子供の頃に飼っていた雀の名前です。
どうして雀のヒナを飼う事になったのか思い出せません。
45年前の事ですから。
とても利口な雀で、鳥籠の中に入れると、くちばしから頭、身体と、器用に
鳥籠から出てきます。鳥籠の入口の上に、辞書を置いて、
戸を動かないようにすると、チュン太はね、中から辞書を突っついて、
落とそうとするのです。
肩、頭の上に乗って、食べていると、口の中にくちばしを入れて、催促します。
父の釣り用のブドウ虫が大好物で、
父がブドウ虫の所に行くと、察して先回りをしていました。
チュン太の頭を突っつくと、頭を下げて、羽を少し広げて「ジィージィ」と怒ります。
嫌いな色は、ピンク、黄色で、その色の服を着ていると、
逃げ回っていました。
家の中で放し飼いしてても、外に出る事はなかったのですが、
ちょっと出たら、チュン太はびっくりして、勢いよく飛んで行ってしまいました。
案じていたら、人懐こい雀が家に飛び込んで来たと言う噂を聞きつけ、
チュン太に間違いないと、その家に、チュン太を迎えに行き、
無事に家に戻ってきました。
体調が悪いと、ふっくら雀になっていました。
そんなに長生きはしませんでした。