GoGoマクロのブログ

初心者向けマクロ講座「Go!Go!マクロ」の筆者三太郎の公式ブログです。

GoGoマクロ

エクセル仕事の自動化が誰でもできる本

食べました!

2008-06-25 13:33:19 | よもやまな話
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突然ですが、

皆さんもう食べましたか?


なにを?と言うと、

今ちまたで話題のあのドーナツのことなんですが、

何でもすごく美味しいとの評判で、

その店の前は連日大行列だとかで何時間も並ばないと
中々買えない貴重なもののようです。

なので、その噂のクリスピードーナツって

「どんだけおいしいんだろう!?」と、前々から

気になっていたんですが、

昨日、とうとう機会あって私もその噂のドーナツを
初めて食べました!(頂き物ですが・・・)

で、

そのお味はと云うと、「・・・」、

微妙です。


40代のおじさんの私にはあの甘さはちょっとムリかも(?!)
知れません。^^;


なんでも、行列に並ぶともらえる

”でき立て”

が無茶くちゃ美味しいとの話で
私が食べたのはできて何時間も経っていた
もらい物だったからかも知れませんが、

私、今さらドーナツ屋の前に何時間も並ぶ様な年
でもないですし、

特に、甘いものが好きだというわけでもないので、

そこまでして食べたいとは思いません。

どちらかと言うと、

普通のミスタードーナツの方が私の好みです。


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           「Go! Go! エクセルマクロをはじめよう!」

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シート全体を検索して着色するマクロの作り方(完)

2008-06-23 16:41:55 | マクロ作成のコツ
シートを検索して着色するマクロ(完成編)


◆リクエスト紹介

今回は、前回のシリーズ「文字列を検索するマクロ」に関連していただいた
下記のリクエストをご紹介しています。


投稿者:YSさん

 >今回の文字列検索マクロ面白いです。
 >続きで、シート全体に検索をして、
 >対象になったセルの全てに着色が
 >したいのですが、可能ですか。


YSさん、リクエストありがとうございます。



◆今日の講座

今回のリクエストも前回までのLessonでだいたいできてきましたが、完成には
まだもう少し手を加えなければならない部分がありますので、今回はその辺の
とこるをまとめて完成に至る予定です。


それでは、前回作成したエクセルマクロ"gogo98.xls"をご用意ください。



1)
まずはじめに、前回作ったマクロをもう1度実行してみます。
――――――――――――――――――――――――――――+
1."gogo98.xls"を開きます。(セキュリティ確認画面が表示された
 場合には、[マクロを有効にする]を選んでください。)

2.シート[Sheet7]を開いてください。

3.では、さっそく実行します。
 [ツール(T)] → [マクロ(M)] → [マクロ(M)...] → マクロ画面が出るので
 そのまま(「Macro1」が選択された状態で)[実行]をクリック。

4.すると、入力窓のあるポップアップ画面が表示されたと思いますので、
 その入力窓に以下の日本語(3文字)

ノート

 と入力してください。

5.そうしたら、このポップアップ画面にある[OK]ボタンをクリックします。
――――――――――――――――――――――――――――+

すると、新たにノートのセルが黄色く塗りつぶされていればOKです。
でも、ここでちょっと問題なのがA列の前回検索したペンのセルも塗りつぶさ
れたまま(前回の検索結果が残ったまま)になっているという点です。

これはなぜでしょうか?
(ちなみに、B列やC列のペンの前回塗りつぶされた色は消えています。)

この答えは至って簡単ですよね。



2)
では、その答えの確認と改善のためにプログラムの中身をみていきます。
――――――――――――――――――――――――――――+
1.マクロプログラムを表示します。
 [ツール(T)] → [マクロ(M)] → [Visual Basic Editor(V)]

2.この画面の左上半分の[-標準モジュール]という所の一番下の
 [Module3]をダブルクリックします。
――――――――――――――――――――――――――――+


++++++++++++++++++++++++++++―
Sub Macro4()
'
  Columns("B:E").Select
  Selection.Interior.ColorIndex = xlNone
End Sub
++++++++++++++++++++++++++++―


(この上に Macor3 も表示されていると思いますが、今回は必要ありません
ので無視してください。)
この Macro4 は、前回塗った色が残らないよう選択した列の全てのセルの色を
クリアー(無色に)するプログラムで、Macro1 の最初で呼ばれて(Call Macro4)
実行させるものです。
なので、ここの列の範囲指定をしている部分である"B:E"を修正してやれば
よいということは一目瞭然ですね。



