先日、ヤフオクで16万円を超える高額で落札された土江田コレクションの憧れの品ですが
昔の「小さな蕾」を読み返していたら、2004年7月号の「JP美術クラブ入札会」に出品されていることを発見しました。
雑誌の小さなが画像をそのままデジカメで撮っていますので画質イマイチですが
間違いなく憧れの品の同手であることが判ります。
で、右下に¥95、000-~とありますが、入札会ですので、これが最低入札価格ということになります。
この品が実際にどれ位の価格で落札されたのかは不明ですが、今から19年前といえば
ワタシが初心者にもかかわらず古伊万里のHPを始めた頃で、あの頃を知っている方なら判ると思いますが
古伊万里の相場は現在よりも相当に高かったように記憶しています。(特に蛸唐草や花唐草は異様に高かった)
この「憧れの品」は盛期の伊万里で相当に上手の珍しい品ですが、この10cmそこらの小皿が
今の時代にあれだけの値段を付けたという事は、ここ数年の古伊万里をめぐる事情を考えると、エポックメーキングな出来事なのかも知れませんね。
執念で見つけましたね。
この品の方が程度が良いように思えます。
今回、土江田コレクションの品があそこまで行ったのは、異例ですね。ネームバリューでしょうか。それとも群衆心理?
今回の土江田コレクションの品があれほど上がるとは思いませんでした。
私は、ネットオークションをしていないので、ネットでの相場は分かりませんが、今では、だいたい5~6万くらいなのかなと思っていました。
今では、あの皿は、カップ&ソーサーのソーサー部分のものだと分かっていますから、それほど高くはないと見たわけです。
そんなことで、また、出現するかもしれませんので、その時も挑戦してください。
そして、是非、憧れの物をゲットしてください(^_^)
現在の相場を考えると、明らかに異例の落札価格だったように思います。
この品に限らず、出品された土江田コレクション全般が高額落札でしたから
群衆心理的な一面と、欲しい人の数が多ければ価格が吊り上がるというオークションの怖さが出たとも言えるでしょうか。
ワタシもこの品が出品されているのを発見した時点では、6桁行くことはなく
高くても7~8万円程度と予想していました。
ヤフオクの場合、やはり最大出せる予算を決めておかないと
終了間近で競り合いになった時に、品物の価値以上の価格で落札してしまい
あとで後悔するという事態になりかねません。
ちなみに、土江田氏によると、このソーサーとセットのカップも骨董店で見つけたそうですが
カップとソーサー両方ともこのような色使いと文様だと、ややうるさい感じになる、と語っています。