用品不足に助けられ大いに繁盛し、函館屈指の大商人となりました。
明治に入ると北海道最初の新聞社「北溟社」を渡辺熊四郎・平田文右衛門らと設立。
医師と共同で福祉事業の育児会社や恵まれない人のために鶴岡学校を運営しました。

平田文右衛門(函館出身)
呉服太物商を営み、他の四天王とともに造船所、器機製作所、学校、病院、新聞社の
設立等を主唱し、計画・実行。函館の将来のためには港湾の整備、船渠の完成、奥地
に通ずる鉄道の敷設が急務であると考え、函館・小樽を結ぶ函樽鉄道株式会社(現在
のJR函館本線のうち、函館~小樽間)の創設に努力したことでも知られています。

初代・渡邊熊四郎(大分県竹田出身)
1869(明治2)年に金森洋物店を開業し、のちに書店や船具店、海運業、倉庫業など
を展開。函館病院の再建に尽力しました。
2019(平成31)年に閉店した棒二森屋デパートは、末広町で開いた金森森屋百貨店が
前身。現在は観光スポットとして知られる金森赤レンガ倉庫も、初代・渡辺熊四郎の
設立した金森商船が建てた倉庫をリノベーションしたものです。

平塚時蔵(青森県田名部〈現・むつ市〉出身)
呉服太物、西洋雑貨の販売を業とし、1875(明治8)年には渡邊熊四郎、平田文右衛門、
今井市右衛門等と協力して書店・新聞閲覧所を設けたほか、1878(明治11)年には
函館新聞社を創立。函館公園の開設にも関わり、第一公立病院の創立、弥生小学校の
大火からの再建など、慈善事業にも貢献しました。

同じく元町公園の中に彫刻あり。

大地と海と僕たちと
     安藤泉
緑豊かな山並みと 大海原の恵みに支えられ
僕らの夢は広がる

いくつかのの作品が点在して一つの作品になっています。

安藤 泉 は神奈川県出身の鍛金彫刻家です。

東京芸術大学美術学部卒業後、銅を素材にした鍛金技法でご活躍されています。

現在は、多摩美術大学客員教授、金沢美術工芸大学客員教授をされています。

作品が多いので、写真の枚数が多くなってしまいました。


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