3)
それでは、これを踏まえてこのプログラムを修正します。
――――――――――――――――――――――――――――+
1.この Macro4 の最初の行
   Columns("B:E").Select
 を、下記に修正します。
   Columns("A:IV").Select
――――――――――――――――――――――――――――+

修正した後のプログラムはつぎの様になります。

++++++++++++++++++++++++++++―
Sub Macro4()
'
  Columns("A:IV").Select
  Selection.Interior.ColorIndex = xlNone
End Sub
++++++++++++++++++++++++++++―


エクセルの列というのは最大でも256列までです。(但しExcel2007は除きます)
なので、いま修正した "A:IV" というのは(IVはAから数えて256列目に当たり
ますので)、全ての列を対象とするようにしたということになります。



4)
それでは、確認のため実行してみましょう。
――――――――――――――――――――――――――――+
1.エクセルの画面に戻って、シート[Sheet7]を開いてください。

2.では、さっそく実行します。
 [ツール(T)] → [マクロ(M)] → [マクロ(M)...] → マクロ画面が出るので
 そのまま(「Macro1」が選択された状態で)[実行]をクリック。

3.すると、入力窓のあるポップアップ画面が表示されたと思いますので、
 その入力窓に以下の日本語(4文字)

消しゴム

 と入力してください。

4.そうしたら、このポップアップ画面にある[OK]ボタンをクリックします。
――――――――――――――――――――――――――――+

実行した結果、「消しゴム」のセル(2箇所)だけが黄色く塗りつぶされていれ
ばOKです。



5)
念のためもう一度実行してみます。
――――――――――――――――――――――――――――+
1.新しく空のシート[Sheet8]を作成してください。
 [挿入(I)] → [ワークシート(W)]

2.次に、テスト用のデータを入力します。
 以下のテキスト(15行)をコピーして、[Sheet8]の適当な位置にランダムに
 (どこでも構いませんので適当にシートを埋め尽くすくらいに10~20回)
 次々と貼り付けてみてください。

黒ボールペン
青ボールペン
赤ボールペン
シャーペン0.5mm
シャーペン0.3mm
ノートA4
ノートB5
赤鉛筆
青鉛筆
3色ボールペン
4色ボールペン
消しゴム
蛍光赤ペン
蛍光青ペン
三角定規


3.では、実行します。
 [ツール(T)] → [マクロ(M)] → [マクロ(M)...] → マクロ画面が出るので
 そのまま(「Macro1」が選択された状態で)[実行]をクリック。

4.すると、入力窓のあるポップアップ画面が表示されたと思いますので、
 その入力窓に以下の日本語(1文字)



 と入力してください。

5.そうしたら、このポップアップ画面にある[OK]ボタンをクリックします。
――――――――――――――――――――――――――――+

実行した結果、「赤ボールペン」「赤鉛筆」「蛍光赤ペン」のセルだけが全て
黄色く塗りつぶされていればOKです。


これで、今回のリクエストの「シート全体を検索する」という命題は一応達成
できたということになります。

今回、修正したプログラム Columns("A:IV").Select の "A:IV" の部分ですが
まぁ、256列もデータがある表というのはめったにないと思いますから、通常
はこの部分をデータある列分だけ指定しておけばよいと思います。



最後に、今回のリクエストのポイントをおさらいしておきたいと思いますが、
「検索結果に色を付ける」という方法と、それを「シート全体を検索する」と
いうプログラムに直す方法の2つについて学習してきました。

「検索結果に色を付ける」という方法では、塗りつぶす色の番号は「マクロの
記録」でどんな色でも簡単に調べることができましたよね。
もう一方の「シート全体を検索する」方法では、1列のみを検索する場合方法
1重ループに対して、シート全体のような複数列を検索したい場合には、2重の
ループを組めばよいということを勉強しました。

どちらも、今回のように簡単にちょっとしたプログラムの修正で実現できます
し、更にこれを利用すると検索だけでなく色々と応用範囲が広いと思いますの
で、今後、次の章に入る前にちょとその辺の応用例もご紹介していきたいと思
っています。



今回はこれで終了です。



コメント

シート全体を検索して着色するマクロの作り方(3)

2008-06-18 09:58:56 | マクロ作成のコツ
テーマ:シートを検索して着色するマクロ(その3)


