歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

迫る

2010年12月30日 | 徒然 -tzure-zure-
今日は久々に湿っぽい、白寒い、
曇り空。


今年最後のお仕事は、
大家さんちの
(、つまりは、自分の住んでる家の)
庭の手入れ。


柿の木を剪定して、
槇の木を刈り込みして、

コケのまわりの雑草を抜いて。
コケ、ぐんぐんはびこってきた。コケ贔屓の自分、ほくそ笑む。



今までは、秋に、あまり経験の無いようなシルバーの人によって、
無惨な、丸坊主の「棒」にされてた木たち。

なまじそんなことされるものだから、
凄い勢いで乱れた徒長を繰り返して、
見栄えも無く、
じわりじわりと、弱っていた木。


元の「木」に復活させるには、最低3年、時間がかかります。


手入れさせてもらえるようになってから、まず
坊主刈りを止めさせて、
今年は伸ばして。

葉っぱが正しく枯れて、落ちるまで、静かに様子見。

そして、バーク(樹皮)堆肥をマルチング。変な化学肥料はやらない。土をまず、豊かにして、
ゆっくり力を戻させる。



今までは、紅葉すら許されなかったモミジ、ケヤキも、
あまり見事ではないし、微妙にずれたりもしたけど、
一応、紅葉した。

秋に葉の色が変わって、枯れ落ちてゆくのは、
順当な自然のサイクルに、再び乗った証。想像以上に弱っていれば、養分を作るために、葉っぱはいつまででも青く、残ろうとする。

生きるため。




枯れかけてたサツキも復活、

春に植えたランタナは巨大化、まだ咲いてる。


この庭は、少しずつ元気になってきた。

でもまだ、時間がかかる。

来年はこのカオスを、もうちょっと調えたいな。




そんなこんなで、

もう、陽ももたない、
夕暮れが迫る。



以上で、年内の仕事、終了。


そして、

部屋の大掃除にかからねば!

ひどいカオス。早くなんとかしたい。


そして、
年賀状、です。




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