Mはいつも同じようなことをウダウダ書いている。
タイトルも同じものがあると思う。←調べる気のないヤツ。
基本的な考えは大きくブレていないつもりだけど、
政治に対する考え方は大きく変わった。
もともと支持政党などはない。
憲法改正などの考えは、不甲斐ない政治の流れをみてかなり変わった。
医療に対する考えも、最近はビミョ~に変わってきた。
若い頃は、悪いところがあればとっとと切り取ってしまって、
新しい細胞に期待しよう! テキな考えだった。
でも、年をとるごとにリスクが高くなっていくと思うようになってきた。
そして、
トシをとると、オメデタイことよりカナシイことに参列することが多くなる。
Mが見送ってきた人たちのことを思い返してみると、
もちろん、大往生と思われる年齢の人が多いけれども、
まだまだ働き盛りの人も多くいた。
40代半ばで、町内会のがん検診で胃がんがみつかり、
手術して、入退院を繰り返した挙句亡くなった人とか、
やはり、50歳近い人でがん検診で大腸がんがみつかり、
手術して復帰したけど、半年後に亡くなった人がいる。
この人達は、がんが見つからなければもう少し長生きできたんじゃないか……、
と、式に参列したときなんとなくMは思った。
余命を告げられることのストレスはハンパない。
Mは知らなかったけど、イマドキって本人にガン告知するってのは、
当たり前のことなの??
みんな必ず知ってるみたい。
昔は家族にだけ告げて、本人に告知するかしないかは家族任せだった。
Mも若い頃は自分のことは自分で知っておきたいタイプだったので、
ガンを本人に告知しないなんてけしからん! って思ってた。
でも、今は『知らなくても良いこと』リストの上位にある。
……いや、実際リストなんて作ってないけどね。
ガンだと言われただけで生きる気力を無くす人もいる。
ショックで死んでしまう人もいるんじゃないかと思うくらい。
で、体に合わない抗がん剤治療を余儀なくされて、
辛い思いをして頑張って治療をしたのに、
正常な細胞まで攻撃されて、命を落とすことになるんじゃないか……と。
抗がん剤治療は、体に合いさえすれば副作用が少なくて効果が出る。
という事実を、義姉の治療をみてきて実感した反面、
合わなければ辛い思いをするだけで人生を終えてしまう。
抗がん剤の治療というものは賭けのようダ……と、思った。
何事も始まれば終わる。
人の生死も同じことダ。
生まれてきたら必ず死ぬのが運命。
まだ若いのに……とか、いろいろ言われるけど、
それが寿命なんだと諦めるしかない。
Mもウダウダ言いながらも、諦めの境地。
寿命には逆らえないし、逆らうつもりもない。
今の医学で延命をしたところで、苦しい思いをしながら生きて行くのなら、
何もしないで寿命を全うしたいと、
今朝54歳の女優が亡くなったというニュースを見て強く思った。
彼女、つい最近TVに出ていたけど、
どうしてもあの服でTVに出なきゃならなかったのかな……。
せめてシースルーでもいいから、袖のついたドレスを着られなかったのか。
と、勝手なことを思うワケで……。
骨に皮のついただけの腕を見せていたのが最後の映像になったのは、
Mテキには残念だと思った。