土蔵屋根修理工事。
H30年度内に終わらせないといけない工事(別腹?ご近所案件)を3/12から急ピッチでやってたうちの旦那さん。
(栖風采の設計案件ではなく、ご近所さん&教育委員会からの工事請負の頼まれ仕事でございます。)
補助金を使う工事なので、絶対に年度内に終わらせないといけない
凡そ半月の工期です (← そうなってしまったのも我々の責任なんですけどね)
段取りとお天気が勝負
このお宅の保存修理工事は2~3期?に分けてされる予定らしく、
今回の1期目の工事は、
屋根の下地補修、不陸直し、屋根瓦葺き替え、破風周りの下地補修や漆喰仕上げ、雨樋やり替え、
そんな感じの内容でした。
設計図通りの施工が難しいところもあったようで
その都度、委託設計事務所の監理者や教育委員会に判断を仰ぎ
結果、こんな感じになったようでした。
2019.3.28
細かい事はあまり書けませんけど、
屋根不陸調整で屋根嵩が増し、登淀や広小舞を板金で巻くという設計仕様・・・
私らの設計でも屋根断熱などやって屋根嵩が現状よりも高くなる事はよくあり、
その時、あ!なんか上手くないぞ、となるのが、破風、鼻隠し、雨樋。
そこら辺、監理者や教育委員会に相談しながら、2期工事に課題を残しながら(後戻りも含め)今回はここまでやろう、という判断の結果が上の写真の出来です。
綺麗に仕上がって、
思わず、誰もが(お施主さん、教育委員会、監理者、そして私も)
これでいいじゃん
と、つぶやいてしまう程。
でも、この破風、2期工事で板金で巻いてしまうんですって。
私的には、そこは漆喰塗りが伝統的じゃないの?って思うんですけど、
保存修理の方針は板金巻きが最終仕上げになってるそうです。
さて、メインの屋根の瓦葺き替えは、何とか3/28の夕方には棟瓦終了。
破風周りの左官工事も28日で一気に終わり
そして本日3/29日には、雨樋設置して工事全工程、終わった模様です(写真はまだ撮ってません)
ホントにギリギリ~!
今回は、私達があまりにも色々重なり過ぎて
その中で何とか3月中旬工事着工にこぎつけ、残り半月というタイトな工程の中、
いつもうちの工事を支えてくれてる職人さん達が確実に仕事をして下さって間に合いました!
本当に有難いものです