さいふうさいブログ

けんちくのこと、日々のこと、いろんなこと。長野県の建築設計事務所 栖風采プランニングのブログです。

ボイラー壊れて床暖房なしの年末年始・・・

2016年01月16日 | ◆実践:室内温熱環境・暖房・結露

2016.1.15 の我が家

まとまった雪を未だ目にしておりません。 

穏やかなお正月で助かってます。

 

ちなみに昨年の同じ時期はこうでした↓

2015.1.15 です。

   

 

さて、半月前の大晦日の事。

  

慌ただしく片付けやらお正月の準備やらでバッタバタな時に

おや? 床が冷たいような。

(上の写真の古民家とは別に、昭和建築の離れで、全館24時間床暖房な暮らしをしているのですが)

ん?

薪ボイラーの湯温が下がったのかな?

薪と灯油のハイブリッドな床暖房をやってます)

薪ボイラーの様子を見に行ったら、

ん? 何がいつもと違う。

 

し~ん

・・・

 

あっ!

ポンプが動いていない!

灯油ボイラーの。

 

耳を澄ませ、

よくよく灯油ボイラーを確認しても

し~~~ん

・・・

 

室内へ戻って

リモコンの表示を確認する。

何も変わっておらず

エラーメッセージも出てない・・・ぞ

  

ん?ん?んんん????!!!

 

これは、もしや、壊れたのかも!

知り合いの設備屋さんに、大晦日な時に電話して聞いてみると

うん、間違いなく

壊れた模様。

 

・・・

 

床暖房用の灯油ボイラー

2005年1月21日より使用しておりまして、

2015年12月31日午後2時くらいに止まりました。はい。

ほぼ丸11年使用した事になります。はい。

 

実は2014年10月24日にもボイラーの調子が悪く、メーカーさんに修理をしてもらっておりまして

灯油ボイラー、だいたい10年で壊れるという事は知ってましたので

(携わった建物では、早いお宅で7,8年くらいで壊れたところもあります。)

いよいよ我が家のボイラーもそろそろか、、、とは覚悟はしておりました。 はい。

 

で、

2015年の10月、床暖房を稼働する時、ボイラーが動かないのではないかと覚悟していたのですが

その時は無事に動いたので、やれやれと胸をなでおろしていたものの

そろそろ交換の準備をしなくてはね、と主人と話をしてはおりました。

ら、

年末時分にポンプの音がいつもより大きくなり

ボイラーの異変に気がついていたのですが、

年の瀬の慌ただしい時に修理手配している余裕がなく、、、

取りあえず、年が明けたら~

なんてそのまま様子をみていたらっ

 

大晦日に

見事に

こんな時に?!!!なタイミングで

止まりました

 

よりによって、大晦日ですよ。

メーカーもどこも皆、お休みじゃないですか~~~~

 

なんでよりによって、とブツブツ言ってたら

主人は、

「そんなもんだよ~」ってケロッとしてるし!

 

もう、開き直って笑うしかなかったデス。

  

 

で、また追い打ちをかけるように笑える?のがですね

 

「あー 床暖房止まってどうしよう~ お正月寒いよう~」

って私が泣き事いっている大晦日にですね

 

ちょうどお引き渡しを済ませたばかりのお施主さんからメッセージが入りまして

ありがとうございます!すごい!すごい!いいね~いいね~とみんなで連発しています。暖かいし、きれいだし、本当に最高の大晦日です

と嬉しいメッセージが!(嬉泣)

更に

最後の最後まできれいにお掃除して頂いて、泊まるにも本当にお陰さまでした。ありがとうございました。床暖、最高です。

と!

 

    

だよね

だよね

気密の低い古民家、やっぱり床暖なのだよね

最高なんだよね

そうなのよ

 

だから、我が家も床暖。

 

だからおススメしているのよ。

 

 

その床暖が~~~ 

・・・ 

同じ大晦日でも

最高な大晦日なお施主さん に対しまして 最悪な我が家

天国と地獄みたいなこの状況。

更に笑える始末でございました。 あはは・・・

 

そんな我が家の事はどーでも

お施主さんには喜んでもらえて良かったです☆

  

 

そんな訳で、、、

海野宿で暮らしてから、始めて全館床暖房なし!な冬を過ごすはめになり

今もまだその状態が続いておりまして・・・

熱交換用の薪ボイラーは、内部の水を凍らせないためにたまに火を入れながら、

取りあえず新しい灯油ボイラーの手配はしました。

 

 

熱源をどうするか、予算など含め

色々考えた結果、

ヒートポンプもいいなと思ったのですが(実績をみても)

ヒートポンプを導入するとなれば、我が家の場合は電気工事が必要になって結構まとまった費用になりそうだったので、

昨年から稼働している薪ボイラーもあることですし、

廃材を薪にしている間は光熱費の事はあまり考えなくてもいいので

今回も灯油ボイラーにしました。

(灯油は災害時の事を考えても、常備しておきたいという考えもありました。エネルギー分散で)

 

ただ、補助暖房として今まで床暖房プラス、開放型石油ファンヒーターを使っておりまして

この「開放型暖房器具」を止めたい!

と、常に考えておりましたので

これを機会に、床暖房の他に、温水ルームヒーターも出来る灯油ボイラー(2温度式)を導入する事に。

(ルームヒーターの配管は来年を目途にやりたいと思ってます)

 

とはいえ、2温度式のボイラーで床暖とルームヒーターの組み合わせで暖房をやった前例が私共には無く、

設備屋さんに聞いてみても、やった事が無いそうで。。。

温水の温度が、床暖房の温水と、ルームヒーターの温水と、温度が違うし

更に、我が家は薪ボイラーも使っている訳で、

うちの主人も相当悩んでおりました。

で、私も横で、あれこれ思いついた事をテキトーに言ってみる。

 

取りあえず、我が家は実験住宅みたいなもの。(←設計に活かせますし!)

薪と灯油のハイブリットな熱源で、全館床暖房+温水ルームヒーターで

さてどこまでどうなるやら。

賭けみたいな部分も正直ありまして(薪と灯油の消費量が)

結局は、やってみないとわからないや! となりましたデス

 

という事で、

新しいボイラー待ちな状況ですが

今年は本当に暖冬で、床暖房ストップでも取りあえず楽しく?(特に息子)暮らしています

<板の間生活>から一変して<畳・炬燵生活>が、息子にとっては楽しいみたいです。

  

さて、床暖房が復旧した暁には

全館連続暖房の光熱費&暮らし方と、

昔ながらの局所間欠暖房の比較が改めて出来るかなと思います。(復習)

そう、いつでも

転んでもただでは起きないのであります

 

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コメント
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