この前、裁判所に提訴した夜にベン・ハーを観てから、私と主人の間に映画ブームが起きていて「砂の器」「突然炎のごとく」「ひまわり」「道」「ツィゴイネル・ワイゼン」「楢山節考」など、古典名作を次々見ています。
そんななか、わたしが「みたい!」と少し前に買っていた長編テレビドラマの名作「ROOTS」を遂に見終わりました!!
主人と二人涙が止まらず、手を握りあって見ました。1977年制作のアメリカテレビドラマなので、私は中1くらいで見たのかな。自分の記憶の中では10歳くらいだとおもってたけど、少し記憶がずれてたみたい。
当時に一度見ただけだけど、いろんなシーンが目に焼き付いて覚えていることにビックリしました。それだけ印象的だったんですね。アフリカで誇り高く生きていた黒人の人びとが奴隷としてアメリカに連れ去られ、苦難にあえぎながらも七代以上かけて闘い、自由を獲得する過程を、クンタ・キンテという主人公とその子孫一族のドラマを通して描く作品なのですが、人間の残酷さ、恐ろしさ、差別、それを乗り越えていく人間の素晴らしさを実に深く描いている素晴らしい作品です。DVDで見れるので、どうぞ皆さん見てみてください。
ただ、私の記憶では、クンタ・キンテから七代目の原作者、アレックス・ヘイリーがアフリカにいって、一族に伝わるクンタ・キンテから伝わる伝承を頼りに、クンタが生まれた土地を尋ねるシーンがあったんだけど、このDVD-BOXにはありませんでした。一族の歴史を暗記する長老の名前の読み上げを何日も聞いて、「クンタ・キンテ」の名前をききあてるシーンが忘れられません。またあのシーンに会いたいから、続編か完全版があるか探してみたい。ご存知のかたはお知らせください!
さて、わたしが「いつかこんな作品かきたい」といったら、主人は「大作をとか力まずかいていけばいいんじゃない?」と笑ってくれました。そうかも、自分に書けるものしか書けない。だからかきつづけながら、いつか天から授かる声を聞き逃さないようにできたらいいな。でも夢は大切に、いつか自分の中に授かる子供との出会いを夢みる気分で、いつか素敵な作品かけますようにと、今夜そっと小さな種を心に撒いたのでした。
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