小諸の古民家再生も、もうじき竣工です。
建具の塗装、特注家具の制作と、
外周りを残すばかりとなりました。
中抜き板戸の 縦繁障子の組子からみた和室。
この建具は古い既存の建具です。
塗装と障子紙はまだです。
こちらの古民家再生は、
かれこれ2年半前にお話が来た設計で、
本当に長らくお待たせしてしまいましたけれど、
なかなかの仕上がりになってきました。
荒壁にカラスシェード。
私達で仕入れているレトロな照明が
古民家にとてもよく似合います。
ちょうど、窓から見える古民家は、
こちらの古民家の持ち主さんの家でした。
今は売りに出ているようです。
物置として使う予定の屋根裏部屋ですが、
窓からの眺めがとてもよく、
物置にするにはもったいない空間になりました。
工事中はもっぱら職人さん達の
休憩スペースとして使われていました
先日、搬入された特注のキッチンも、
フードが取り付けられ、使える状態です。
仕上げは、
天井はモイスで、床は赤松の無垢板30ミリ、
そして壁はタイルです。
こちらのタイルは本来なら受注生産品のものですが、
在庫品をメーカーに問い合わせまして
取り寄せたものです。
淡いブルーの雲のような模様が
とても素敵でした。それに合わせて
窓周りにブルーのモザイクタイルを貼りましたら、
大正ロマン的になりました。
トイレも出来あがりました。
壁はドイツ漆喰のカルクフィールというものを
左官屋さんに塗ってもらいました。
骨材が入った漆喰のため、
少し粗めの仕上がりですが、
コテむらの加減が いい雰囲気になりました。
石膏ボードにシーラー処理なしで
一発塗りができる材料でしたので、
工期と価格の面で、今回採用することにしました。
床には脱衣室用のコルクタイル、
便器の下は、汚れやすいところですので、
大判のタイルを貼ってあります。
古色と調和していて
写真ではよくわからないですね。
お風呂も完成しました。
檜板壁のお風呂です。
腰部分はタイルで、
床は浴室用のコルクタイルです。
足裏がとても暖かです。
あともう少しで完成なのですが、
一足早く ゴールデンウィークということで
仮引き渡しをしまして
お施主さんにはお泊りをしてもらっています。
完成が待ち遠しい~
(k.m)