GoGoマクロのブログ

初心者向けマクロ講座「Go!Go!マクロ」の筆者三太郎の公式ブログです。

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エクセル仕事の自動化が誰でもできる本

効率的なマクロの学習法とは? ~ 応用力を身に付けるために ~

2010-04-12 17:01:30 | マクロ作成のコツ

今回は、マクロ講座「Go!Go! エクセルマクロをはじめよう!」の特長でもある
応用力が身に付く効率的なマクロの学習方法についてちょっとお話してみたい
と思います。


ネット上には、このような「エクセルのマクロを教えるサイト」というものは
数々あるわけですが、

実は、それらのサイトに掲載されているプログラム(サンプルコード)というのは
皆、残念なことに既に完成済みのものばかりです。


親切なサイトでは、その完成済みのプログラムの1行1行に詳しい説明を
載せてくれているのをよく見かけると思います。


たとえば、こんな感じです。

++++++++++++++++++++++++++++―
'サンプルプログラム
Sub Macro1()

Dim MySeries As Series

Worksheets("Sheet2").Activate '←Sheet2を指定する

Set MySeries = ActiveSheet.ChartObjects(1) '←指定したシートの
                        オブジェクトを取得する

With MySeries.Border '←データ系列の定義
.LineStyle = xlContinuous '←線種を設定する
.Color = RGB(0, 255, 0) '←色を緑に設定する
.Weight = xlMedium '←線の太さを中間に設定する
End With '←データ系列の定義の終了





End Sub
++++++++++++++++++++++++++++―


ですが、このような誰かが作ったプログラムが、

「自分のやりたい事にドンピシャだ!」
「そっくりこのままで使える!」

という正に奇跡的な幸運なんて、滅多にあることではありませんから、

(捜せば似たようなものはどこかのサイトにあるにせよ、)
少なからずそれらのサンプルコードを

「自分用のプログラムに修正しなければならない。」といった

極めて困難な状況に遭遇するワケです。





それで、この完成済みのサンプルコードをみて、
(たとえ、上記のような1行1行に詳しい説明が載っていたとしても)
初心者が自分のやりたいことにこのプログラムを修正するという行為は、
中々 至難のワザ だと思うわけです。



そこで、当マクロ講座では

このように完成済みのプログラムの解説だけをするのではなく、
参考となるプログラムを作る過程(作る手順)の1から10までを
詳しく解説していくという教え方を行なっています。

このような作る過程から教えているというプログラミング講座は、
世の中に数々あるサイトの中でも(たぶん)ここだけ!だろうと
自負しています。


たとえば、こんな具合です。


――――――――――――――――――――――――――――+
①まず、「マクロの記録」使って簡単なプログラムを自動作成します。
②次に、作ったプログラムをちょっと修正します。
③では、修正したプログラムを実行して確認します。
④その結果、ここはこうしたいですからプログラムをもうちょっと修正します。
⑤では、再び実行して確認をします。
⑥その結果、更にここはああしたいですからまたちょっとプログラムを修正します。
⑦では、再び実行して確認をします。
⑧実行した結果、これなら大体OKですが、更にもっと便利なマクロにしたいので
 またちょっとプログラムを修正します。
⑨では、再び実行して確認をします。
⑩ではもう一度、今度は違うデータで、再び実行して確認をします。
――――――――――――――――――――――――――――+


このように、プログラムを作り上げるまでの過程が詳しく分かる
ことによって、
「初心者でも容易に応用が利くようになる」というわけです。


たとえばこの④で行なっているプログラム修正の、ここをこうしてみたら
こんなこともできるんじゃないの?とか、
⑥の修正箇所のあそこをこう変えてみたら、あんなこともできるよね!
なんて・・・

作る過程で自分なりのアレンジを加えてみることで応用が利くようになり、

「自分のやりたいことに合ったプログラムに修正していく」
という行為が容易にできるようになってくるわけです。


具体的にはこんな具合です。 (以下、Lesson49より抜粋)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

