Diary Of 酒田の人

田舎住まいの60代サラリーマンの趣味の日々

回想の古伊万里 9

2019-08-07 20:51:42 | 古伊万里
古伊万里の世界では、中期~後期にかけて「蛸唐草」や「花唐草」の品が多く登場します
実際、今から20数年前には蛸唐草や花唐草は大変な人気で、今では信じられないような値段で売られていました。
今思えば「唐草バブル」(?)みたいな時代だった訳で、そんな時代に古伊万里に興味を持ち始めたワタシにとって
「蛸唐草」や「花唐草」は高いわりに魅力を感じないタイプの品でした。
その後、蛸唐草は早々にバブルが崩壊し、安く買えるようになりましたが、やはり高かった頃のトラウマから
積極的に購入することはありませんでした。
それでも花唐草なら一枚くらいいいかな?、と思い購入したのが今回の品です。
名付けて「軍配に花唐草文七寸皿」です



なんとも大胆なデザインの品で、類品を見ることが少ないタイプの品だな~と思い購入した品です。
軍配文の竹の部分の濃みはなかなかで、花唐草も盛期のような繊細さはありませんが、まずまずの丁寧さです
恐らくは享保~宝暦といった時代の品と想像されますが、花唐草文の珍品といった風情です。



この品の最大の魅力は大きく白抜きされた軍配文で、中には瑞雲とワラビ文らしきものが描かれていますが
正直なところ、何のこっちゃ判らないものの、白抜きの大胆さに目を奪われるのも事実です。



裏面は一般的な唐草繋ぎではないものの、別に上手ということはありません。
一部分甘手の部分があるようで、少々鈍い音がしますが無傷で伝世した品でもあります。


酒田をちょっと散歩 16(万里の松原)

2019-08-02 20:46:32 | 散歩
このところ酒田でも最高気温が32度くらいありますので、日中は散歩どころではないんですが
一番暑い2時頃に30分ばかり歩いてきました。というのも今回の散歩はウチの裏山に広がる「万里の松原」なので
ちょっと歩けば行けるという場所だからです。(だからと言ってそんな暑い時に行かなくても・・・)


さて、今では「万里の松原」として整備されていますが、整備されたのはそれ程昔ではなく
ずっとただの松林であったのは確かです。「万里の松原」の整備事業については、↓の画像でどうぞ。



さて、「万里の松原」へ行くには、画像では伝わりにくいですが、ウチの近くのこの急な坂を上ります

この坂の途中から振り返ると、こんな感じです。この田圃の中を東へ向う道は、去年、電動バイクの旅番組で
出川と竹山が通っておりました。

坂を上っていくと左側はこんな感じでベンチが設置してあり、ウチから見えます

右側には「りすの森」の看板が見えてきます

さらに登っていくと左側に「鎮守の森」の看板があります

この看板の横の鬱蒼とした小道を進むと階段と鳥居が見えてきます


階段を登りきると、そこには小さな「山神社」があります


万里の松原は広いので、第一回目はウチから歩いて5分以内の場所になっております。