さいたま市議会が閉会、認可外も保育料助成などを盛り込む
さいたま市議会6月定例会は26日、2020年度一般会計補正予算案など33件の市長提出議案を可決・承認・同意して閉会しました。
一般会計補正予算案のうち、第11号は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために認可外保育所の登園自粛に協力した保護者に対し、保育料の一部を助成するものなどで、日本共産党を含む賛成多数で可決されました。
市は当初、保育料の助成について認可保育所のみを対象としていましたが、インターネットで保護者らによる署名運動が広がるなど、市民の声に押されて認可外保育所も対象に加えました。共産党も、国や市に改善を求めてきました。
このほか、共産党は6議案に反対。金子昭代市議が討論に立ち、保育所などの保育士配置基準を緩和し、時間帯などによって資格を持たない人の配置を可能とする条例案について「コロナ禍で医療従事者が働き続けるために保育所などが果たした役割は大きく、行政が行うべきは保育士配置の規制緩和ではなく、保育士の処遇改善だ」と主張しました。