三太郎一家・福猫はどの子!PART7(完結編)

三太郎一家を応援してくださった方々に送るブログ
※写真文章の無断転載リンクを禁止

ナナちゃんとの思い出

2017-10-27 13:13:09 | 保護ねこを看取るとき
きょう霊園にナナちゃんを運びました。
昨日の夕方、お世話になっていた病院で亡くなりました。
2012年から今年の初めまで、私の事務所で暮らしていた預かり猫のナナちゃん。
月額1万円の飼育費用で預かっていました。医療費は保護依頼者が負担。
口内の炎症を繰り返す子で、抜歯治療をしても完治することはなく、
炎症を繰り返していました。私がカフェ運営やカフェクローズのために多忙な生活となり、
完璧な飼育ができなくなり、だんだんと入院する回数が増え、期間も長くなっていったのです。
保護主さんの負担とは言え、多額の医療費となっていくナナちゃんのことを
獣医さんが心配して下さり、今年の初めから、特別に格安で預かって下さいました。
本当に有難いことです。ビビりのナナちゃんは、最初はトイレの中で固まっていましたが、
だんだんと先生にも心を開いていったそうです。他の猫の通院の時、病室を覗くと
ケージから出て、走り回るナナちゃんの元気な姿を時々、見ることができていました。
ナナちゃんは可能な限りに治療を受けることができました。獣医さんに感謝しています。
そして多額の飼育料と医療費を負担された、保護依頼者を尊敬しています。
すごいと思います。保護した猫を最後まで責任をもって費用負担されました。
ありがとうございました。ナナちゃんに代わり、お礼を言います。






実はナナちゃんは、私の猫活動を変えた猫だったのです。
2014年、猫活動に燃えていた私の譲渡会開催に、参加していたナナちゃんの行動を見て、
その後、譲渡会を止め猫カフェ運営へと進んでいったのです。
ナナちゃんは元々は、保護者の家で暮らしていました。とても良い環境でした。
そのまま暮らしていければ良かったのですが、猫ボラされていた保護者の方が、
多頭飼いになることを恐れ、私の譲渡会に参加希望されたのです。
嫌がるビビりのナナちゃんを無理やり捕まえて、キャリーに入れ会場に運ぶ。
そしてまた嫌がるナナちゃんをキャリーから、引っ張り出し、会場のケージに移し展示する。
ナナちゃんは、それを嫌がり抵抗するのです。確か2回目の譲渡会の時には、
保護主さんの手を噛むようになっていました。手が嫌いになったのです。
そして最後に自宅で、同居していた、オバァさんの手を噛んだのです。
おバァさんは激怒!ナナちゃんを捨てるようにと、言うようになったのです。
捨てること(元居た場所に戻す)を反対した、私が預かりました。
譲渡会の展示に向かない猫が多かったです。家では穏やかな猫も会場では恐怖で固まる。
大勢の人達を見ると、もっと固まる。これじゃ保護猫の魅力は、猫希望の方には伝わらない。
そう考え、場所を借りての譲渡会を止める方向に進んでいったのです。

ナナちゃん。ありがとう。あなたのシャイな性格が好きでした。
7歳。腎不全。早い死です。口内の炎症がでる猫の寿命は短い。
過去にマイケル、おこげちゃん、かー君も同じ病気で死にました。
そして現在、口内の炎症を持つ猫は4匹。少し気持ちが落ちついたら
この猫たちを、どう飼育しているか書いてみます。悲しい経験は力となっています。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ごめんね。イーちゃん | トップ | 感謝あるのみ! »
最新の画像もっと見る

保護ねこを看取るとき」カテゴリの最新記事