◆リクエスト紹介

今回は、前回のシリーズ「文字列を検索するマクロ」に関連していただいた
下記のリクエストをご紹介しています。


投稿者:YSさん

 >今回の文字列検索マクロ面白いです。
 >続きで、シート全体に検索をして、
 >対象になったセルの全てに着色が
 >したいのですが、可能ですか。


YSさん、リクエストありがとうございます。



◆今日の講座


今回のリクエストのポイントは、検索結果に色を付けるということと、シート
全体を検索するということの2つであることは最初にもいいましたが、前回ま
でにこのうちの「検索結果に色を付ける」というところまで完成しましたので
今回は、もう一つの「シート全体を検索する」という方をやっていくことにし
ます。


それでは、前回作成したエクセルマクロ"gogo97.xls"をご用意ください。


1)
まずはじめに、プログラムの中身の確認です。
――――――――――――――――――――――――――――+
1."gogo97.xls"を開きます。(セキュリティ確認画面が表示された
 場合には、[マクロを有効にする]を選んでください。)

2.マクロプログラムを表示します。
 [ツール(T)] → [マクロ(M)] → [Visual Basic Editor(V)]

3.この画面の左上半分の[-標準モジュール]という所の下の
 [Module1]をダブルクリックします。
――――――――――――――――――――――――――――+


++++++++++++++++++++++++++++―
Sub Macro1()
'
  Call Macro4
  b = InputBox("検索したい商品名を入力してください。")
  n = Cells(Rows.Count, "B").End(xlUp).Row
  For i = 1 To n
    Range("B" & i).Select
    a = ActiveCell.Value
    If a Like "*" & b & "*" Then
      Call Macro2
    End If
  Next i
  Range("E2").Select
End Sub
++++++++++++++++++++++++++++―

これは、前回までに作成した「検索結果に色を付ける」というマクロプログラ
ムです。

Call Macro2 で実際にセルに色を塗っています。
また、最初の Call Macro4 では、前回塗った色が残らないよう、全てのセル
の色をクリアーしています。


この段階ではまだB列についてのみ検索を行なうマクロとなっているわけです
が、今回これをシート全体へと広げていくことにします。

ここで、いま一度繰り返し処理(ループ)についてのおさらいですが、
前回のように1列のみが検索対象のプログラムでは、ループ( For~Next )は
1つで済みますが、これを複数の列を検索対象とする場合、ループが2つの2
重ループ(すなわち、ループの中にもう一つのループが入るプログラム)に
していく必要があります。

この2重ループに関しては前にも勉強しましたが、

++++++++++++++++++++++++++++―
  For i = 1 To 10
    ある処理
  Next i
++++++++++++++++++++++++++++―

上記は、「ループの基本形」ということで、この講座ではもう再三勉強してき
ていますのでみなさんもうよくお分かりの所とは思いますが、これは言い換え
るならば”1重ループ”ともいえます。
なので、今回用いる”2重ループ”というものは、

++++++++++++++++++++++++++++―
  For j = 1 To 10
    データ設定
    For i = 1 To 10
      ある処理
    Next i
  Next j
++++++++++++++++++++++++++++―

このような形になります。
本講座では、これを「2重ループの基本形」と定めています。



2)
それでは、これを踏まえてプログラムに少し手を加えていきます。
――――――――――――――――――――――――――――+
1.まず、プログラム上方の
n = Cells(Rows.Count, j).End(xlUp).Row
 という行の上に下記の1行に追加してください。
  For j = 1 To 256

2.次に、プログラム下方の
Next i
 という行の下に下記の1行に追加してください。
  Next j
――――――――――――――――――――――――――――+

修正した後のプログラムはつぎの様になります。(ループの中の行は[Tab]キー
を使って、なるべく下記のように見やすく字下げを行なってください。)

++++++++++++++++++++++++++++―
Sub Macro1()
'
  Call Macro4
  b = InputBox("検索したい商品名を入力してください。")
  For j = 1 To 256
    n = Cells(Rows.Count, "B").End(xlUp).Row
    For i = 1 To n
      Range("B" & i).Select
      a = ActiveCell.Value
      If a Like "*" & b & "*" Then
        Call Macro2
      End If
    Next i
  Next j
  Range("E2").Select
End Sub
++++++++++++++++++++++++++++―

これで、プログラムの構造が2重ループになりました。
すなわち、縦×横(行×列)の両方向に向かって検索をしていくというプログラ
ムに拡張できたわけです。

ここで、ループ文 For j = 1 To 256 の256という数字はエクセル(Excel2007
以外)での最大の列数を表しています。
(まぁ、検索対象とするデータの列数というものは行数とは違ってあまり変動
するケースは少ないと思いますので、その都度データの列数に合わせてやれば
よいと思いますが、とりあえずここでは最大の256にしておきます。)


