可燃物(米澤穂信/文藝春秋)
群馬県警察本部捜査第一課 葛(かつら)警部が主人公の本格推理。
拝見しているブログで新刊が出ていることを知ったが、しばらく図書館では借りられそうにないので、出張先で持参した本を読み終えたのを言い訳に、購入することにした。
警察の捜査の中で生じた謎を、主人公が、すべての証拠に基づいて思考の限りを尽くして解きほぐす。作者がインタビューで、警察小説というよりは警察ミステリだと発言しているのを見かけたが、その意味合いが非常によく分かる。民間の探偵と異なり、警察官は、科学捜査や防犯カメラの映像など、すべての証拠を手に入れることができる。
また、作者は『米澤屋書店』で、「日常の謎」ではなく本格ミステリの範囲でも、新たな謎はいくらでも創れる、という趣旨のことを書いていたと思うが、それを実証する作品、とも言える。
凶器探し、動機探しなど、5編が収録されている。好みの作家の、短編推理。多くの作品が書かれることを祈りたい。
「版元ドットコム」の画像が「利用不可」の場合が増えているなと思っていましたが、調べてみると、しばらく前からほぼ使えなくなっているようです。著作権を侵害しないような撮影方法を工夫するのも面倒なので、当面、別の画像を掲載します。
群馬県警察本部捜査第一課 葛(かつら)警部が主人公の本格推理。
拝見しているブログで新刊が出ていることを知ったが、しばらく図書館では借りられそうにないので、出張先で持参した本を読み終えたのを言い訳に、購入することにした。
警察の捜査の中で生じた謎を、主人公が、すべての証拠に基づいて思考の限りを尽くして解きほぐす。作者がインタビューで、警察小説というよりは警察ミステリだと発言しているのを見かけたが、その意味合いが非常によく分かる。民間の探偵と異なり、警察官は、科学捜査や防犯カメラの映像など、すべての証拠を手に入れることができる。
また、作者は『米澤屋書店』で、「日常の謎」ではなく本格ミステリの範囲でも、新たな謎はいくらでも創れる、という趣旨のことを書いていたと思うが、それを実証する作品、とも言える。
凶器探し、動機探しなど、5編が収録されている。好みの作家の、短編推理。多くの作品が書かれることを祈りたい。
「版元ドットコム」の画像が「利用不可」の場合が増えているなと思っていましたが、調べてみると、しばらく前からほぼ使えなくなっているようです。著作権を侵害しないような撮影方法を工夫するのも面倒なので、当面、別の画像を掲載します。
ニュースでしか知りませんが捜査第一課特殊班、いわゆるSITが出動していたようです。
もう少し大げさになると、警視庁のSATが出てくるみたいです。