七草セリと猫の部屋

猫と料理に夢中な漫画家のグダグダ日記

温水器さん

2023-02-03 09:47:00 | 日記
月曜日にお風呂を入れていて気がついた。
あれ?!
途中から水になっている?
あれ?なんで?…あ!温水器にお湯が溜まっていない…つまり温水器が故障した!!

それから大騒ぎ。
台所からもどこからもお湯が出ない〜〜。
翌日、いつもお世話になっている業者さんに来てもらい点検してもらうも。
「温水器の中のプレーカーも大丈夫だし、この本体自体はどこも悪くない」というお見立て。

と、ブレーカーという言葉に反応してふと壁側のブレーカーを見上げて「ん?」
ブレーカーの位置って、下がっているのが正常だっけ?
その時のブレーカーは下向き。
でも業者さんも何も言ってないし…これは問題ではないのだろうと、あえて口には出さず。
(せめてこの時正しいブレーカーの位置を確認すべきであったと、後から後悔なり)

それから4日間、水だけの生活。
冬なのに、お茶碗洗いも水。




このおおきな鍋を二つ引っ張り出してお湯を沸かす日々。
お風呂もないので、温泉の日帰りへ。
花巻は温泉天国だから、その点はありがたい。
かと言って、ずっと日帰り入浴しているわけにもいかない。
あ、でもね、やはり温泉は凄いね。
帰ってきたらお肌がピカピカのツルツル。
温泉のお湯を引いているお家があるのだけど、そこのお婆ちゃま、お肌がメッチャ綺麗。
毎日温泉だもの、効果はバツグンよね。

て、まずは我が家の温水器問題。
このまま復活しないと温水器の交換になるが、現在このタイプの温水器は製造されていないので交換不可。
次はエコキュートのみ。
となるとお風呂場から温水器置き場から全て作り直しになる。
高級車を買うくらいのお金がかかる…
ガ〜〜ン。
分かっていたけど、次はエコキュートしかないというのも聞いてはいたけど。
まだ15年しか使っていない。
せめて20年は持つと思っていた。
中には30年使っている人もいると聞いた。

藁にもすがる思いで、業者さんにアドバイスをいただいて電力会社に連絡。
もしかすると外の電気関係のトラブルかも、ということで。
その日のうちに来てくれました。
電力会社のお兄さん、テキパキと外のメーターを確認。
中に入って温水器を一目見るなり「あ、ブレーカー下がってますね」

…「えっっっ!!」
下がっていたのが原因?!
それだけ?!
あの時私が一言発すれば解決したこと?!
問題解決、一気に解決。
そして思う、私のバカ!!

ということで、本日からお湯の出るいつもの日々が戻ってきました。
ありがたい。
当たり前の生活が一番ありがたい。

震災の時も停電が3日続いて、お湯もなく電気もなくの生活を続けたけど。
あの時は、きっと電気は復活するという希望があったのよね。
今回は先が見えなかったから不安も大きかった。
でも震災の時と同じくらい、日常への感謝の気持ちが湧きました。

忘れるなよ、日々の感謝を、と誰かに教えて頂いた気分。

とりあえず、今後はエコキュートに備えて家族でコツコツお金を貯めていこうということに。
何かに直面しないと人は動かないものなのねぇ。




漫画にするとウチのチャムはこうなるらしい。
試しにやってみたかっただけなので、アプリはもう削除しちゃったけどね。


にゃんこ先生

2023-01-29 09:04:00 | 日記
去年の9月にやって来るようになった猫。




来た時からなんとなく馴れ馴れしい。
ゴハン下さいと要求してくる。
来た猫は拒まずの流儀の家なので、まずはゴハンをあげる。
すると翌日も来る。
毎日来る。
そのうち…




家の中で寝ていくようになる。
なんとなく、にゃんこ先生と命名。
にゃんこと呼ぶと反応するので、それで良きということに。
でもずっと家にいるわけでもなく、一日中家で寝て、また一日中出かけて留守にするの繰り返しで。
半野良猫状態。

よく見ると去勢手術した後もある…ような気がする。
やはり飼い猫だったのかな?