ただし、これではまだB列に対してのみしか検索はできませんので、もう少し
修正を加える必要があります。(プログラムの中に "B" という記述が残って
いるので。)



3)
それでは、このプログラムにもう少し手を加えていきます。
――――――――――――――――――――――――――――+
1.まず、プログラム上方の
n = Cells(Rows.Count, "B").End(xlUp).Row
 という行を、以下に修正します。
  n = Cells(Rows.Count, j).End(xlUp).Row
 ( "B" → j に変えるだけです。)

2.次に、プログラム中段の
Range("B" & i).Select
 という行を、以下に修正します。
  Cells(i, j).Select
――――――――――――――――――――――――――――+


修正した後のプログラムはつぎの様になります。


++++++++++++++++++++++++++++―
Sub Macro1()
'
  Call Macro4
  b = InputBox("検索したい商品名を入力してください。")
  For j = 1 To 256
    n = Cells(Rows.Count, j).End(xlUp).Row
    For i = 1 To n
      Cells(i, j).Select
      a = ActiveCell.Value
      If a Like "*" & b & "*" Then
        Call Macro2
      End If
    Next i
  Next j
  Range("E2").Select
End Sub
++++++++++++++++++++++++++++―

ここで出てきた Cells(i, j) というものを使うことで、i行j列(iとjは数字)
のセルをセレクト(選択)することができます。

例)
Cells(5, 3).Select・・・3番目の列の5行目のセル(すなわちC5のセル)を
             選択するという意味。



4)
それでは、確認のため実行してみましょう。
――――――――――――――――――――――――――――+
1.エクセルの画面に戻って、新しく空のシート[Sheet7]を作成してください。
 [挿入(I)] → [ワークシート(W)]

2.次に、テスト用のデータを入力します。
 以下のテキスト(5行)をコピーして、[Sheet7]のセルA1の位置に
 そのまま貼り付けてください。

ボールペン
ノート
シャーペン
消しゴム
ボールペン赤


3.同様に、
 以下のテキスト(5行)をコピーして、今度は隣のセルB1の位置に
 そのまま貼り付けてください。

ノートA4
3色ボールペン
4色ボールペン
修正液
シャーペン0.5mm


4.同様に、
 以下のテキスト(5行)をコピーして、その隣のセルC1の位置に
 そのまま貼り付けてください。

ボールペン黒
ノートA5
シャーペン0.3mm
消しゴム
ボールペン青


5.では、実行します。
 [ツール(T)] → [マクロ(M)] → [マクロ(M)...] → マクロ画面が出るので
 そのまま[実行]をクリック。

6.すると、入力窓のあるポップアップ画面が表示されたと思いますので、
 その入力窓に以下の日本語(2文字)

ペン

 と入力してください。

7.そうしたら、このポップアップ画面にある[OK]ボタンをクリックします。
――――――――――――――――――――――――――――+


実行した結果、各列のペンという文字を含むデータのセルが黄色く塗りつぶさ
れていればOKです。

これで、複数の列に対しても検索ができるようなマクロになった。ということ
になります。


ただし、完成にはもう少し手を加えなければならない部分がありますので、
次回それを行なってこのマクロの完成を目指します。


今回はこれで終了です。


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祝!4周年ですが、

2008-06-13 15:19:10 | よもやまな話
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最近、大災害とか、物騒な事件とか多いですが、

ガソリンをはじめ色んな物の値段もどんどん上がってきて

暗くなる事ばかりの多い昨今です。

そんな中で、明るい話題といったらバレーボールと

阪神ファンぐらいなものでしょうか。(笑)


私の場合は、

このメルマガの4周年記念&100号目前

ということで少々気分は盛り上がっていたのですが、

先日の記念セールで思わぬドタバタがあったのと、

セパ交流戦にはめっぽう弱い中日ファンでもありますし、

ぇもぅ阪神と8.5ゲーム差?!みたいな、

ちょっと気分もさえないの今日この頃です。


思い起こせば4年前、

このメルマガを始めるにあたっては、メルマガ書くぞー

と意気込んではみたものの、

最初は当然ながら、右も左も分かりません。


1行の文字数を統一して揃えて書かなければダメだとか、

なるべく漢字は少なくひらがなを多く使うとか、

私的な話(自分の趣味やどこのチームのファンだとか)は

書いてはいけないとか、・・・etc。


なるべく、多くの読者の方に読んでもらいやすくするための

そういった書き方の基本を学ぶところからのスタートでした。

(でも、今となってはそんなことはあまり気にして書いては
いませんが。。。^^;)


このようなメルマガの講座といえども、

人が人に何かを教えるという限りにおいては、

なるべく教える側の人柄や感情を出した方がより多く伝わる。

ということと、

この学習方法が絶対にいいんだ!みんなに広めるべきだ!

