暗殺者たちに口紅を(ディアナ・レイバーン/創元推理文庫)
40年間、暗殺組織で勤務し、60歳で定年を迎えた4人の女性。退職記念クルーズに参加すると、彼女たちを殺すために送り込まれた組織の刺客に気が付いた。
帯や裏表紙の宣伝文句で、読んでみよう、と思った。読み始めるとすぐ、すいすいと読めることに気づき、それが最後まで続いた。時おり若い時の回想シーンが挿入されるので、現在と過去が交互に記述される、おなじみのスタイルかと思ったが、回想シーンは必要最小限で、煩わしさは感じなかった。
暗殺組織の名称が「美術館」で、その組織原理もよく考えられている。推理小説でもないし、ストーリーの先読みなどせずに、素直に楽しめばよい作品かと。
スパイ小説もそうだが、こういう作品は、シリーズ化するのは難しそうだ。作者は続編を書くことについて明確には語らず、絶対に書かないとはいわない、とだけ述べているそうだ。
題名がおしゃれなので、原題を確認すると、
"Killers of Certain Age"
直訳すれば「一定年齢の殺人者」だが、
certain age は、女性に関して 年配の意味で用いられる、との解説。
なお、画像は、書影とは無関係のイメージです。若すぎますが、まあ、若い時の記述もあるので。
40年間、暗殺組織で勤務し、60歳で定年を迎えた4人の女性。退職記念クルーズに参加すると、彼女たちを殺すために送り込まれた組織の刺客に気が付いた。
帯や裏表紙の宣伝文句で、読んでみよう、と思った。読み始めるとすぐ、すいすいと読めることに気づき、それが最後まで続いた。時おり若い時の回想シーンが挿入されるので、現在と過去が交互に記述される、おなじみのスタイルかと思ったが、回想シーンは必要最小限で、煩わしさは感じなかった。
暗殺組織の名称が「美術館」で、その組織原理もよく考えられている。推理小説でもないし、ストーリーの先読みなどせずに、素直に楽しめばよい作品かと。
スパイ小説もそうだが、こういう作品は、シリーズ化するのは難しそうだ。作者は続編を書くことについて明確には語らず、絶対に書かないとはいわない、とだけ述べているそうだ。
題名がおしゃれなので、原題を確認すると、
"Killers of Certain Age"
直訳すれば「一定年齢の殺人者」だが、
certain age は、女性に関して 年配の意味で用いられる、との解説。
なお、画像は、書影とは無関係のイメージです。若すぎますが、まあ、若い時の記述もあるので。
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