長野市土蔵再生現場です。
引き続き、竣工写真をUPします。
今日は外観と玄関廻りです。
(再生後の玄関内部写真)
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再生前は、土蔵の大戸がとても印象的な建物でした。
再生前 ↓
再生後 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
元々の土蔵の雰囲気を壊さないように
配慮しながら、
大戸前の下屋部分を風除室のように
玄関にしました。
新設した玄関戸を開けますと
大戸が見えます
玄関内部です。
もともとは外部空間だったところを
内部空間として取り込みましたので
外部空間では許せる「粗さ」も、
室内空間ともなれば、その粗さが気になります。
既存の石をそのまま利用しておりますが、
石を据え直したり、
隙間を埋めたり、
石の表面に塗ってあった化粧モルタルのめくれを
小叩きで剥がしたり、
大戸廻りを綺麗にするため、
結構手間がかかりました。
それにしても、
欅の格子の大戸が素敵です~
この格子の大戸の外側にもう一本大戸がありまして、
2枚の重たい大戸を日常生活で
開け閉めするのは大変ですので、
戸車を交換するなどの補修もしました。
下駄箱は実用性を重視して設計しました。
上部には分電盤が隠されています。
下部には、普段履き用の靴を置いておいたり
長靴や、子供達のいろんな物を置けるように
スペースを開けておきました。
床はタタキ風に見える
左官屋さん考案の土入りモルタル仕上げです。
こちらの玄関土間には、床暖房も入っています。
冬場の濡れっぽい靴等は結構乾くので便利です。
実は、こちら土蔵再生の家は
全館床暖房にしています。
私達はテーマとして、
特に寒冷地における室内環境、
暖房、断熱材に対して
いつも考え続けております。
(寒冷地における古民家の室内環境と
暖房や断熱材については
またの機会に書きたいと思います!)
夜はこんな感じです。
窓から梁が見えます~
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今日はこの土蔵再生現場に行ってきました。
引き渡しは終えておりますが、
まだ残っていた工事や手直し等がありまして
そうした残工事がそろそろ終わりそうでしたので
チェックをしてきました。
あともう少しです