歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

樹の根の絵描きと、紅いカフェ

2009年10月16日 | 遊興 -pleasure-
もう 時間がちょっと経ってしまったのだけど

雨上がりの気持ち良い、
10月3日、土曜日のこと。

友人の個展に、2つ、行きました。

1つは とっくに終わってしまったけれど、ご紹介します。
もう1つは ギリギリまだやっているので、また別途、ご紹介します。



1つ目は、
和田英子さんの「瀬音の森~地に棲むもの~」展。



おそるべき根気のたまもの。細密でリアルな点描画です。
活版印刷屋の岡城さんと 協同の展示でした。



場所は、
小伝馬町の古民家カフェ:「カフェ紅」さん。



「紅」と書いて
「もみ」と読みます。
中庭のモミジ(紅葉)に ちなんで。

「カフェ紅」は、
で知り合った友人が勤めていたこともあって
なにげに ちょこちょこ訪れている、お気に入りのカフェです。

容易に真似できないこだわりのごはんや
容易に真似できないデザートが、
絶対に真似できない空間で、味わえるのです。


 (※6月に訪れたときの模様>>「森だくさんの交響楽団」の巻より、前半。
  ・・あの時はそうそう、三種類の花茶や、「めんたいこドリア」を頂きました。美味かった!


この日 登場した「土曜日限定メニュー」は、
ぜいたくな大盤振る舞い・デザートプレート。



これは第一のプレート:
・全粒粉スコーンくるみ入り丸パンのクロック・ムッシュ
 (自家製生キャラメルとクロテッドクリーム添え)


 カリッとしたパンに
 ぷりぷりのハムが乗り
 その上でチーズが
 と ろ け る 。

という現象は、
まさに
“凝縮されたる 多幸感”。

食べるということのぜいたく。
美味しいものを食べるという幸福の象徴。


和田さんと おしゃべりしながら
とろける素敵なぜいたくを 分かち合いました。



お茶は、



オリジナルブレンドのハーブティーを。

どんなブレンドだったかは 忘れちゃった;
たしか、カモミールとかリンデンとか、ローズヒップとか、、、




古民家の 渋~い木の色や
そこかしこの 深い“紅”色や
いちいち素敵な古い建具や 調度品が

あんまりに 居心地が良いせいか、

毎度毎度、
とっぷりと、長居してしまいます。




この日、
和田さんの展示も 最終日。
よりにもよって閉店寸前、最後の最後のお客でした。

それをいいことに、
和田さんを独占し
ギリギリアウトの時間まで、夢中になって
食べたり、おしゃべり。


熊野古道(の近くの)ご出身の、和田さん。
そういえば多分、初めて、こんなにしゃべったのではないかな。


美味しくて、楽しくて、


危うく、
展示された絵を すっかり見逃すところでした。





本題の絵のことを忘れさせるほど
夢中にさせた 張本人:
「デザートプレート」の、セカンド。

・スイートポテト
・ショウガのプリン
・マーブルシフォン

折しも この日は「仲秋の名月」。
それに見立てて、満月を模した:
アーモンド的コーンフレークの味のする パリッとしてるようでしっとりしてるもの
(要するに、名前がわからないもの)が、
刺さっていました。

ショウガのプリンが、最高にショウガでした。

パティシエが頑張って作っている特別限定メニュー。
もう二度と食べられないのかしらん。


限定メニューが気になる方は、ぜひ、カフェ紅のホームページ↓の「news」を 
こまごまチェックしてみてね。


カフェ紅(モミ):http://www.momicafe.com/


中庭の紅葉(もみじ)も、そろそろ紅葉(こうよう)を始める頃でしょうか、、、

あらそういえば、紅(もみ)の紅葉(こうよう)した紅葉(もみじ)はまだ
見たことなかったです。

また、お邪魔します。


 *


翌 日曜日、

新宿御苑を訪れたのですが。

(前回のシャボン玉の話は、その時のでした)


これ↓を見るなり



「あ、和田さんだ。」


すっかり刷り込まれていたのでした。




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