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IT講師の”教える”テクニック

2015-04-26 15:57:13 | マクロ作成のコツ

人間というものは、一方的に人から教わった勉強は
すぐに忘れてしまうというのが性分です。

だから、私は人に物を教える場で
あるテクニックを使っています。


たとえば、富士通でやってた新人プログラマー研修での
例をお話すると、

生徒25名くらい居るクラスで
新人にはちょっと難し目の問題を出す。

すると、みんな答えが分からなくて、
教室内がしーんとする。

そのまま5分間、考えさせる。
(わざと悩ませる。)

いくら考えても分からなくて、みんなが
となってきた頃に、 

黒板にたった1行の、簡単なヒントを書くわけです。


そうすると、そのヒントを見た生徒たちは
「あっ、そっか!」と言って、

25人の手が一斉に動き出してキーボードを打つ音が
教室中に響きだすわけです。

この光景は、実に圧巻です。


出来るだけ多くこの状況を作り出す。

授業の中で何度か作り出せれば、それで勝ちです。
(より実力を付けさせたいと思う講師であれば・・・)



けっして答えを教えるのではなく
ヒントを与える。

人間は、人に教わった事はすぐ忘れる。
自分で気付いた事は絶対に忘れない。

この人間の特性をわきまえた上で
教えるということが重要です。


まず、自分で考えさせる。
   
その答えは、ヒントを与えて自分で気付かせる。


なので、メルマガのマクロ講座の中でも
度々この手法を用いたヒントを出しています。

 

 

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わたしの”座右の銘”

2015-04-15 09:50:29 | よもやまな話

思えば私、自分が新入社員で現場配属になったのが、今から丁度30年前の今日4月の15日、

当時はまだ日本に3台しかなかった「スーパーコンピュータ」という速い計算機を使っていたある大手設計会社に、新人プログラマーとして常駐派遣をされて行った日です。

そこで、社会人としての第一歩をきりました。


それで、その会社に勤務してしばらく経ったある日の事、会議机で担当者から仕事の説明を受けていた私の所に、そこの課の課長さんがつつーと歩み寄ってきて、突然、こう質問されたんです。

「どうだね、こういう仕事は世の為、人の為になると思うかね?」

その課長さん、東大出のばりばりのエリート課長だったんですが、よく遅刻もする人で、遅れると部長に見つからないようにコソコソ入ってくるような気さくな人でしたが、

まだ大学を出たばかりのほんと右も左も分からない新人の、しかもコンピュータ会社から派遣されて来た外注プログラマーの私に、わざわざそんな事を尋ねてくれたこと、今でもその時にその課長さんと交わした会話の事は忘れません。

そのお陰ではないですが、私の仕事での”座右の銘”というのは、今でも決まって

「世の為、人の為に」

というものになっています。


それで、まだ組織や業界に毒されていない新入社員が入ってきた時には、「この仕事どうだね?」と、私自身も新人に尋ねてみるというのをこの30年間心がけています。


以前、私は富士通の新人研修の講師を8年間ほど担当してきましたので大勢の若者たちと正面から向き合うという仕事をしてきたんですが、

今どきの若者は、やれフリーターだのニートだの、1日中スマホばかりやってるだの、そういったイメージを持たれがちですが、みんな真面目でしっかりしてる、将来有望と思える人も沢山いるなので、「日本の未来はまだまだ捨てたもんじゃないなぁ」と、心強く思えます。

なお、ホームページなどで私、この道25年のベテランSEだと名乗っておりましたが、気が付けばキャリア30年になっていましたのですが、「芸暦30年」と聞くとちょっと重たすぎる感じがしますので・・(!?)

さばを読んで、今後もずっと「SEキャリア25年」を名乗っていこう、そう思っている今日この頃です。(笑)

 

 

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