今日の酒田は最高気温が26度ほどで、朝は曇っていましたが昼頃にはとても良い天気になりました
そこで以前から行こうと思っていた、「長倉(角川)の大杉」を見に行くことにしました。
「長倉の大杉」はウチから一時間ちょっとの戸沢村の山深い場所にありますが、2017年には火野正平さんが「こころ旅」で訪れています
一台だけ置ける駐車スペースがありますが、その横にはこんなのぼりが
事前に調べてはいましたが、やはりちょっとビビります
のぼりの横の草の道を行くと案内板がありました
樹齢1200年、期待が高まります
坂道を少し上るとありました、「長倉の大杉」は想像を超える巨木です
まさに山の神の如く周囲を圧しています
高さ5m付近から分岐していますが、基本的に杉らしく威風堂々と直立しています
根に近い部分ですが、ロープを張ってある杭と比べると太さが判るでしょうか
このスギの奥の方には「今熊野神社」があるんですが、さすがにクマさんが怖いので行けませんでした
上の方はこんな感じです
さいわいにしてクマさんは出没しませんでしたが、白昼堂々タヌさんがいました
ちょっと寄っても逃げませんでしたのでアップで撮影
少し離れた場所からでも大杉の上の方が見えます
長倉地区は戸沢村角川の中でも最奥の集落で、このお宅を最後に民家はありません
この日本の山村の原風景のようなお宅の前の道(林道)をさらに数キロ進んだところに
「今神温泉」という湯治場の秘湯があったんですが、何年か前に廃湯したとのことです。
大杉の太さは圧巻ですね!
普段は全く持ち合わせていない信仰心?的なものが湧いてきそうな雰囲気です。(^^)
実際見たら手を合わせてしまいそうです笑
それにしても熊さんには困りましたね。
こっちも普段見ないところで目撃が多発しております。
以前のようにある程度住み分けしたいですね(-_-;)
それに、樹勢も若々しく見えますね!
山奥にあって、汚染されていないからでしょうか、、、。
我が家の近くでも、時々、道路に、キツネやタヌキが車に轢かれて死んでいるのを見かけますが、こんなに近くで生きたタヌキを見ることは出来ませんね。
恐れ多くて、熊も出没を控えたのでしょう。
ポツンと一軒家も絵になりますね。
どんな人が住んでいるのでしょうか。先祖代々の土地と家を守っているのでしょう。地味な事ですが、続けるのは並大抵ではありませんね。神社の守りもせねばならないし、頭が下がります。
存在感という点ではピカイチだと思います。
まさに神々しいという表現がピッタリです
山形県内も人里での熊の目撃例が多くなっており、なかなか森の中には行けない状況です。
そんな年月をこの場所で見守ってきた訳ですよね~。
老杉と書いてありますが、これだけの樹勢を誇っているのは
やはり環境の良さと地域住民が大切にしてきたという事でしょうか、
タヌキは以前、ウチの裏山にもいたんですが、最近は見なくなりました
普通は逃げてどっか行ってしまうんですが、このタヌキは逃げませんでした。
現在、ここのお宅一軒しかないのかは判りません。
かつては月山への登拝道の入り口だったということですし
さらに湯治宿の秘湯が数キロ先にあったことを思えば
このお宅はずっと昔からこの場所にあったことが想像されますよね。
巨木に詳しい方が「もっと有名になっていい杉」と称賛していますが
このままひっそりと山里を見守って欲しい巨木のように感じます。