myuaさんとIKEAへ行った。車で片道2時間、往復4時間のドライブでした。
運転中ずっとおしゃべりしていたので、それほど苦痛ではありませんでしたが。
港北が開店した直後に行ったきり、何年ぶり?前回はダンナが一緒だったのと、車を止めるのに1時間くらいという激混みだったので、ロクに見ることができなかったのですが、今回は女同士ということで、のんびり満喫してきました。
クリスマスグッズもいろいろあって楽しかった。生もみの木が1680円で売っていて、ちょっとそそられたのですが、、、。
ぐるりと回ってお買い物の後、荷物を一旦車に入れてからレストランで食事。
こんなにひろいとは知らなかったけど、学食みたいで、メニューもそれほど色々あるわけではないです。
IKEAに来たからには北欧風のものを食べねば!と、私はミートボール424円とパン90円にしました。ドリンクバーも頼んだのですが、こちらは当日加入(無料)のイケアファミリーカード提示で0円でした。ミートボールのソースがおいしかった。なぜかジャムが添えられていて、、、?これはポテトにつけるのでしょうか?ミートボールに???北欧風パンも買ったので、それにつけて食べましたが、クランベリー?かな?ベリー系でした。
添えられているポテトが、サツマイモ???というほど甘かった。これはおいしかったです。ミートボールは普通のミートボールでしたけど。。。
↑レストランの様子。
購入したものは、お買い物袋(くれないので買わないとならない)99円、香り付きキャンドル3個セット499円、香り付きキャンドル赤299円、電池式電飾349円、ふたつきゴミ箱2つ998円、カトラリトレイ79円、ボウル3個177円(1個59円)、マルチユースハンガー799円(リングがつらなっていて、ネクタイやベルト、スカーフをかけるのにいい)、包装紙199円、ナプキン50枚入り299円、サラダフォーク6本入り729円、シリコンブラシ(2本セット)699円、ホットワイン(赤)599円、ANNAジンジャークッキーオリジナル159円、ANNAジンジャークッキーカプチーノ159円。(カプチーノは甘い!オリジナルの方が美味しい!)
あれ?往復4時間の割には大したもの買わなかったなあ。。。
目的はコーヒーテーブルと鏡だったんだけど、コーヒーテーブルはちょっと安っぽかった(実際安いのだが)ので、悩んだ挙げ句やめ、鏡も結構重たいのでまた割りそうなのでやめました。。。とほほ。
帰宅後、購入したキャンドルと電飾を組み合わせてみました。
IKEAが入間あたりにあったらいいのになあ。。。
昨日6/3、日本建築家協会主催のJIAトークへ行って参りました。平倉先生が実行委員長をお勤めで、お知らせをいただいきました。
18:30-20:30、神宮前の建築家会館です。
とはいうものの、お話が面白く盛り上がり定刻をオーバーして21時ごろまでになりました。
講師はグラフィックデザイナーの佐藤卓さん。
NIKKAピュアモルトウイスキーの商品開発を電通時代に手がけ、3年で電通を退社、独立。その後はロッテクールミントガムや明治おいしい牛乳、Docomoの携帯電話、等などを手がけてらっしゃいます。
まずタイトルについてのお話。
現代はデザイン過剰である。デザイン家電、デザイン携帯、、、「デザイン」がついていないものはデザインされていないのか?そんなことないのに。過剰なところまで行かないで、一歩手前の「ほどほど」でやめておく。
「ほどほど」は人によっても違うが、あまりに他人とその尺度が違いすぎてしまうと危険である。周りを観察し、普通であることが大切ではないのか?
最初の作品、NIKKAピュアモルトウイスキーには特に思い入れがおありのようで、そのいきさつについて楽しいお話が続いた。
(写真はNIKKAのHPより借用)
1982年頃の当時まだ広告代理店がメーカーの商品開発に関わるという前例がない中、工場を訪ね、自分が飲みたいウィスキーを作った。
この瓶は500mlで、今までのウィスキーは750mlの常識を覆し、デザインされていないように見える何気ないデザインのボトルは、コルク栓が付属していて、コルクを抜く所作、氷の入ったグラスに注ぐ音、立ち上る香り、すべてをイメージして作られている。また、ラベルは水溶性の接着剤によって貼付けられているので、水やお湯で洗うと簡単に剥がせられ、「ただのコルク栓の瓶」として再利用(リユース)がしやすくなっている。今までの「売るためのデザイン」という発想をやめて、買われた後のデザインにこだわった。目立たない、生活空間になじむデザイン。そしてそれが逆に、デザイン過剰な店頭においては目立つという仕掛け。広告もテレビCMはやめてメディアをしぼった広告戦略を展開し、口コミの力を信じてみたら、これが当たった。広告代理店の社員だった時に、テレビCMなどお金のかかる広告はやめて、口コミの力を信じてみよう、、、という発想は、ものすごく奇抜だし、会社がよくOKしたなあ、と感心してしまった。電通にしてみれば、NIKKAからたくさんぶんどりたいというのが本心だと思うのに。そしてそういう人の力を信じた展開はecoであるという。確かにそうだけど、それじゃ企業がウンといわなそうだ。そこを説得する力が、佐藤卓さんにはあるんだろうなあ。すごい。
独立後のお仕事がロッテのクールミントガム。(写真はロッテのHPより借用)
詳しくはエッセイ「クジラは潮を噴いていた」にあるそうですが、このお話がまた面白い。このペンギン、よーく見ると前から2番目だけ手を挙げています。気付いてました?そして何個かに一個は一番前のペンギンが「何?」って振り向いているのがあるとか!!他にJRバージョンでつり革につかまっているペンギンのガムがあるとか?!メタボペンギンのもあったり、一番最後に赤ちゃんペンギンがくっついているのがあるとか?!コアラのマーチじゃないけど、集めてみたーい!!という気持ちになっちゃいますよね♪そこが狙いなんだけど。
クジラは潮を吹いていた。 価格:¥ 2,520(税込) 発売日:2006-09 |
この本、面白そうなのですが、図書館になかった。。。残念。リクエストして来ようかしら。。
佐藤さんのデザインは、とてもすっきりときもちいい美しさを持った作品ばかりです。
お話を伺っているあいだずっと、ミースのLess is Moreという言葉が頭から離れませんでした。シンプルに、機能に忠実に表現することは美しい。
私もモダニズムな、シンプルで装飾性を排除したデザインが好きなので、とても共感できました。
また、受け手の力を信じてほどほどなデザインを心がけると、作品は自由になり、さらにはecoになるという言葉も、心に残りました。
引き算の美学。引き算は実際にはとても勇気が必要だし、実際にはクライアントの意向によってなかなか実現できなかったりするわけですが。佐藤さんも、商業デザインなのでクライアントからは様々な要望がきて、ある時はその意見の方がよかったりする場合もあるので、とにかくコミュニケーションを活発にして、自分のやりたいことを主張して行くというその姿勢も、大変参考になりました。