さくら・ことのは~川柳の部屋

言の葉はこだまことだまものおもひ…五七五の部屋へようこそ。

川柳すずか 360(5年12月)号掲載句

2023-12-18 | 川柳すずか

<すずか路>

 食卓を秋いろにする柿ひとつ

 襲来の冬に慌てる衣替え

 いい朝だカラダのどこも痛くない

 不調とも折り合いつけて暮らす知恵

 スイッチを切って無音の夜にする


<課題句>

「ほんのり」(青砥たかこ選)

 ほんのりと塩を効かせた白むすび

 追伸にほんのり滲ませる思い


「沈む」(鈴木裕子、𠮷崎柳歩共選)

 野の花が沈む心をなぐさめる
        (鈴木裕子、𠮷崎柳歩選)

 日が沈む前に下山を急ぐ足
        (𠮷崎柳歩選)

 文明がいくつも沈む海の底
        (𠮷崎柳歩選)


<自由吟> (橋倉久美子選) 

 ワクチンのあとは必ず腫れる腕


<誌上互選> 

「復活」

 土曜日の配達復活を望む(4点)




この12月号で、青砥たかこさんが
句集「さくらもよう」の紹介文を書いてくださいました。
私の句の中にある思いをくみとってくださる、
あたたかいお言葉がうれしかったです。
ありがとうございます^^

「さくらもよう」
読みたいと思ってくださるかたがおられましたら、
どうぞ遠慮なくメールででもコメントでも、
ご連絡くださいね。

  

   
   にほんブログ村


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする