歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

夕間暮れの海~宮古島旅4~

2012年09月17日 | 宮古島 -miyakojima-
昼下がり。

心地好い前浜ビーチから戻り、
軽くシャワーを浴びてから、
ひとり、外へ。

あたりをちょっくら散歩してみました。





見知らぬ土地。
気の向くままに、歩いてみる。




ああ、大好きな、ブーゲンビリア。




南国で見るブーゲンビリアは、やっぱり、
強く生きてる感じがする。






見た事ある花、
見た事ない花。


赤い花の情熱。





青い花の静謐。





白い花の無垢。




黄色い花の愛嬌。




東京では観葉植物としてちょこんと売られている奇怪なものが、
豪勢な生け垣になっていたり。







樹々の生命力に覆い尽くされていたり。





旅先の町では、何よりもとにかく、歩き回ってみる。
目的地もなく、当て所無く、ふらふらと。

そうすると、
その町の“日常”の在り方、空気や時間の流れ方を、
ちらり、垣間見る事が出来る。

「町の全体像を掴む」とか、「知る」とか、「理解する」とか、
そんな大それたことではなくて。
ほんのちょっと。



今度はあの角を曲がってみようか、
なんかあそこにでかい木があるな、
ふらふらと、思いつくままに。

すると、
びっくりするような偶然の光景に導かれることもある。

びっくりはしないけど、ぐっとくる、
素敵な風景に引き寄せられることがある。




旅の醍醐味のひとつ。




あー、

そんなこと言っている間に、日は



黄昏の気配を翳ませて来た。






夜は、社長の実家で宴が。

その前に、
最初の浜に、再び訪れました。



夕暮れの迫る、静かな藤色の、凪の海。








さっき ビーチに行きそびれたちびっ子たちが





耐えきれず、海へ。


まだあたたかいよ。





あ、何か居る。



ウミヘビ?








空が



藍色になっていく。



照り輝いていた光も、蒼く褪せてゆく。









「かけっこしよう!」と、
母と元気な息子(5)。























青い海をもっと蒼くして、

宵が迫る。




この後、社長の実家へ。

宴が催されるのです。





~~~~~(続く~。)~~~~~~


やわらかい海~宮古島旅3~

2012年09月17日 | 宮古島 -miyakojima-
「よし、早速泳ごう!」と、訪れたのは、
前浜ビーチ。

そこは、




白くて細かい砂粒の、やわらか~い砂浜の、
静かな内海。




波も平ら。やさしくて静か。





色が変わるところは、深さが変わるところ。

浅いところは、砂浜の色をそのままに透かしています。





キラキラの文様。





透明の水。

やわらかくて、あたたかい。



海で泳ぐの、いつぶりだったっけ。




砂浜には、珊瑚の尖った死骸とかも散らばっていないので、
裸足でも大丈夫。

微粒子の、ベージュの、サラサラの砂粒。



同行のタイル屋さん(60寸前)を埋めています。







海に舞う光。




透明に透ける影。




白い。
白塗り暗黒舞踏みたいになります。



グラデーション。


何とも言えない青のやさしいグラデーション。



着々と埋もれて行くタイル屋さん。



はしゃいでるよ。大人の男たちが。




そういえばこの時ビーチに繰り出したのは男たちばかりでしたので、
今回は いつまで経っても水着女子は出てきません。
画的に残念な人には残念かもですね、すみません。




思い思いに。





そういえば、ちっちゃな子たちはお昼寝のために
ホテルに残りました。

このやわらかな砂とおだやかな浅い水辺は、
やさしくて、ちびっこには良いはず。

喜んだろうな~。













エメラルドグリーンのあたりには「魚が居る」と、

何度も潜りにゆく人。




ぷかぷか寝そべって、のんびり浮いてみる人。




駆ける人。




浅いので、けっこうどこまでも歩いていけるのです。
エメラルドの近くまで。


でもさ、
母なる海!みたいな大自然を前にして、
「おとな」とか「こども」とか、なんか関係ないというか、
全然どうでもいいことだと思うんだ。

線引きなんてさ。




そんなこんなで、



ちょっと大きな子どもたちの、
束の間のひと時。


光は、夏の昼下がり。







ホテルに戻ると



テンション上がりすぎて、はしゃいじゃって、全然寝らんなかった!

というちびっ子たち。
いっそ、一緒に行けば良かったねー!

悔しがりつつ。



ホテルで一旦休憩をして、
また出かけます。




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