歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

鐘が鳴るなり

2009年10月23日 | 徒然 -tzure-zure-
今日も 引き続き、設計の仕事を、黙々と。



絶対に これは、かなり美しいレベルのヤツだな。

、とおぼしき ピンクの雲の棚引く夕焼けの
ほんの かけらっぽっちを、
窓のすきまのチラリズムに なんとなく感知しつつ、

「いや、今は仕事をやらなきゃ。」
って
みすみす 見逃したのが、

よかったのか、
悪かったのか。


そういえば、
秋という季節は 夕焼けの美しい日が 多いんだった。




夕焼けを 見逃したところで おなかが "Google." と鳴いたので
買ってあったさつまいもを 適当に焼いて食べてたら

窓のすきまから 今度は

深大寺の鐘が ごーん ごーん 

と。


 *

建築学科の卒業論文で
「東京の寺の鐘」について書いたので
(、、って、今思えば なぜそれでオッケーだったか、”謎”なのですが)

「鐘」ってものには、
ひとかたならぬ 愛着があります。

そもそも なんで 鐘に興味をもったのかは
自分にとっても いまだミステリー。


しかし

こんなふうに、日々の生活の中で
鐘の音を聴けるように なろうとは。

奇縁を感じます。




鐘の音は、

地を這うように、
あるいは 波のように、
静かに じんわりと、渚を黒く濡らすように 広がって、
白く涸れるように 消えて行きます。


今日の夕暮れは、
宵の水色の空気に しっとり沁みてゆくように

じんわり 響いていました。



 ~ いも食えば 鐘が鳴るなり 深大寺 ~





ちょっと前までは 窓を開けていると

どこかのキンモクセイの香りが なだれ込んで来て、
部屋の中まで ぜいたくに 満ち寄せていたものですが

ぱったり途絶えてしまいました。


散ったんだなあ。いつのまにか。あっけなく。







というわけで

今日は 家に閉じこもって仕事をしていたからか
よりいっそう
窓のむこうの 外の世界が、ちらちら気になったようです。




さて。明日は

原宿/表参道は、キャットストリートのカフェ:uzna omomにて

ライブイベントの 空間演出役です。


 日時:10月24日(土)

 場所:原宿 uzna omom

 open 19:00 start19:30 ticket 1,000円(+1D)

 ライブ:・吉田稔啓(ピアニカ)

     ・かいやすとも(ギター)


ちっちゃな隠れ家カフェなので、定員20名くらいだそうですが、
ご都合よろしかったら、ぜひ来てね。

すみっこでこっそり、お待ちして居ります。



さっき初めて気づいたのだけど、
uznaの店長日記に、なにげに登場していました。
一週間前に 下見(イメージ固め)に行ったときのだ。


さて

明日もバタバタ。どうなることやら。




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