さいふうさいブログ

けんちくのこと、日々のこと、いろんなこと。長野県の建築設計事務所 栖風采プランニングのブログです。

住まいのアフターケア

2013年03月31日 | 現場4~長野市 土蔵住まい改修計画

2年前に長野市で土蔵を住まいとして再生した

Mさん宅に昨日久しぶりに行って参りました

  

もう春だというのに

長野市へ行く途中の菅平高原では

こんな見事な樹氷が! ビックリです

P1280530

桜満開の写真をUP出来るのは一体いつなのでしょう・・・

  

一昨日の晩のことですが

Mさんから

「玄関の鍵(引戸錠)が破損した!」

との連絡を受けました。

 

竣工して2年で錠が壊れるというのは

珍しい・・・

と言いますか

今までそのような事は無かったので

すぐに玄関建具を製作してもらった建具屋さんに連絡を入れたのですが

翌日の対応は予定があり難しいとのこと。

  

防犯上、鍵が壊れていればMさん外出も出来なくて大変困るでしょうから

建具屋さんのアドバイスを受けながら

連絡を受けた翌日には

鍵の修理をしに伺うことにしました。

(修理はうちの旦那さんがやります。)

P1280556

      

Mさんから破損した部分の写真をメールで送ってもらい、

破損していそうな部品の目途をたて

とりあえず同じ品番の鍵の在庫があるかないかを

建具屋さんや近くの金物屋さん、ホームセンター等で

探してみました。

結局、同じ錠の在庫は無く

サイズの合う他メーカー品を用意して

部品交換で対応してみることに。

 

P1280559

割りピンが折れてしまっていたので

そのピンを取り替えることで

直りました~

(よかったよかった)

  

建具屋さんに改めて聞いたところ、

ここ最近、このメーカーの引戸錠のトラブルがあるらしいとの事。

週明けにメーカーに問い合わせてみよう・・・

  

他にもMさんからは気になる箇所があると仰ってたので

その部分も確認してきました

大雪の時に屋根の古い漆喰部分が一部剥脱したので

そういう箇所もこの春には修理をします。

 

このように、

家は完成した後も

思わぬ不具合があったり

メンテナンスなどしなければなりませんので

アフターケアの対応をしていきます

 

携わった物件が増えていくにつれて

アフターケアの対応をする物件も増えていくのですが

以前、勤めていた設計事務所時代の担当物件から

独立以後の物件まで

ちょこちょことアフターケアをさせてもらって

(倒産する工務店が十数年前は多かったので・・・)

それがある程度の実績として積み重なってきまして

そのお陰?で

数年前には主人は建設業許可を得るまでになりました

(私は設計のみですが、主人は施工も出来るようになりました)

  

この住まいのアフターケアに対応をすることが

設計をする上では非常に重要だと感じていまして、

その経験を設計に活かしていくように

心がけております☆

  

さて、久しぶりにMさんご家族にお会いして

お子さん達がとても大きくなっていてビックリ!

設計者として気になる住み心地のことも伺いましたら

2階の方が夏は風通しよく、冬は暖かいとの事でした

特に目立つ結露もないようでしたし、

光熱費も床暖房費も入れても

ランニングコストはだいたい安定しているそうです。

(1年分のデータも頂いて参考にさせてもらってます)

床暖房の入れる時期、温度設定など

Mさんはいろいろ住まいに合わせて工夫しておられました。

こういうことはやはり住んでみないと分からない部分ですので

経験談を出来るだけ伺いながら

今後の設計に繋げていきたいものです。

 

 

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