そうこうするうちに元の飼い主さん発見。
我が家の庭にいるのを、通りすがりに見かけて訪ねてきて発覚。

2年ほど飼っていたそうで、やはり外からフラッと来た猫だったとのこと。
「トイレは絶対外でやるコで、戸を開けてと鳴いて、帰る時も入れてと鳴く賢いコだったんですよ」と元飼い主さん。

でもある時フラッと出て行ってそのまま帰ってこなかったのだとか。
すごくさみしかったけど、今はまた新しい猫ちゃんがきて、幸せに暮らしているみたい(良かった〜)

今は抱っこもできないし、寄らば引っ掻くぞみたいな殺気もチラつくので、ちと距離を置いて付き合っていますが。
元飼い主さんのところでは、デレデレに抱っこされて爪切りも大人しくされて、全く別猫みたいな甘えん坊だったらしい。
どゆこと?
今は元飼い主さんも抱っこできなくなっていたからなぁ。

しかも、元飼い主さんも去勢手術はしてないとのこと…もしや、その前にも飼い主さんがいて、フラッと出てきて元飼い主さんの家に世話になり。
またフラッと出て我が家に居着いたとかかな?
フラッと出ていく性分なのかもしれない。
そのうち我が家からもフラッと出て、帰って来なくなるのかな?
ちなみに、元飼い主さん宅では「にゃーご」と呼ばれていたとのこと。
にゃんこと呼ばれても違和感なかったのかもしれないね〜。





背中には不思議模様が。
愛嬌あるお顔です。

昨日は夜明けと共に出けて丸一日帰ってこないと思ったら、昨夜遅くに背中に雪を背負って帰ってきました。
ニャーとも鳴かずにスタスタと私の部屋にまっしぐら。
お腹が空いているんだなと、ウエットフードとカリカリゴハン山盛り用意。
パウチの方は一袋と半分平らげて、カリカリも大きな口を開けてペロリと食べて、ふぅと言いながら即寝。

猫って一つのことしか考えないから(今外見たいとか、トイレとか)ずっと腹減った腹減ったと頭の中でリフレインしながら真っ直ぐウチに帰って来たんだろうなぁ。
急に腹減ったと気がついて慌てて帰ってきたのかも。

猫とはホンに面白い生き物である。




背中の模様がよく似ている、ちび太と一緒に寝ていま〜す(右がにゃんこ先生)


久しぶりの

2021-07-15 16:30:00 | 日記
正月に行かなかったから(今年は雪が凄くて…)
娘と一緒に、もうメチャクチャ久しぶりの志和古稲荷&志和稲荷の両神社巡り。
お隣に位置しているから、志和古稲荷からの志和稲荷という順番で巡ります。



お参りの前に御守りを買って、御守りを手に挟んで参拝します(どうかお守り下さいとお願いしながら)
そうすると、より御守り効果が増すそうですよ。

御神籤はいつも古稲荷の方で引きます。
100円のシンプルな御神籤。
大切なメッセージをいつも頂けるので。

すると今回は
「古きを捨てて新しきにつくのがよい」
「捨てるべきは捨てて進むところへすすめ」とグサリとからメッセージが。

この間から断捨離どうするよと、悶々と考えていたところなのよ。
やらなきゃいけないけど…物凄い労力が要りそう…躊躇ばっかりで何も進んでなかったの。
やっぱりか…やらねばらぬな…やります、はい。

さてお次は志和稲荷へ。







大祓の後なので、狐さんたちが新しい前掛けしていたの。
誇らしげで、なんかニコニコしている感じでした。
新しい前掛け、しかもデザインも素敵。
嬉しいですよねぇ、と声をかけながら進みました。

御神酒とおいなりさんを、どうぞお召し上がりくださいとお伝えして、5分ほどお供えしてからお下げします(古稲荷の方と二つずつ用意しています)
神社のパワーが入ったありがたい御神酒とおいなりさん。
家族でありがたくいただきます。

いつもの池は、金魚の姿も少なくて。
どこか見えないところにいるのかねぇと娘と話しつつ上の方に上がっていくと。
あら〜〜。





風鈴が!
ズラーッと鳥居にかけてある〜。
うわぁ、綺麗だねぇ、とうっとり見上げていると、不意に風が吹いてチリンチリンと音を奏で始めて。
いいね〜、スゴイ癒されるね〜と娘と盛り上がり。

先程の御神酒とおいなりさんの御礼かもね。
風を起こすのは眷属さん達のお仕事。
そっと、本当に風鈴が綺麗になる程度の風を吹かせてくれたのではないかな?
(鳥居を抜けたらピタっと風もやみました)
私は良い気分で鳥居を進んでいたけど、娘はもうフラフラ。

ここの神社はエネルギーが凄いので、いつもエネルギーあたりしてフラついてしまうらしい。
特にこの鳥居郡の先にある御神木のパワーがかなりの強いので、私もたまに目の前がグラグラする時があるしね。

