「海と毒薬」
狂言師の野村又三郎さんにすすめられ見ましたが、クールな白黒の硬質な画面が、解剖シーンなども冷静に描写。一気にみてしまいました。
遠藤周作は「沈黙」も素晴らしいです。常に日本人の犯した罪を描きながらも、それを責めるとか贖罪とかを越え、人間の宿命や善悪の彼岸をかいま見せてくれます。
いまのように戦争がリアルに起きているときだからこそ、みるべき作品だと思いました。「戦争はいけない、平和が大事」と念仏のように唱えても、戦争を防ごうという真剣な思いには、なかなかなれません、それは対岸の火事のようで。
でもこの映画をみたとき、戦争と言う時代のうねりのなかで人間は、いとも軽々とヒューマニズムを踏みにじり、ここまで恐ろしいことをしてしまうのだと痛感。生体解剖を物見遊山のようにカメラに納める軍人たちの描写にぞっとしました。できるなら自分の人生でこんな罪を犯さずにいられたらいい。そう、真剣に願わずにいられません。
わたしは基本保守で愛国者だとはおもいますが。かといって、「日本は、残虐行為はしていない」とか、「太平洋戦争は、聖戦だった」ともおもいません。あらゆる物事はいろんな立場から冷静に検証されないといけないとおもうから。
いま、続けて「悪魔の飽食」もよみはじめ、「夜と霧」以来のショックのなかにいたりします。
もちろん、いま、中国や韓国のしている半日教育やロビー活動、竹島や、尖閣での領土アピール、上陸作戦とか、南京大虐殺記念館とかはやりすぎでやめていただきたいです。いつまでも戦後補償を蒸し返すのもやめてほしいです。
が、「日本が非道なことをしなかった」なんてこともないでしょう。だって、それが戦争だから。
そういう非道さを見つめた上で、平和を求めて話し合うしかないとおもうんです。広島、長崎もそう。見つめて、被害者・加害者であることを越えて、話し合えるようにならないと。そう真剣におもいます
久しぶりにシビアな独り言を書きたくなったのは、先日の怪我がひどい血腫になり、一週間たってもまだ痛いせいかもしれません。
やはり膠原病は、いろんなトラブルに発展しますね。まだ痛くて歩けず、各方面に御迷惑かけてすいません😢⤵️⤵️
パリにいけるかなあ⁉️
ちょっと自信ないくらい痛いであります。
皆様には、バカンスでの怪我や、熱中症に気を付けてくださいね❗