今日の酒田は朝から雨で、時折激しく降るというどうしようもない天気でした
とは言え、雪は積もっていませんので、とりあえず近くで行ったことのない場所ということで
酒田市でも山手の生石(おいし)地区にある「大ケヤキ下の湧水」へ行ってみました。
まずは大ケヤキですが、酒田市の保存木に指定されています。
道路側に傾いて生えており、後ろにある祠は馬頭観音です
大木と言うよりは老木といった感じですね
保存木のプレートが付いていますが、樹勢は良くない感じがします
さて、肝心の「大ケヤキ下の湧水」ですが、こんな感じです
この湧水は「里の名水・やまがた百選」に選ばれており、「鷹清水」という日本酒みたいな名前です
さて、なぜ「鷹清水」と名付けられているかというと、この大ケヤキに鷹の巣があったからのようです
昔はケヤキの左右に水場があったようですが、現在は左側の水場は失われています。
この鷹清水の道路を挟んで反対側を「矢流川」(やだれがわ)が流れていますが
この「矢流川」という名前は、平安時代にあった戦いにおいて、「敵に放った“矢”が川に“流”れた」ことに由来するようです。
郷土の歴史は興味深いものではあります。
ケヤキと湧水とは何か関係があるのでしょうか。
故玩館から二つ先の宿場、垂井にも、巨大なケヤキの根元から、水がコンコンと湧いている泉がありました。残念なことに、数年前、朽ちて倒れました。
大木と湧水の組み合わせは、神々しい感じがしますね。
名前を聞いただけで、飲んでみたくなりますね(^-^*)
生石(おいし)地区とか、「矢流川」(やだれがわ)とか、なかなか読めない名前が登場してきますね。
これらには、昔からの由来があるのでしょうね。
現在は失われている左側の水場で馬に水を飲ませ、右側の水場は人間が利用したようです。
道は舗装されたとは言え、この辺りの景色は江戸時代から変わらないんだと思います。
(さすがに「鷹清水」という清酒はないようですが・・・)
地名には難読なものが多いように思いますが、何がしかの由来があるんでしょうが
イマイチ判然としないのは確かです。
「生石」については、ネットで調べたところ「石の産地」に由来するらしいと載っていました。