暑さに負けず、ひっそりと咲いている「ヤブラン」を見ると、母を思い出します。
母は、小学校の時に父親を亡く、祖母が天ぷらの行商していて生計を立て、その手伝いをしたと言っていました。
小学校の遠足には、鮭だけのお弁当で、
1人山の上で食べたと言っていました。
妹弟がいたので、小学校を卒業して、
西那須野にあった、製糸工場に働き行ったと
言っていました。
「 あぁ、野麦峠 」女工さんです。
苦労が身に付いた人でした。
私が物心付く頃には、母と2人バスに乗って、
祖母の住んでいる「 上間藤 」に行きました。
母は、手土産に「 マクワウリ 」を待っていきました。祖母は背中を丸く、こたつに入って、
私にお金をくれました。
そのお金で、近くにあった、駄菓子屋さんで、
お菓子を買いました。
私は祖母に「 一番怖いものは何? 」っと尋ねると、祖母は「 人間 」だと答えました。
お化けと思ったら、人間でした。
祖母は、いろんな人間の怖さを知っていたんですね、、、。
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