4)
それでは、実行してみましょう。
――――――――――――――――――――――――――――+
1.エクセルの画面に戻って、シート[Sheet4]を開いてください。

2.C列に、以下の様に"金額"という項目名とその下のC2のセルから金額の数値を
 手で打ってください。(金額の数値は適当な数に変えても構いません。)

営業マン 販売数  金額
田中    5 10000
鈴木    3 20000
田中    4 30000
鈴木    1 40000
田中の合計
鈴木の合計

3.以前にも実行しましたので、既に販売数の合計が表示されている場合は、
 念のため削除しておいてください。(B6とB7のセル)

4.上記の準備ができましたら実行します。
 [ツール(T)] → [マクロ(M)] → [マクロ(M)...] → マクロ画面が出るので
 そのまま[実行]をクリック。
――――――――――――――――――――――――――――+

実行した結果、販売数と金額の正しい合計値が表示されればOKです。

さて、今回の修正は1列の集計から2列の集計へ拡張するといった内容のものでしたが、
もうみなさんお分かりのように、これをさらに応用して3列にでも、4列にでも、・・・
どんどん拡張していくことは簡単にできてしまうだろうと思います。


では、実際にご自分でこの拡張プログラム作りに是非チャレンジしてみてくださいね。

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
(抜粋終わり)




こういった学習を繰り返し行っていくことによって、自然と応用力が身に
付いていきます。





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個々の部門に必要なアプリケーションは・・・

2010-04-07 15:49:51 | ITの仕事

大手の会社では、メインフレームと呼ばれている大型のコンピュータで処理を
したデータを、各部門が受け取って、各部門ごとに個々のデータ加工を行って
業務に役立てている。ということをやっていると思いますが、

メインフレームから取り出したCSVデータは、今どきですから当然、必ず
一旦はエクセルに取り込むことになるわけですね。

手軽に、手間無く、データの集計や加工が可能であれば、各部門の業務にも
無限の可能性が生み出されることは紛れもない事実なわけですが、

中々どうして、メインフレームからの大量のデータの中から必要なものだけを
取り出し、且つ、加工して見やすい表にまとめる。といった作業を通常のエク
セル操作だけで行うのは、時間的にも、人員的にも、中々難しい面が多々ある
と思います。


市販のものや本社から支給されるアプリケーションにはない、個々の部門の
個別の機能を有する業務支援系の領域をカバーできるソフトがないわけです。




そんな時、まさにエクセルのマクロは多大な威力を発揮します 


エクセルのVBA言語を用いたソフトというものは、表という形(入力シート
や出力帳票)さえあれば、それ自体が仕様書の代わりとなる場合も多く、
また、他のプログラム言語を用いた場合より桁違いに少ない処理スッテップ
数のプログラムで済むという場合が殆どといったものです。

「マクロができる人」を養成するということは、会社(特に個々の部門)に
とって、多大なメリットをもたらすであろうことは明白な事実です。


新たにプログラム経験者を雇うという必要はありません。経験が無くても
興味があり、チャレンジ精神旺盛な社員が居れば、それで十分です。



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MS-Office参考書選びのコツ

2010-04-02 08:59:16 | マクロ作成のコツ
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最近また「何かよい参考書があったら紹介してくれませんか?」
といったご質問をいただく機会が増えてきましたので、


今日はちょっと
一般的な参考書選びのコツについて一つ
お話ししたいと思います。



ところで、
みなさんは自分の得意分野で本を選ぶときの基準って
いったい何でしょうか?


