Sakita Blog

1級建築士事務所Sakita Space Design主宰
崎田由紀のブログ。

レオニー

2010-11-09 10:16:00 | 映画

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YouTube: 映画『レオニー』予告編

hanagumiさんから試写会のお誘いを受け、室町コレドの三井ホールでの「レオニー」試写会へ行って来ました。

室町コレドは10/28にオープンしたばかりの日本橋室町地区再開発のショップビルで、エスカレータで4階のホール入口にたどりつくまでキョロキョロしていたら、美味しそうなお店がたくさん、いい香りを漂わせていました。

三井ホールは、講演会等を目的に設計されたのでしょうか?映画を見るにはスクリーンが小さかったですね。でもその代わりにと帰りに劇場鑑賞券を2枚いただきました。11/20公開ですので、どなたか観たい方は先着ですよ~。

レオニーはイサム・ノグチの母。100年前にアメリカの大学を出て、インテリで独立心が強く文学を志していたのに、日本人男性と恋に落ちてイサムを産み、日本へ渡り、英語教師をしつつ子どもを育て、、、。

映像はとてもきれいでした。また、ポーランド人のカチュマレクが担当したチェロとピアノの切ない音楽もとても素敵。

ストーリーは、時系列をわざと交錯させているのですが、その意図がよくわからず、わかりづらい感じがしました。ところどころ挿入されるイサム・ノグチ風彫刻家(勅使河原三郎)の作業風景は、この母の熱い思いが子に伝えられている、というメッセージなのでしょうか。

前半にかなりボリュームを置いているので、後半アメリカに帰国してからの人生はあっというまに描写終了。11-12歳にしてひとりで渡米し、戦争の混乱で1人で暮らすはめになったイサムはどうなってしまったのか?アメリカに渡ったレオニーとアイリス(妹)の生活は?等駆け足過ぎてよくわからずに終了。。。欲求不満になったので原作本「イサム・ノグチ~宿命の越境者」を読みたくなりました。

10歳で自宅の設計を母にまかされ、学校へ行かずに大工の棟梁と住宅を造った場面。棟梁がかんなのかけかたをイサムに指導するところが、私的には一番印象に残りました。木を感じろ。人間の目を信じてはいけない。。。

全体的には、私はこういうマイナー系の映画は結構好きなので、いいなあ、と思いますが、興行的には難しいかもしれませんね。

芸術を志す若い人に観てもらいたい気もしますが、試写会はおばさん率90%以上といった感じでした。

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イサム・ノグチ〈下〉―宿命の越境者 イサム・ノグチ〈下〉―宿命の越境者
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しみじみよかった~

2010-10-13 23:22:15 | 映画

池袋までToiletという映画を見に行ってきました。
「かもめ食堂」「めがね」を撮った荻上直子監督作品。
大きな事件は何も起こらないのですが、ところどころくすくすわらってしまうなんともいえないユーモアとじーんとくる感動があります。そして美味しそうなたべもの(今回は手作り餃子)も。
特別協賛TOTOということでjapanese technologyとしてネオクレストが登場です。笑。
友人の子どもの大学生は「つまらなかった」と言ったそうですが、私は好きだなあ。
もたいまさこ=ばーちゃん、最高です。台詞はひとことしかないのですけどね!
それから台詞はニャーだけのネコのセンセーも!!
「めがね」を見逃したのが悔やまれて仕方ないです。邦画のDVDって買うと高いしなあ。。。

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YouTube: 映画『トイレット』予告編

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ティンパニー真澄ちゃんの男らしいこと!!

2009-10-23 11:42:54 | 映画
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YouTube: 「風が強く吹いている」
「風が強く吹いている」
Movixの試写会があたったので、昨日の夜、ばーばままとふたりで見てきました。
原作が面白かったので期待していたのですが、やはり2時間にまとめるとなると、あの、アクの濃いキャラを細かく描写することはできず、、、。
ただただ、ハイジを演じたティンパニー真澄ちゃん(小出恵介)のかっこいいこと!
それとカケルを演じたお人形のような顔の林遣都くんの、走る姿の綺麗なこと!
ムサはホワイト家のお兄さんだし。。。笑。
小説とは別のよさがありました。ま、イケメン映画って言っちゃったら、それまでですが。笑。
笑いあり、涙あり(神童が倒れてお母さんと電話で話すシーンでは涙がポロリでした)、地元あり?(駅伝予選会が昭和記念公園なので、みなさまザワザワと「自衛隊のとこ?」「あ、公園!」などと盛り上がってました。)
あんな青春があったら、一生大丈夫!って思っちゃうね。
今回映画好きの子どもが乗り気にならず「行かない」というので、お友達と行って来たのですが、、、。子どもにこそ見せたかったなあ。王子の努力を!!
メタボばあさんのわたくしも、体調復活したら、走りたくなった!!いきなり走るのは無理としても、、、まずはウォーキングから?!