ちなみに、娘は古稲荷の方でもフラフラ感があるらしいけどね。





最後に御室にご挨拶。
いつもお世話になっておりますと手を合わせます。
こちらの前掛けも素晴らしい。
もう超嬉しそうなのが伝わってくるし。
どう?いいでしょ〜?って言っているよね。

久しぶりにお参りできて本当にハッピーでした。
どちらも大好きな神社さん。
もうちょっと近かったら、毎日でも来たいのになぁ。

そのまま紫波農園に足を伸ばして、え?やってない?!とビックリ。
調べたら、今年の3月に終了したらしい。
どうして?なんで?
お蕎麦やうどんやナポリタン…好きだったのに。
あの眼下に広がるブルーベリー畑を眺めながら食べるパフェも最高だったのに。
ブルーベリーの木は、全て伐採されて荒涼とした畑が広がっているだけ…寂しいなぁ。

神社の参拝の後のお楽しみだったのに…
致し方ないので、花巻に戻りココスでランチ。








これはこれで美味しかったからいいけどね。
う〜〜ん、でも紫波農園、残念だなぁ。


笑いながら思ったこと

2021-04-13 10:56:00 | 日記
この間までAmebaで錦鯉の「しくじり先生」が無料視聴できたので、ゲラゲラ笑いながら観ていたのね。
2〜3回は観たと思う。
あまりにも面白くて。

でもやはり、内容は考えさせられてしまったよね。
ダラダラ何十年も無気力に過ごして、貧乏生活を続けてしまったこと。
でも芸人であることから抜け出せなくて、そんな生活をやめられなかったこと。

やめるのが怖い、というのに「う〜〜ん」と思ってしまった。
売れない芸人仲間で集まって、そこがコミュニティみたいになって、ぬるま湯に浸かるように過ごしてしまうというのも怖い。
抜けられなくなるのよね。
ぬるま湯から出るのは勇気がいるもの。

ないのはお金だけで、それ以外の楽しみは全部ある。
努力はしないけど、とりあえず目標を持って仲間とワイワイ過ごす、永遠の青春時代そのもの。

売れる人は、みんな努力をしている。
でも自分たちは努力はしていない。
なんとなく芸人として(貧乏でも)楽しく過ごせているから。
仲間がドンドン先に進んでも、ブレークしても悔しくない。
自分もそのうちなんとかなるんじゃない?的な甘々の思考でずっとぬるま湯。

気がつくと自分たちの周りは年下ばかりになっていた。
錦鯉の長谷川さんは今年50歳だからね。
この歳になるまで、貧乏ダラダラ、ギャンブル、借金、でもなんとなく芸人をやっている状態。
芸人という立場が心地よくて、まったく努力をしてこなかった。

でもこのままじゃいけない、という焦りもないわけではなく。
そんな時、先輩の芸人さんの一言で諸々チェンジして、ようやく今の漫才スタイルにたどり着いて。
そこから相方さんと物凄い努力をして、ついにM-1グランプリの決勝進出を掴むことに。

30年以上経ってのようやくの本気。
本気の努力をしたからこそ、決勝4位が死ぬほど悔しかった。
人生で初めて「悔しい」という感情に打ちのめされた。

今までそんなこと一度も思ったことなかったのに。
それはずっと怠けてきたから。
本気で取り組まないと「悔しい」は味わえない。

今まで実力はないくせに、俺は誰もやっていない笑いでブレイクする!と強気になったりしていたけど。
上手にボールを蹴れない奴がヘディングばかりしているようなもの。
何から始めていいかわからない時は、まず基本に立ち返って、しっかり基礎固めをするのがいいと思う、とまとめていました。
(主に良いことを話していたのは、相方の渡辺さんの方ですけどね)

笑わせながらも深いのよ。
年に一度だけ舞台に立っただけで「役者」を名乗る40代。
年に一度だけ自主CDを出しただけで「ミュージシャン」を名乗る40代。
などなど。
自称プロを名乗るだけの中年は結構いるという話も。

もしかすると漫画の世界にもあるのかも。
一度だけメジャー誌でデビューして、そのあと何十年も泣かず飛ばずで。
もう漫画本に掲載されたこともないのに。
でも漫画家だから。
あの本でデビューしてるから。
そのうちドーンとヒット作生み出すから…と言いつつ彼女とかに食べさせてもらっている40代男性、とかね。