たとえば、銀行や証券会社にお勤めの人だったら経済誌、
食べ歩きが趣味の人だったらグルメ雑誌、
ゲーム好きな人だったら攻略本、
私のようなSEだったらIT系の雑誌やプログラムの技術書、
etc、


といった具合に、
人それぞれに自分がよく買う本の分野っていうのが
あるかと思います。


それで、
たとえば、食べ歩きが趣味の人で、
今度おいしいラーメン屋を開拓しよう!
と思ったときに


本屋さんへ行って、
「一流ホテルのシェフが選ぶ、おいしいラーメン屋100選」
という本と、

「一流ホテルのシェフが選ぶ、おいしいカレー屋&ラーメン屋100選」
とう本が並んでいたとします。


あなたなら、どちらを選びますか?


あたり前の話ですが、
ちょっと舌の肥えたグルメな人なら、必ず
これは前者の「ラーメン屋100選」の方を選ぶだろう
と思います。


当然ながら、
前者には100店の「ラーメン屋」の情報が載っているわけですが、
後者の「カレー屋&ラーメン屋」の場合は、載っている情報の
半分はカレー屋です。


「カレー屋&ラーメン屋」のグルメ本では
今、自分が必要としている「ラーメン屋」探しのための情報は
半分の50店分しかないということになりますよね。


なので、結果は明白です。


50店の中から選ぶより100店の中から選んだ方が
2倍の確率でよりおいしいお店にたどり着ける、
ということになります。



それで、ここからが今日の本題ですが、


このように、
グルメみたいな日常的な事に関して考えてみると
至って単純であたり前のような話ですが、

これが、いざIT系の参考書選びとなると、このような
単純、あたり前の話に気付かずに、誤った選択をして
失敗してしまう人が実に多いわけです。


「ラーメン」と「カレー」を同時に食べる人というのは
めったに居ないわけですから、

この2つの情報が混じった本というのは
ほとんど意味がないわけです。


これをエクセルの場合に当てはめて考えてみますと、

同様に
「Excel2003(MS-Office2003)」と「Excel2007(MS-Office2007)」を
同時に使うという人は居ないわけですから、

「Excel2003&Excel2007の両対応の参考書」というものは
ほとんど意味がないわけです。


ご承知のように、
「Excel2007(MS-Office2007)」ではユーザーインターフェイスが
それ以前のバージョンのメニュー形式からリボンと呼ばれる形式へと
大きく変わりました。(Excel2007を初めて使った人には
Excel2003とは別のソフトか?!と思えるほど、戸惑います。)


なので、
この「Excel2003&Excel2007両対応の参考書」というのは、
自分に必要な情報は全体の半分、

しかも、まったくインターフェイスの違う
「Excel2003」と「Excel2007」の操作方法が交互に載っていて
非常に見づらく、且つ、大変使いづらい 

となってしまうのは当然の話です。


まぁ、インターフェイスが違うとはいっても同じExcelですので
「ラーメン」と「カレー」ほどの違いではないにせよ、

同じ麺でも「ラーメン」と「うどん」ほどの違いがある。
と言えると思います。


そう考えると、
「Excel2003&Excel2007両対応の参考書」というものは、
「ラーメン&うどん屋100選」のグルメ本に匹敵するだろう
と思います。



おいしい「ラーメン屋」を探したいのであれば
当然、「ラーメン屋100店」のグルメ本を選ぶように、
の方を選ぶ人はいないように
(「カレー屋&ラーメン屋100店」の方を選ぶ人は
まず居ないというように。。。)


「Excel2003&Excel2007両対応」という本は選んではいけない!!
という事が、ごくごく常識的な参考書の選び方だと
思います。


この事は、
ワードやパワーポイントやアクセスといった
Officeソフト全般に言えることですので、

Office関係の参考書選びでは「2003&2007両対応」
と書いてある方の本を

「両方載っている方が得だ!」
と誤った選択をしないよう、くれぐれもご注意ください。
実際に必要な情報が2倍載っている本なのではなく
半分しか載っていない本なのです。


