有綱神社・有綱大明神
常盤御前と源有綱を祭る「有綱神社」。
葛生の仙波町にある。
源義経のお母さんが常盤御前。
源有綱は源三位頼政の孫で、ゲリラ戦の名手といわれた源氏の名門。
頼朝の追っ手を逃れ、奥州藤原氏のもとに逃げようとしたところで、土砂崩れで道をふさがれ、断念して
この地に住み、生涯を終えたという。
史実的には、常盤御前は京都で一条家に嫁いで、娘まで生んでいるので、京都で亡くなった説が常識。源有綱は奈良で
壮絶な戦死をしているから、関東に生きて逃げるのは、かなり不自然。
でも、ロマンはあるね。
義経と有綱は、盟友といってもいい関係なので、常盤御前と行動をともにするのは、変ではないけど、年齢差があるので、
娘を妻にした説も。
あるいは、京都から駆け落ちしたカップルが、有名人を名を騙って、田舎の人をダマして、うまく住み着いたとか。
推定年齢は常盤御前55歳。源有綱は35歳。
とはいえ、大明神とまで尊敬されて、神様として祭られたところをみると、京都の先進文化を地方に持ってきた優秀な人
だったのかも。
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