と確信したからには、心の底からそれをすすめる。

信念を持って何度でも説明していく、それしかない!

これが、4年間このメルマガ講座を書き続けてきた私の得た結論です。

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シート全体を検索して着色するマクロの作り方(2)

2008-06-04 14:58:02 | マクロ作成のコツ
テーマ:シートを検索して着色するマクロ(その2)


◆リクエスト紹介

今回は、前回のシリーズ「文字列を検索するマクロ」に関連していただいた
下記のリクエストをご紹介しています。


投稿者:YSさん

 >今回の文字列検索マクロ面白いです。
 >続きで、シート全体に検索をして、
 >対象になったセルの全てに着色が
 >したいのですが、可能ですか。


YSさん、リクエストありがとうございます。



◆今日の講座

前回は、まずこのリクエストのポイントとなる「検索結果に色を付ける」とい
うところの途中までいきました。今回はその続きです。



さて、前回の最後に下記のような(ごく簡単な?!)問題を出しました。


Q.ではこのマクロを「検索されたデータのセルを赤く塗りつぶす」
 というように修正するには、どうしたらよいでしょうか?


黄色を赤に変えるだけなので簡単ですよね?!
(「赤って何番??」ですって・・・)



1)
では、今日はまずその答え合わせからです。
――――――――――――――――――――――――――――+
1."gogo96.xls"を開きます。(セキュリティ確認画面が表示された
 場合には、[マクロを有効にする]を選んでください。)

2.いつものように「マクロの記録」を開始します。
 [ツール(T)] → [マクロ(M)] → [●新しいマクロの記録(R)...]
 → マクロの記録画面が出るのでそのまま[OK]をクリック。

3.次に、以下の操作でセルに色をつけます。
 [書式(O)] → [セル(E)...] で「セルの書式設定」画面を開き、
 [パターン]タブで、セルの網掛けの色を赤色(左から1列目の上から
 3番目の色)をクリックし、下の[OK]ボタンをクリックします。
 (この操作は、コマンドバーの[塗りつぶしの色]を使ってやっても
  構いません。)

4.最後に、[ツール(T)] → [マクロ(M)] → [■記録終了(R)]とやって、
 マクロの記録を終了させます。
――――――――――――――――――――――――――――+



2)
次に、いま記録したプログラムの中身を確認します。
――――――――――――――――――――――――――――+
1.マクロプログラムの画面を表示します。
 [ツール(T)] → [マクロ(M)] → [Visual Basic Editor(V)]

2.この画面の左上半分の[-標準モジュール]下の一番下に[Module3]が
 あると思いますので、その[Module3]をダブルクリックします。
――――――――――――――――――――――――――――+


++++++++++++++++++++++++++++―
Sub Macro3()
'
With Selection.Interior
.ColorIndex = 3
.Pattern = xlSolid
End With
End Sub
++++++++++++++++++++++++++++―


これで、赤が何番か?ということは分かりましたよね。
(先ほどの色つけの操作方法によっては、若干上記プログラムと違いのある場
合もありますが、ここでは一切気にする必要はありません。要は、「赤は3番
だ」ということが分かればよいだけです。)

この方法で、まずは着色したい色の番号を調べて、あとはたった1箇所プログ
ラムを直せばよいだけです。

ついでなので、その直す1箇所とは、前回着色した黄色は6番でしたので、
プログラム中のどこかの 6 を 3 に直すだけ。というのが、前回の問題の答え
です。


ということで、検索されたデータのセルを自分が好きな色に塗りつぶすための
マクロが、この方法で作れるようになったことと思いますので、ここから今日
の本題に入ります。



3)
はじめに、いまのプログラムを1回実行してみます。
――――――――――――――――――――――――――――+
1.エクセルの画面に戻って、シート[Sheet6]を開いてください。

2.では、さっそく実行します。
 [ツール(T)] → [マクロ(M)] → [マクロ(M)...] → マクロ画面が出るので
 そのまま(「Macro1」が選択された状態で)[実行]をクリック。

3.すると、入力窓のあるポップアップ画面が表示されたと思いますので、
 その入力窓に以下の日本語(3文字)