大きな書店や、インターネットのアマゾンなどで
色々なOffice関連の参考書を注意深く見てみると、

良心的と思える出版社が出しているOffice関連の
参考書というのは、
必ずこの2つ(2003と2007)は、別々の本になって出版されている
ということが分かると思います。

本当に良心的で読者想いの出版社や筆者であれば、
決して楽して倍売ろう的な発想の

「カレー屋&ラーメン屋100選」なんていうグルメ本は
出しません。



で、斯く言う私の書いた当講座の公式テキストでも、
「Excel2003版」と「Excel2007版」を別々に分けて
作っています。


元来はExcel2003ベースで書いているメルマガ講座の内容
ですので、

Excel2007版の制作というのはすこぶる大変な作業ではありましたが、
Office2007ユーザーのみなさんの期待にお応えすべく、
(制作開始から約1年、大変長らくお待たせしてしまいましたが、m(__)m )


『Excel2003版(Excel2003/2002/2000/97対応)』と
『Excel2007対応版』の2種類を
ご用意いたしました。





     ▼賢くマクロ作りのコツをマスターする方法▼ 

 マクロのプロが直伝する「エクセルマクロ成功の鉄則」教材セット





 


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PCワーカーがマクロを使う利点とは・・・

2010-04-01 17:56:25 | マクロ作成のコツ
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一般的なエクセルユーザーがマクロを覚えることの利点は
集計などの面倒で時間の掛かるExcel操作時間の短縮だけだ
と思われがちですが、、、


実は、もっと大きなメリットがあります。


それは・・・

確認(検算など)がほぼ不要になるという点です。


特に、年度末に扱う期末の業績や決算データなどの
会社の経営に大きく影響するような重要データを
エクセル上で集計や加工を行う場合に、

膨大なデータから必要箇所を捜し出してコピーや
貼り付けを何度も何度も繰り返しながら
提出するシートを作り上げていくわけですが、

むろん、人間ですからどんなに慎重に作業をしたとしても
何度も何度もコピーを繰り返したりして膨大なデータを
扱っている内に

間違って違うところのデータをコピーしてしまったり。。。

というようなミスは当然、犯す可能性は少なからずあるわけです。


なので、作成するデータが(絶対に間違いの許されない!)重要な
ものであればあるほど、集計・加工作業そのものに掛かる時間よりも
完成後の検算や確認に、より多大な神経を費やことなるわけですね。

自分の作った集計結果に間違いは無いか、と全神経を集中させて
膨大な元データとの照合をしていくという作業は、
実に大きな負担であり、重荷であり、PCワーカーに多大なストレス
を生んでいる最も大きな要因ではないかと思います。

しかし!

コンピュータには人間のような作業ミスというものはありません。

一度完成したマクロで自動処理を実現した結果には
間違いは起こりません。

なので、手作業でやっていたデータ処理をマクロで自動化して
コンピュータにやってもらえば
神経を磨り減らすような確認作業は、もう必要がありません!
(ちゃんとマクロが動いたか程度の確認をするだけで終了です。)


マクロを経験した人でないと分からないと思いますが、
気持ち的に、これは すっっっごく 楽です。


重要なので、もう一度言います。

これはこの上なく、気持ち的にも

「 すっっっごく 楽くーーーな 」ことなのです!


あなたもマクロを覚えて、ストレス知らずのPCワーカーの
仲間入りをしませんか?



情報化社会で益々確実に増え続けるであろう大量のデータを前に
あなたが自由に選べる選択肢は3つあると思います。


1.このまま面倒なExcel作業をだまってやり続ける。
2.パソコンを使わない(肉体労働など)に転職する。
3.エクセルマクロを勉強してコンピュータにやらせる。


さぁ、ほんの少しのチャレンジ精神と勇気を出して、
あなたも一歩前へ前進してください!!



■講座の情報

 ・セミナー開催情報 マクロ体験セミナー in 大阪

 ・公式学習教材 「エクセルマクロ成功の鉄則」教材セット




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