| 大吟醸 |
中島みゆき,萩田光雄,瀬尾一三,石川鷹彦,井上堯之,船山基紀,戸塚修,福井峻,吉野金次 |
ヤマハミュージックコミュニケーションズ |
大吟醸とsingles2000、のどちらについて書こうか、もしくは、他のアルバムにしようかかなり長い時間迷った、、。どちらでも素晴らしいことにかわりないけど、タイトルで、大吟醸にしようか。どちらも、というか、中島みゆきさんの場合、本当に迷うのだ。聴いて弾むような明るい気持ちになる事はあまりないのが中島みゆきさんの作品だけど、、聴いてから一人で様々なことを考えて、あまり人と喋りたくない気持ちになる。歌詞の言葉について、じっくり考えるのがいいのだ。ジブンにとり、中島みゆきさんは、ただ好きなだけではなく、敬愛の念と言うか、尊敬の念が強いかたで、シンガーというより、詩人のようでもありますし、、真の意味での天才と言うのは、このようなかたの事をいうのだろうと考えています。
「命の別名」(singles2000)を朝、車のなかで聴いたあとこれを書いていますが、、。人はみな同じものをみているのに、その、同じものをみて、ここまで感じ、受け止めそれを詞にできる人と、ただみて終わる人との、その余りに大きな開きに、ただ愕然とするばかりだ。せめて、、そうだ、歌を聴き、歌詞を噛み締めながら聞くことで、いくらかでも、ほんのちょびっとでもマシな人間になれたら、幸せだなと思う。