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YouTube: 映画『レオニー』予告編
hanagumiさんから試写会のお誘いを受け、室町コレドの三井ホールでの「レオニー」試写会へ行って来ました。
室町コレドは10/28にオープンしたばかりの日本橋室町地区再開発のショップビルで、エスカレータで4階のホール入口にたどりつくまでキョロキョロしていたら、美味しそうなお店がたくさん、いい香りを漂わせていました。
三井ホールは、講演会等を目的に設計されたのでしょうか?映画を見るにはスクリーンが小さかったですね。でもその代わりにと帰りに劇場鑑賞券を2枚いただきました。11/20公開ですので、どなたか観たい方は先着ですよ~。
レオニーはイサム・ノグチの母。100年前にアメリカの大学を出て、インテリで独立心が強く文学を志していたのに、日本人男性と恋に落ちてイサムを産み、日本へ渡り、英語教師をしつつ子どもを育て、、、。
映像はとてもきれいでした。また、ポーランド人のカチュマレクが担当したチェロとピアノの切ない音楽もとても素敵。
ストーリーは、時系列をわざと交錯させているのですが、その意図がよくわからず、わかりづらい感じがしました。ところどころ挿入されるイサム・ノグチ風彫刻家(勅使河原三郎)の作業風景は、この母の熱い思いが子に伝えられている、というメッセージなのでしょうか。
前半にかなりボリュームを置いているので、後半アメリカに帰国してからの人生はあっというまに描写終了。11-12歳にしてひとりで渡米し、戦争の混乱で1人で暮らすはめになったイサムはどうなってしまったのか?アメリカに渡ったレオニーとアイリス(妹)の生活は?等駆け足過ぎてよくわからずに終了。。。欲求不満になったので原作本「イサム・ノグチ~宿命の越境者」を読みたくなりました。
10歳で自宅の設計を母にまかされ、学校へ行かずに大工の棟梁と住宅を造った場面。棟梁がかんなのかけかたをイサムに指導するところが、私的には一番印象に残りました。木を感じろ。人間の目を信じてはいけない。。。
全体的には、私はこういうマイナー系の映画は結構好きなので、いいなあ、と思いますが、興行的には難しいかもしれませんね。
芸術を志す若い人に観てもらいたい気もしますが、試写会はおばさん率90%以上といった感じでした。
イサム・ノグチ(上)――宿命の越境者 (講談社文庫) 価格:¥ 790(税込) 発売日:2003-07-15 |
イサム・ノグチ〈下〉―宿命の越境者 価格:¥ 790(税込) 発売日:2003-07-15 |