歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

ひとつひとごこち

2010年12月09日 | 徒然 -tzure-zure-
いまひとつ、
造園の契約が成立した。

大きなのっぽの古、、ザクラ の、

ぽつんと、
中庭の真ん中に立つ、
雑草だらけの庭。

アパートとアパートのはざまに、なすすべなく、やる瀬なく、
ぽつんと、
取り残された場所。


元々畑だったので、土はふかふか。



その一本の桜のまわりを、ぐるりと円を描いて廻るベージュの
砂利の、小さな園路と、


ここそこに、
それぞれの季節に踊る花たちを、
たっぷり植える。

欲張りだから、色んな種類の色んな花や樹を、少しずつ集めて。日陰気味になる環境条件に合う中から、なるべく最大限。


彼らは、
次の春から。
始まる。


桜のまわりが、にわか賑やかに華やぐ。

華やぎは、年々じわじわと、膨らんでいくことになる。


来春。
最初に迎える春だけは、
チューリップが咲く。
色々、たくさん、咲く。



施工は、12月も下旬、クリスマス直前の頃。

これが、年内ラストの現場仕事になるかしら。



まだ、あと、
年内に契約まで決めたい外構の案件がひとつ、ふたつ。ほかにも補修の案件や、庭の手入れなども。ぜんぶでいくつ?

とにかく、
ひとつずつ。





かくして、
とりあえず、
ひとつ、

人心地。


ふっと
ツタの葉っぱが真っ赤なのが、
目に入る。

事務所の壁を這う、ナツヅタ。




真昼の冬の澄んだ光を、裏に透かして、


、、真っ赤だな、真っ赤だな、つたーの葉っぱが、、、


ほんとに、

真っ赤だな。



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