ノート

 と入力してください。

4.そうしたら、このポップアップ画面にある[OK]ボタンをクリックします。
――――――――――――――――――――――――――――+

すると、新たにノートのセルが黄色く塗りつぶされていればOKです。
でも、ここでちょっと問題なのは、前回検索したペンも塗りつぶされたままに
なっている点です。そうです、検索する度に前回塗りつぶされた色は消してや
らなければなりません。



4)
では、それを踏まえてプログラムをちょっといじっていきます。
――――――――――――――――――――――――――――+
1.まずは、「マクロの記録」を開始します。
 [ツール(T)] → [マクロ(M)] → [●新しいマクロの記録(R)...]
 → マクロの記録画面が出るのでそのまま[OK]をクリック。

2.次に、通常のExcelの操作にて、B列~E列の4列を選択状態にしてください。
 (表の上部のアルファベットの列名のBの部分("ボールペン"の上)を
 左ボタンを押したまま、マウスをEまでもっていって、左ボタンを離す。)

3.次に、以下の操作でセルの塗りつぶし色を消します。
 [書式(O)] → [セル(E)...] で「セルの書式設定」画面を開き、
 [パターン]タブで、セルの網掛けの色の[色なし]をクリックし、
 下の[OK]ボタンをクリックします。
 (この操作は、コマンドバーの[塗りつぶしの色]の[塗りつぶしなし]
  とやっても構いません。)

4.最後に、[ツール(T)] → [マクロ(M)] → [■記録終了(R)]とやって、
 マクロの記録を終了させます。
――――――――――――――――――――――――――――+



5)
次に、いま記録したプログラムの中身を確認します。
――――――――――――――――――――――――――――+
1.Windows画面下方のタスクバーでプログラムの画面を表示します。

2.この画面の左上半分の[-標準モジュール]下の一番下にある
 [Module3]をダブルクリックします。
――――――――――――――――――――――――――――+


++++++++++++++++++++++++++++―
Sub Macro4()
'
Columns("B:E").Select
Selection.Interior.ColorIndex = xlNone
End Sub
++++++++++++++++++++++++++++―

セルの塗りつぶされた色を消すには、このようなたった2行のプログラムを
組み込めばよいことが分かります。



6)
では次に、これを基のプログラムに組み込みます。
――――――――――――――――――――――――――――+
1.まず、今度は(画面の左上半分の[-標準モジュール]すぐ下の)
 [Module1]をダブルクリックしてください。

2.そうしたら、右側に表示されたMacro1()のプログラムの先頭の
   b = InputBox("検索したい商品名を入力してください。")
 という行の上に、下記の1行を追加してください。
   Call Macro4
――――――――――――――――――――――――――――+


修正した後のプログラムはつぎの様になります。


++++++++++++++++++++++++++++―
Sub Macro1()
'
  Call Macro4
  b = InputBox("検索したい商品名を入力してください。")
  n = Cells(Rows.Count, "B").End(xlUp).Row
  For i = 1 To n
     ・
     ・
     ・
++++++++++++++++++++++++++++―

これで、実行前に前回塗りつぶされたセルの色をクリアーしてくれる
プログラムとなりました。



7)
それでは、確認のため実行してみましょう。
――――――――――――――――――――――――――――+
1.エクセルの画面に戻って、シート[Sheet6]を開いた状態で、

2.では、さっそく実行します。
 [ツール(T)] → [マクロ(M)] → [マクロ(M)...] → マクロ画面が出るので
 そのまま(「Macro1」が選択された状態で)[実行]をクリック。

3.すると、入力窓のあるポップアップ画面が表示されたと思いますので、
 その入力窓に以下の日本語(2文字)

ペン

 と入力して、その下の[OK]ボタンをクリックします。

5.続けてもう一度実行します。
 [ツール(T)] → [マクロ(M)] → [マクロ(M)...] → マクロ画面が出るので
 そのまま(「Macro1」が選択された状態で)[実行]をクリック。

6.再び表示されたポップアップ画面の入力窓に、今度は以下の日本語(3文字)

ノート

 と入力して、その下の[OK]ボタンをクリックします。
――――――――――――――――――――――――――――+

これで、何度検索しても大丈夫な(前の検索結果は残っていない)マクロとな
ったことが確認できました。



今回はこれで終了です。
今日作ったマクロプログラムは次回もこの続きでまた使いますので、大切に
保管しておいてください。(ファイル名 "gogo97.xls" )


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