亡くなった母はとても厳しい人でした。
私はよく母に叱られていたような・・・よその子の母親が優しく思えた時も有りました。
優しい時も有り、母とお風呂上がりにお店に行き、
冷たい瓶の牛乳を飲み、頭が痛くなったのを覚えています。
よく本を買ってくれ、昆虫図鑑、トムソーヤの冒険などを買ってくれました。
足尾で生まれた母は子供の頃、早くに父親を亡くし、
長女だったので妹弟の面倒をみて、
学校に妹をおんぶして行った事や、遠足のお弁当のおかずが鮭だけだったので、
皆から離れて食べた事を母から聞かされていました。
尋常小学校を卒業して那須の製糸工場に働きに出て仕送りをして
そこで年上の人達に編み物、和裁を教えてもらったと言っていました。
苦労した母でしたが、真面目な父と結婚して、幸せだったと思います。
私が結婚して、泣き言を言うと「甘ったれるんじゃないよ!」っと言われ、
少し自立心がついたような・・・。
お袋の味で思い出すのは、「粒あんのぼた餅」
「干し海老とネギを入れた卵焼き」
小さいジャガイモを鉄鍋に油を引いて炒め、醤油と砂糖で味つけしたジャガイモです。
今日は早く起きて、生まれて初めて「お萩」を作ってみました。
冷凍の餡を砂糖を入れて練ったのでイマイチでした