
金正恩氏はサイコパスなんだろうね
政治家や聖職者で成功する人がに多いといわれるサイコパス。
「ソウルを火の海にする」とか派手に威嚇しながら、一転して和平に乗り出すあたりは、いかにも人格に統一性のないサイコパス的な感じ。
また、叔父、兄を含め、わかっているだけで150人の高級幹部を粛清したというから、良心の呵責に乏しいというところも、サイコパスの特徴的な部分。
「人を殺す」ということに迷いにない人間なんて、ある種の特殊な精神構造とでも評さないと、逆に自分たちが苦しくなるほど。
もう一つサイコパスの特徴的なところとして、生きることの執着が格段に強いこと。
「アメリカの犬」とまで言っておきながら、助けを求めに中国に電撃訪問とか、すごいメンタル。
自分が生き残るためには、何を犠牲にしても、どんな辱めをうけても耐えられるというのも、凡人には理解しがたいもの。
(日本のサムライなんて、すぐに死にたがるし)
そういえば、フセイン大統領も、イラク戦争のあと、穴ぐらの中から発見されたのが、記憶に新しい。虐殺する人は、自分の命は大切にするものらしい。
サイコパスはアジア圏で300人に一人、アメリカで25人に一人の確率で存在するとか。
そして人格にスイッチが入れば、温厚で社交的な人間性を演出することもできるというものサイコパスの特徴。
(演技力があるというより、人を支配することに有効なので、自然と身に着けてしまうものらしい)
南北会談における外交の成功も、良き支配者としての表現力に長けたサイコパスならではもの。
歴史の中で、サイコパス的な人物というと、古くは春秋時代の呉起、三国志の曹操、日本では藤原鎌足とか織田信長が、そうだと分析されることが多いらしい。
今年の大河ドラマ「西郷どん!」の一方の主役の大久保利通は、サイコパス的な政治家でありながら、違う人格の典型かも。
部下から「北海の氷河」と呼ばれるほど冷厳な印象を持たれる人物だったものの、家庭人のエピソードからは子供たちに
気配りの行き届いた父親像が見えたり、西南戦争で西郷の死がつたわると、さりげなく身辺の整理(暗殺を覚悟して)を始めるというあたりは、強い意志の力で非情を
演じていたということか。
米朝会談の相手であるトランブ大統領は、どうなのだろう?
すぐ、部下の首を切るところや、前言をすぐ撤回するところは、いかにもサイコパス的。
しかし、自分が唱えた選挙公約にしゃにむにこだわるところや、頼ってくる部下には、とことん面倒見にいいところは、サイコパスとはちがう別の人間性のような。
キリスト教長老派を信仰して、酒もタバコもしないというのは、人格者とまではいかなくても、自分なりの美意識が明確なのかも。
日本の拉致問題解決に熱心なのも、政治的に恩を売るというより、意気に感じてということか。
かといって、人情家というほどでもなく、
「すべてはディール(取引)のため」と言い切ってしまうところは、地上げ屋さんそのもの。
そもそも、大統領になるモチベーションが謎。
トランブ大統領は単純そうで、なかなか核心部分のわからない人。
いずれにしろ、歴史的米朝会談は、ものすごい「人間力」での交渉となりそう。
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