以前、当マクロ講座のサポートを受けていらした大阪の
ある女性受講者の方から、
実は、この7月に会社を解雇されてしまいました。
とのメールが届きまして、大阪でセミナーがあるなら
会って先生にご相談をしたい。ということで、
解雇?って、私も気になりましたので、
先日の大阪セミナーの開始前に、会場の1Fにあるカフェで
(セミナー前の慌しい時間でほんの30分ほどの時間しか取れ
ませんでしたが)、色々とお話をしました。
実は、彼女は私がマクロのメールサポートを行ってきた人
(かれこれ、もぅ数百人にも及びます)の中でも、上位5本
の指には入るであろうと思わせるほどとても優秀な方で、
呑み込みも早く、応用力や自分なりの相違工夫もできる人
でしたので、
その彼女がリストラって、いったいどうしてなんだろう?と
会って詳しく話を聞くまではとても気になっていたんですが、
聞くと、会社の業績が突然大きく傾いて、人員半減規模の
大リストラがあったということのようで、個人的な良し悪し
の問題ではなかったそうです。
実際に会ってお話してみても、もし自分が雇用主だったと
したら絶対に手放したりはしない、リストラが必要なら
他にいくらでも居るダメな男性社員を先に切るだろうなと
思わせる仕事のできるタイプの女性であることはすぐに
判りましたので、理由を聞いてやっと納得した次第でした。
私もその昔、丁度バブルが弾けた頃に(会社全体ではなかった
ですが)自分の所属していた事業部の業績が大きく傾いてしまって
にっちもさっちも行かなくなり、その事業部解体規模の実に
人員の3分の2の大リストというのを経験したことがありましたが、
もうその規模の大リストラをやる場合には、優秀な人か、そうで
ない人か、なんて分け方をしていたのではかえって間違いの元に
なりますので、
極端な話、オフィースの真ん中に線を引っ張って
「はい、こっから右側に座っている人には辞めてもらいます。」
というくらいやったほうが良いということは間違いないと思います。
もし、優秀さで判別するということになると、基準が大変にあいまい
になりますし、難しい作業ですので時間も掛かりますし、そうすると
必ず「何故あの人が残ったのに私が首なんだよ!」ということになって
残った人の中にまで不満やら同情やらがまん延してしまうことに必ず
なります。
また、優秀な人だけを残したからといって会社がうまく回るということ
は全くなく、かえってバランスを欠いた人員ではうまく行かなくなる
という場合のほうが多いようです。
バブル時に経験した私の所属していた事業部の大リストラの場合では、
担当顧客の利益で判別をして、利益の上がっている上位3分の1の
プロジェクトに携わっているメンバーだけを残し、それ以下の顧客に
関わっている者は有無を言わさずリストラするという判別方式で
バサッとやった結果、(たまたま私の担当顧客は利益が高かったので、
居残り組に入れたわけなんですが、)
その大リストラはすこぶるうまく事が運びまして、3分の1に人員
縮小されたあとの再出発でも、思いの他、うまく起動に乗っていった
という経験をしました。
そんな昔のことを思い出しつつ、会話も弾み、で彼女、今は特に
就職活動をするでもなく、仕事も無いのでOffice系の資格を受け
まくっているとのことでした。
エクセルのVBAベーシックの試験にも見事に合格し、次は
Accees系に挑んでいるそうです。
それで、例の如く、就職の履歴書を書く際には特技の欄などに
目立つように大きく赤ペンで「エクセルのマクロができます!」
って書いとくとよいですよ!
過去にそれで当講座の受講者さんは何人も仕事が決まっています
というアドバイスをしておきましたが、
昨日、その彼女から
「10月1日から次の仕事が決まりました!」とのメールが
入りました。
履歴書に赤ペン作戦を使われたかどうかについては、確認は
していませんので定かではありませんが、この就職難の中で
見事にお仕事見つかって、ほんとよかったですね。