さいふうさいブログ

けんちくのこと、日々のこと、いろんなこと。長野県の建築設計事務所 栖風采プランニングのブログです。

やっと板金屋さんが入ってくれました

2014年11月13日 | 現場7~上田市 蚕室造り民家の改修

暫くブログを更新しておりませんでしたが、上田の古民家改修工事はまだ続いております(汗)

  

5月に一応引き渡しは済んでおりますが、外部工事が残っておりました。

その中でも板金屋さんがなかなか捉まらずで、工事が延び延びになっていたのですが

ようやく10月半ばに現場入りして頂きました

 

 

事前にお施主さんと「屋根」「雨樋」「雨樋の受け金物」の色を決めました。

 

「雨樋の受け金物」については色を指定しなければ一般的には銀色になります。

上田市はあまり雪は多くありませんけども、たまにドカッと降る事もありますので

雨樋の受け金物の間隔を1.5尺ピッチにします。

  

一昔前はこれが3尺ピッチでしたので

雨樋が雪の重みで曲がったり歪んだりしているのをよく見かけます。

 

そんな訳で、今は1.5尺ピッチで受け金物を取り付けているのですが

「雨樋の色」と「受け金物の色」があまりにも違い過ぎると

この受け金物が密に取り付いているため目立ちます。

ですので、敢えて受け金物の色まで指定しています。

(面倒臭がられますけどネ) 

    

さて、こちらの下屋の屋根を修理をすることにしているのですが

 

塗装の塗り替えで保てるのか、板金をやり変えた方が良いのか

設計側では判断しきれなかったため板金屋さんに判断を仰ぎまして

結果、板金をやり変える事になりました。

 

屋根をやり変えると言っても

剥いでやり変えとなると、外壁が絡み、補修工事範囲が更に広がってしまいますので

既存の板金屋根の上に新たな板金を被せる、という方法をとる事になりました。

  

既存の板金屋根の上に新たな屋根下地を作ります。(防水も)

  

  

下屋屋根の修理完成です↓ 

 

 雪止め金物も新たに付けてもらいました。

  

と、ここまでは良かったのですが、

まだ大屋根の雨樋の交換が残っていました。

 

こちらの板金屋さんは本当にお忙しく、

なんでそんなに忙しくて連絡も殆ど取れなかったのかと聞けば

大きなお仕事を幾つか抱えていたそうです。

その一つに、飯山駅の工事もやっていたそうです。

ちょうど数日前に飯山駅開業のニュースがやってました。

   新しい飯山駅開業で記念式典

これね~ なるほど。

道理で捉まらなかった訳だ。

 

そんなお仕事の合間を縫って

私共の現場に入って頂いたのですが、

私が「雨樋の受け金物」を色付きでお願いしてしまったため

特注で納期が掛かり、

納品を待っていると板金屋さんのタイミングが合わず、、、 

   

もう来年じゃないとできない!

 

と仰るじゃないですか

がーん

  

や、やばい。。。

私のせいか、、、。

と、

ちょっぴり責任を感じていたのですが

  

なーんと!

急に、現場に入れるって連絡がありまして!!!

今日から再度また現場入りして下さいました!

 

わーい!なんとか年越さずに済みそう!

  

というところで、この機会に我が家の雨樋も修理してもらえないだろうか、

とか、密かに思ってたりします。

(今年の記録的大雪であちこち破損してしまっているので

  

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