あ、これと似た話「深夜食堂」にもあったね。
俺の才能をあの編集はうまくすくいあげられないんだ。
あの編集が悪いんだ!と言いつつ彼女に寄生して生きていた若者のエピソード。

錦鯉も同じようなこと言っていたなぁ。
周りがわかっていない。
自分には才能があるのに!…でもすぐ現実に打ちのめされて、結局無力になったって。
でも芸人でいることの心地良さに甘んじて、ダラダラ過ごしてしまったって。

錦鯉のしくじり先生を観て、刺さった人たちもいると思う。
本気を出して、ダラダラから抜け出した中年コンビ。
勇気をもらった人たちもきっといると思う。
でもそう思ったなら、本気と努力はセットだから。
自分にも言い聞かせないとね。
仕事、本気でやってる?
お前こそ頑張れよ、うん!(まず自分への喝!)




バイバイウッチー

2021-02-12 12:27:00 | 日記
昨日ウッチーの火葬に行って来ました。
骨は持ち帰らないと決めているので、今回も持ち帰りません。

骨を手元に置くと執着が生まれるし、虹の橋を渡って楽しく過ごしているかもしれない猫にとっても、良くない気がして。
悲しい気持ちを残すと、自分がいなくなって飼い主が悲しんでいるのかな。
自分が悪いのかなと思ってしまったら、それこそ可哀想だし。
だから気持ちよく、楽しかった、会えて良かった、ありがとうと送り出して、あとは楽しい思い出だけを心に残したい。

それに骨はちゃんとお寺に送ってもらって、供養塔に入るのです。
ずっと供養してもらえるのは、本当にありがたい。
自分のところに置きっぱなしにしていても、最後はどうする?ということになるかもしれない。
最終的にはお寺に預けることになると思う。
後の代まで猫の骨を残すことはできないし。

だから潔く預けてきます。
それに、ニモやタビも同じ供養塔に入っているからね。

さて、ウッチーがいなくなって、昨日はずっとボンヤリしていて。
でも、まず敷布団に敷き詰めていたペットシーツを全部取り払って。
寝ている時にオシッコを漏らす猫だったので、枕から布団全体をペットシーツで覆っていたのです。
毎晩ガサガサしながら私も寝ていました。

水は水道の蛇口から直接飲みたがるコだったので、手間がかかったし。
抱っこが大好きだったし。
抱っこしながら原稿を描くのは大変だったし。
しかも、いきなり原稿の上に乗るからヒヤヒヤしていたし。
食べるものがコロコロ変わって、すぐ飽きるから、次は何を買えばいい?といつも悩んでいたし…

すごくすごく手がかかる猫だったよなぁ〜。
悲しいけど、肩の荷が降りた感じもかなりあるなぁ。
なんか急に暇になった気分。
今いる猫達は、まったく手がかからない。
食べるものも決まっているし、あちこちに粗相もしないし。

ウッチーは、付き合うには大変な猫だったんだよね。

以前アニコミュをやっていたお友だちにウッチーのことを訊いたことがあったの。
どんな経緯で野良になったのか、分かればいいなと思って。

そしたら、お母さんと兄弟達が自分(ウッチー)を置いて去っていく映像が視えるよと言われて。
母猫は、弱い子猫は育てないんだよね。
そういう子猫は置いていくことが多いと聞くし。

やはりウッチーは、これは育たないと思われて置いていかれた子猫だったのかも。
実際、家に入って手厚く世話を焼かれたにもかかわらず、2歳ちょっとしか生きられなかった…。
もともとの寿命だったのかもしれない。
短くても幸せに過ごしてくれたのなら、こちらも嬉しいよ。

以前気になる猫のことで、お金を出して視てくれる方のところへ行ったことがあって。
虹の橋を渡った猫は、どう過ごしているのか訊いてみたことがあったのですが。
すごくいいところにいますよ。
大きな湖があったり、森があったりトンボを追いかけたり、自由に楽しく過ごしていますよ、と伝えてもらって。

そうか、それなら安心だな。
ちゃんと虹の橋を渡るって、大切だなと思ったことがありました。
分からない世界なんだから、思うのは自由ね。
だから執着はしない。

ウッチーは、今きっと猫の森でピョンピョン跳ね回っている。
もうなんか具合悪い〜、すごく痒い〜ということもなく、楽しくみんなと遊んでいるんだろうな。

大変だったけど、会えて良かったウッチー。
幸せだったよウッチー。
ありがとう。

バイバイウッチー。