少し偏った読書日記

エッセーや軽い読み物、SFやファンタジーなどの海外もの、科学系教養書など、少し趣味の偏った読書日記です。

物理学者のすごい思考法

2021-08-14 07:00:00 | 読書ブログ
物理学者のすごい思考法(橋本幸士/インターナショナル新書)

3月下旬に紹介した『「宇宙のすべてを支配する数式」をパパに習ってみた』と同じ筆者。

作品中に、「牛を球だと考えてみよう」というフレーズが出てくる。別の本に、同じことが書いてあったはずだと思って調べてみると、『物理学者はマルがお好き』だとわかった。読んだのはずいぶん前だが、かなり面白かった気がする。筆者は、ローレンス・M・クラウスという宇宙物理学者で、「宇宙が始まる前には何があったのか?」という本も書いている。こちらは本格的な宇宙論で、宇宙の最後は、ビッグフリーズ(限りなく広がり、最後にはすべての物質が消滅する)であることを説明している。

いずれにしても、牛を球だと考える、というのは、物理学者的な発想で、ジョークのネタにもなっているらしい。

筆者は、超ひも理論を専門とする京大大学院の教授。今回、紹介する作品は、科学解説書ではなく、軽いタッチのエッセー。いわゆる理系の人にとっては、非常に面白いのではないか。もちろん、文系の私も、楽しく読ませていただいた。


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2 コメント

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Unknown (take16bb)
2021-08-21 18:09:44
ただいま、図書館で予約中です。手に入れるまでは、まだすうかげつかな?読んだらブログで紹介の予定です。
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Unknown (sadao-mii)
2021-08-21 18:52:29
コメントありがとうございます。
このあたりの図書館では、SFはまず購入しないので、自分で買うしかありません。
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