「零す・溢す」(平井美智子・西山竹里共選)
たっぷりと愚痴をこぼして蘇生する
(平井美智子選、西山竹里選)
こぼすほど注いでサービスされる酒
(西山竹里選)
私が、特にいいなあ!と思った句は
記憶から零れる顔が多くなる 冬子
うっかりと溢した愚痴が風にのる 鈴木かつえ
しあわせがこぼれぬように目を閉じる 田沢恒坊
記憶から零れないでと母を抱く 小野雅美
監督が聞こえるように零す愚痴 星野睦悟朗
神だった父がぽろぽろこぼす飯 平井美智子
一杯の水を溢さぬ様に飲む 宮本 信吉
です。
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