<せんりゅう広場 富岳抄>
「食卓」
猪のいのちいただく牡丹鍋
ふきのとう春の目覚めのほろ苦さ
菜の花を添えて食卓春にする
沈丁花漬けて香りを愛でる酒
<3月句会>
「苔」(八木益代選)
苔むした庭で仏と対話する
日を浴びるこころに苔が生えぬうち(五客)
「氷河」(川村洋未選)
氷河期の世代シビアに世を見る目
旅の果て氷河に眠る冒険家
「はらはら」(佐野由利子選)
咲ききって悔いなく散ってゆくさくら
はらはらと新米パパが抱くベビー
「自由吟」(互選)
気まぐれな春がわたしをはぐらかす(1票)

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