先週末に大雪が降った酒田ですがここ2日ほどは気温が上がり、最大で58cmもあった積雪は28cmまで減っています。
とりあえず溶けてから降るのは仕方がないか、というのは良く交わされる会話です。
さて、20年も伊万里を収集しているのに、ウチには色絵古九谷はあまり存在していません
理由は簡単で、「値段が高くて買えなかった」これに尽きます。ワタシが伊万里に興味を持った頃には色絵古九谷は評価が定まっており
ちょっとした品でもサラリーマンの買える値段ではなかったというのが現実です。それでも少しづつ買った中のひとつが、今回の品です。
「色絵古九谷山水文小皿」

最近はあまり聞かなくなりましたが、いわゆる「南京手古九谷」で、底の部分がある程度厚く成形されています。
このタイプの品は染付だけの品も多く見られ、この地紋が特徴である訳ですが、一般的には色絵古九谷の中では下手の品という評価でした。(昔は)

落款は二重角福で、裏文様はこの手の古九谷の特徴的な部分でもあります。

サイズは13cm四方の小皿ですが、青、緑、赤、濁った色の黄(?)というか茶色のような色、そして染付で絵付けされています。

見込み部分の山水文はヘタウマといった感じでしょうか
色絵古九谷も以前よりは安くなりましたが、依然としてそこそこのお値段がしますので、簡単に「よっしゃ買った!」とならないのは当然ですね。