<すずか路>
食卓を秋いろにする柿ひとつ
襲来の冬に慌てる衣替え
いい朝だカラダのどこも痛くない
不調とも折り合いつけて暮らす知恵
スイッチを切って無音の夜にする
<課題句>
「ほんのり」(青砥たかこ選)
ほんのりと塩を効かせた白むすび
追伸にほんのり滲ませる思い
「沈む」(鈴木裕子、𠮷崎柳歩共選)
野の花が沈む心をなぐさめる
(鈴木裕子、𠮷崎柳歩選)
日が沈む前に下山を急ぐ足
(𠮷崎柳歩選)
文明がいくつも沈む海の底
(𠮷崎柳歩選)
<自由吟> (橋倉久美子選)
ワクチンのあとは必ず腫れる腕
<誌上互選>
「復活」
土曜日の配達復活を望む(4点)
この12月号で、青砥たかこさんが
句集「さくらもよう」の紹介文を書いてくださいました。
私の句の中にある思いをくみとってくださる、
あたたかいお言葉がうれしかったです。
ありがとうございます^^
「さくらもよう」
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