仕事は既に始まっておりますが、
1月(正月)というのは、様々な行事が毎週のようにあり、
なかなか忙しいものです
大正月(1月1日から7日)が終わればお正月はお終い、という気分に私はなるのですが、
私達は元々地元ではない土地に移り住んでいるので、この地の風習というものがまだよく分かりません
ですので(この土地へ移住して14年目にもなっているに)
まだまだご近所さんに倣いながら聞きながら、この土地の風習を覚えていきたいと常々思っているところ
で、
お正月飾りをいつ下ろすのか、ですら、未だに自信がない私、、、
お正月飾りは松の内まで、という事は分かります。
そして、その下ろしたお正月飾りをどんど焼きで焚く、というのも信州へ来てから知りました
となると、どんど焼きの日までが松の内、と思っているのですが、
海野宿では白鳥神社でやるどんど焼きと、
話に聞くところによれば、昔は数軒の隣組毎で表の通りで焚いていた時期もあったとか。
(でも最近はやらなくなったそうです)
白鳥神社のどんど焼きで焚いてない家は、戸々で焚いている?ようなのですが、不確かなのでいつかご近所さんに聞いてみるつもりです。
我が家のお正月飾りは移住してきてからずっと白鳥神社で焚きあげてもらってましたので、
今年も白鳥神社へしめ飾りを持って行きました。
どんど焼きで焚きあげるダルマやしめ飾りが社殿前に並びます。
今年は1月7日がどんど焼きでした。
小学生を中心に行われるどんど焼き。
今年は息子も中学生になっており、小学生の時のようにまゆ玉を作ってどんど焼きに参加はしませんでした
白鳥神社で行われるどんど焼きの日程は、毎年、成人の日の前日に行われているようで、どんど焼き同日に消防の出初式もあります。
白鳥神社にも地元消防団のラッパ隊が。
火を扱う行事の時に、消防の出初式も重なるのは防災的に大丈夫なんだろうかーと、ちょいと心配になるのは私だけ?
まあ、消防の事は置いておきまして、松の内はいつまでと考えればよいの
どんど焼きの日までなのか
(ここ海野宿周辺では成人の日の前日、要するに1月の第2日曜日までとなるの?)
しかし、どんど焼きが子供の行事とするならば、子供が大きくなってしまえば、どうなるのかしら?
改めて海野宿の街道沿いの家々を見てますと、小正月までしめ飾りを掲げていらっしゃるお宅もあります。
やっぱり小正月まで? ん~悩ましい
元々、成人の日が1月15日(祝日)だった時は、小正月の行事もその祝日と合わせて行うことが出来たものが、
2000年からハッピーマンデー制度により成人の日が1月の第2月曜日に変動祝日になったことで、
海野地域行事としてのどんど焼きも、成人の日と連動、変動で対応するようになったのだと思われるのですが、
しかし一方で、小正月で行っている家もあり、混在している状況なのかもしれません。
(もう少し、ご近所さんに機会あれば伺いたいところです)
ということで、お正月って
大正月だけでなく
小正月もあれば、
旧正月もあり、
最近知ったのはカニの年取り(六日年)という風習が信州(ここ東御市でも)にはあるそうで、
(これが七日正月と関係するものなのかは分かりませんが)
ますます興味深い
二十日正月というのもあるらしいし、
道産子なワタクシにとっては知らない習俗ばかり
しかも、
新暦や旧暦、節句と、地域性とで、私の頭は混乱してしまいます
となれば、一から順序立てて色々と調べたくなるもので、
そうだ!
ちょうど知人から旧東部町誌など頂いた本があったと思い出し
この機会にこそ~と、ごそごそ出してきました。
有難い頂きもの(本)です(左端の本は別。今回、自分で買った本です^^;;)
調べてみるとカニの年取りについても記載がありました
一月六日は、六日年(ムイカドシ)と呼んで、改めて年取りをするそうです。
またこの日をカニドシともいい、沢蟹をとってきて夕飯の用意の火であぶり串に刺して、玄関口やその他の家の出入口に飾るのだそうです。
かには、悪魔をはさみ切り、幸せをかに(き)集めるといわれているだとか。
近年は沢蟹もいなくなったので、和紙にかにと書いて戸口に張りつける家もあるとの事。
それがこちらの写真↓
(「日本の心を伝える 年中行事事典」野本寛一編 岩崎書店 より)
こちらに掲載されている写真の提供者さんと、実はSNSでたまたま知り合う事が出来まして
有難いことに貴重な写真を幾つかご提供いただきました!
(東御市 加沢地区)
カニの絵がなんとも愛嬌があって可愛い! 今年の平成30年の蟹もいますね~
これらカニの絵は、毎年貼り替えるのではなく自然に剥がれるまま置いてあるとの事です。
このようなかに年の習俗は、北信の一部から北佐久、小県、諏訪にかけて、また、群馬県吾妻郡の一部に限られてみられるそうです。
(参考 「東部町誌 民俗編」、「上田・小県文化大辞典」)
こういう事を調べ始めると、つい仕事そっちのけで夢中になってしまい、
早速、旦那さんから、おい、図面描かないと現場が困るぞ!煽られてしまいました
では詳しく調べるのはまた改めてにするとしまして
正月行事の話に戻します。
我が家恒例の正月行事と言えば、
7日には七草粥ですね。
ちょうど今年は7日がどんど焼きでしたから、正月飾りも鏡餅も下ろし、
そのまま11日の鏡開きまでお餅を置いておくとお餅にカビが増えてしまうと思いまして、
早々に鏡開きをして、そのお餅を七草粥へ一緒に入れていただきました
そして7日の夕方頃には、
何度もこのさいふうさいブログに登場しております信濃国分寺の八日堂縁日(1月7日、8日)へ家族でお参り
更に翌日8日の朝には、もう一度八日堂へ、うちの旦那さんに絵入りの蘇民将来府を求めて並んでもらい、今年も有難く護符を頂いて参りました~
2018年 蘇民将来符
真ん中:山越隆夫さん / 右:蘇民将来符 金山昇さん
八日堂縁日をもって一先ず 私としてましては、お正月気分はお終い。
なのですが、
翌週にちょうど松本で親戚のお祝い事があり、そのついでに初めて松本あめ市へも行って参りました
あめ市なので、やっぱりまずは福飴を。
組飴?金太郎飴?、飴細工というんでしょうか、
飯田屋飴店のおかめと福助、そして干支の犬の飴が可愛い
新ばし飴の方は、こちらは昔ながらの飴で合成着色剤も使われてない優しい色合いの飴
そして、前から気になってた松本だるまも縁起物なのでつい
だるまを探していると、松本だるまに違うお顔がある事に気づきまして、
店員さんに伺うと、松本だるまを制作しているところが2か所あるそうです。
一つ目はこちら。
「復刻松本だるま」と名が入ってる方が、丸栄福だるま製造所さんのもの。
松本だるま本来の「繭玉型」にこだわって復刻したものだそうです。
そしてもう一つ。
こちらは布野恵だるま店さんのもの。
どちらも眉毛とひげ?に毛が生えてる達磨さんです☆
という事で、まずは「本町だるまの会」の子供達が販売していた松本だるまを一つ頂きました。
だるまと一緒にぽち袋も添えられていて、何が入ってるのかと思えば、
お塩でした!15日の粥にとあります。(今日だ!)
そしてもう一つのダルマさんも中と小を買いました
縁起物に目がないワタクシ
左が丸栄福だるま製、中と右が布野恵だるま店。
丸栄さんのダルマさんは、おじいさん顔、布野恵さんのダルマさんは、とっつぁん坊や顔っぽい~
そして偶然ではありますが、
今年は何故か、毛モジャな達磨さんばかり揃ってしまいました(笑)
(青いのは松川ダルマです)
さて、松本だるま、開眼しなくては。
飾るのであれば両目を入れ、願掛けするのなら片目をと教えて下さったのですが、
どうしようか悩み中です