<鈴鹿インターネット句会・3月>
「荒れる」 (米山 明日歌・吉崎 柳歩 共選)
荒れた手はたくさん花を育てた手 (吉崎 柳歩 選)
<豊前境句会・2月>
「鍵」
錆びてきた合鍵すこし重くなる (互選34票)
わたしは今回、選者のひとり。
毎回のことですが、句をつくるのも選ぶのもむずかしく、
いつも悩みながら時間をかけています(かかってしまいます、かな!)
秀句・佳句に選ばせていただいたのは、次のとおりでした。
[秀句]
幸せの鍵預けたい人に逢う (大谷 三太)
春風がハートの鍵を開けに来る (颯爽)
[佳句]
金庫には金庫の鍵は入れられぬ (橋倉 久美子)
鍵穴を覗いてみたい人の性 (松本 宗和)
妻が鍵しっかり握り五十年 (真田 義子)
四世代それぞれが持つ時の鍵 (大家 八郎)
合鍵を渡してからの大誤算 (平松 由美江)
生きてゆく鍵は火加減水加減 (真田 義子)
鍵なんてなかった故郷の昭和 (ちゃくし)

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こちらも、風はまだひんやりですが、
春を感じさせる陽ざしがうれしいです♪
お洗濯日和でしたね。
毎月の互選、作句より真剣かも~です。
わたしも第一印象はだいじにしたいのですが、
短時間で直感で選ぶだけでは、よい句を見落としそうな気がして…
それで、自分の感性の視点で読んでみたり、
左脳(理屈?)の視点で読んでみたりしながら、
さいごにはやっぱり印象(直感)で、
えいやーで選びます。
選ぶ句よりも、
この句を選外にしてもいいのかなあ
と、後ろ髪を引かれるような思いがしますね。。。
鍵をかける必要のない環境、
いいなあ~と思いますが、
ナント宗和さんのおうちは、これまでずっとそうだったのですね。
それでもやはり、鍵をかけられるほうが安心ですか。
そんなものかな~
でも、カール&レオがいるから、何かあれば知らせてくれますね
少しひんやりしますが、一気に春が来そうです。
この度は選者ご苦労様でした。
選に対する考えはそれぞれありますから
変わらぬ姿勢で選ばれていて、それがベストじゃ
ないでしょうか。
ぼくなど第一印象重視で深く考えないようにして
さっと読んでパッと出します。
佳句に選ばれましたちゃくしさんの句ですが
我家は先日までこういう状態でした。
リフォームが済みやっと人並みに鍵がかけれる
家になりました。これからは安心です。