みんな大人になったねえ。

2009-07-28 13:25:35 | 映画
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YouTube: ハリー・ポッターと謎のプリンス 予告編
子どもにせがまれて、MOVIXの金曜はペアで2000円なので、金曜に。。。(いつも水曜のレディスデイに行っていたけど、今年は水曜日仕事なので。。。)
ハリーポッターも6作目。「賢者の石」の頃は11歳の子どもだったのに、みんなすっかり大人になってしまいましたねえ。しかし、寅さんじゃないけど、ハリーポッターシリーズのイメージが強いから、他の映画になかなか出れないかもねえ。
子どもは、前作の「不死鳥の騎士団」(最近テレビでオンエアされたのを録画して、すでに4-5回見た模様)がかなりお気に入りだったようで、「不死鳥の騎士団よりも戦いが少なくていまいち~。ボルデモートほとんど出て来ないし。。。」と不満な様子でしたが、私はなかなか面白かった。「炎のゴブレット」以降、読んでいなかった本の方も取り出して来て、子どもと夏の読書です。やはり2時間半におさめるためには上下2冊の長編なので、かなりの量がカットされている。読んでから見ると不満噴出かもしれないので、見てから読むといいかも~。
ところで、今回亡くなるあの人、「分霊箱」の謎を知って動いた結果亡くなるので、「この人も分霊箱に入れてあって、復活するんじゃないの?」と思ったのですが、、、。どうやら違うらしい。「死の秘宝」の本を買おうと思ったら、昨年発売なのに品切れ!映画効果???子どもともども待ちこがれています。
あ、映画版「死の秘宝」は2作に分かれて製作中とか!前半が2010年年末、後半が2011年夏公開予定だそうデス。

大画面で見るアクションゲーム??

2009-04-25 09:24:15 | 映画

<object width="560" height="340">Movixの試写会は当たりやすい。2月にマダガスカル2が当たったので子どもとその友達で見て来たのだが、今度はGOEMONが当たったので、子どもと二人で見て来た。天下の大泥棒石川五右衛門を軸に、信長、秀吉、家康、霧隠才蔵、服部半蔵などが登場する荒唐無稽奇想天外なお話。見終わって思わず子どもに「これはまったくのでっち上げのお話だから、歴史とは関係ないからね」と釘を刺さずにはいられなかった。</object>

ちょうど和田竜の「忍びの国」を読んだ後だったので、五右衛門が伊賀忍者出身だという説があるのは納得。しかし映画では信長が美化されていて、信長の元で伊賀忍者が働いていて、信長の敵討ちという設定で秀吉と闘うんだけど。信長って伊賀攻めした人だからねえ???

まあ、ストーリーはそんな感じでハチャメチャなんだけど、次にハチャメチャなのが建物、衣装、時代考証。全く無視。笑。超高層コンクリート造の城や、マシンガン、鹿鳴館風ドレスやスターウォーズ風衣装。超高層建築物の屋根の上から見下ろす夜景?!まだエジソン生まれてないから、、、。笑。娯楽と割り切ってみれば、それなりにおどろおどろしいデザインはなかなか面白いけど。

アクションはすべていかにもCG。背景も。すごいスピードのアクションを、本人目線?で展開するので、映像に弱い人は酔うかも。このへんが、とってもゲームっぽい。ウチにはないのだが、プレイステーションのアクションゲームはとっても映像がきれいでリアルだという子どもの話なのだが、そんな感じ。テレビで時々CMしているファイナルファンタジーとかバイオハザードなんかの世界と同じ。なので、大画面でアクションゲームを見ている感覚。

子どもは面白かったといっているけど、私はイマイチ。そういえば、K-20もこんな感じだったね。CGで見事に作り上げた異次元空間でのアクション。若い人にはなじみやすいかも。邦画のひとつのジャンルなのかもしれない。CGアクション映画?エンディングロールみてたらAutoDeskって出てました。AutoCadで作成してるんだね。

キャスティングは五右衛門=江口洋介、霧隠才蔵=大沢たかお、服部半蔵=寺島進(流星の絆のお父さん。あるいはファブリーズのCMの臭いと言われているお父さん)、猿飛佐助=ゴリ、茶々=広末涼子(キライなんだけどよく出るねえ)、信長=中村橋之助、秀吉=奥田瑛二、家康=伊武雅刀、千利休=平幹二朗、石田三成=要潤(流星の絆の戸神)、花魁=戸田恵利香(流星の絆のシイ)、五右衛門のお母さん=りょう(流星の絆のお母さん)。なので、子どもと「流星の絆」の人たちばっかりだねえ?って言ってました。町人として一瞬、ウドちゃんも出てた。金髪で。笑。

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