“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

民主党の消費税率引き上げ議論と対応の間違い

2012年03月29日 15時00分00秒 | 臼蔵の呟き
日本社会の格差拡大が問題となっているときに「消費税率引き上げ」がどのような意味をもっているかを考える必要があると思います。
アメリカでは過去、軍事費を拡大しながら減税を行い、「社会保障予算の減額」「医療を含めた費用を国民自己負担」とし、ガソリン税率の引き上げなどで減税分を穴埋めし、減税の財源として充当しました。その結果、何が起きたか?富裕層(1%)はますます、減税により、資産を蓄積し、資産運用で株式などの投資を行い、巨額の利益を生み出しました。反対に、多く(99%)の国民は切り下げられた社会保障のために自己資金をあて、ますます、貯蓄率は低下、生活は厳しくなりました。しかも、公共教育(国家が関与する教育)予算が削られたために、貧困層の子弟は十分な教育、高等教育を受けることが困難となりました。公共教育の現場は、予算の切りつめで、教師の給与は低下し、優秀な人材、教師は私学に流れています。また、公教育は職業教育重視に向かい、視野の広い人材育成は私学となってゆきました。富裕層は私立学校に多額の費用(私学は1人あたり年間300万円くらいが相場とのことです。その費用を十数年まかなう)をかけて、子弟を私学に送り、高等教育を受けさせています。その結果、貧しい家庭の子供は教育履歴が低いために、大手企業、金融機関などには就職できず、どんどん、貧困度合いをひどくしているのが実態です。これが階級、階層の固定化を作り出しています。その結果が、2011年9月のウォール街占拠による抗議行動だといわれています。
所得税の最高税率を引き下げ、法人税率を引き下げ、研究開発費の補助を継続し、株式投資の税率は低率で継続して消費税率値上げで富裕層はますます、富み、資産を増加させ、貧困層は貯蓄もなく、収入も減少し続け、教育費用も払えなくなってきている日本の現状はアメリカ政府の取ってきた政策と瓜二つです。富裕層は勤労による所得はなく、投資などによる利益を多額に上げています。資産の格差は天文学的な差となってきています。国会議員、地方議会議員の二世、三世議員が多いことは日本の格差拡大、固定化の現実を反映した結果です。


民主党の8回目の合同総会は開始から約6時間後の28日午前2時15分、前原誠司政調会長が一任取り付けを宣言し、拍手と怒号が飛び交う中で打ち切られた。 合同総会は27日午後8時スタート。約200人の議員が集まり、延々と議論が続いた。 事態が動いたのは28日午前2時過ぎ。石井一参院予算委員長が「3~4時間話して何も決まらなかったら、世間にどう思われるか 分かっているか。増税に反対なら、9月の代表選で野田佳彦首相の首を取れ」と発言。反対派の川内博史衆院議員が「ここで議論を打ち切るのは将来に禍根を残す」と訴えると、前原氏がマイクを握った。「皆さん方の気持ちはよくわかった。責任を持っていいものにさせていただく、そのための一任をいただきたい」。すると司会役の岸本周平衆院議員が「それでは終了いたします」と宣言。賛成派からの拍手と「これじゃダメだ」「一任は認めてない」との反対派の怒号が交錯した。反対派は前原氏の退出を阻止しようと出入り口の封鎖を試み、首相に近い議員らともみ合いになった。

大飯原発:3断層の連動地震考慮指示

2012年03月29日 11時00分00秒 | 臼蔵の呟き
ずさんな、審査と検討内容であったことが分かります。福島第一原発事故は「地震規模は想定外」「津波被害は想定外」「冷却用電源喪失は想定外」「ベントの作動操作も分からなかった=想定をしていなかった」関西電力よりももっと、人員、企業規模が大きな「東京電力災害対策の実態、現実」でした。事故が起きれば、また、「想定外」「想定外」「すみません」「政府は助けるべきだ」というのでしょうか??

<大飯原発:3断層の連動地震考慮指示 耐震再評価で保安院>

 経済産業省原子力安全・保安院は28日、関西電力大飯原発近くの三つの断層が約63キロ連動して地震が起きる場合を考慮して耐震安全性を再評価するよう関電に指示した。連動すると揺れは大きくなるため、地元が再稼働に同意するための判断に影響する可能性もある。
 従来は若狭湾にある二つの断層約35キロの連動しか想定していなかった。しかし、最近の専門家会議で「3連動を完全に否定する材料はない」との意見が相次ぎ、保安院は南東の熊川断層との連動も考慮するよう求めた。3断層は総延長約63キロに及び、揺れは従来より大きくなる。このため、関電に原発への影響を評価するよう指示し、結果は改めて専門家を交えて審議する。
 これまで関電は「3連動の可能性は極めて低い」と主張。二つの断層の連動を考慮した揺れや津波で、再稼働に必要な安全評価(ストレステスト)1次評価を実施した。3連動については「念のため」と試算したところ、従来の700ガル(ガルは加速度の単位)から760ガルへ大きくなるが、炉心損傷の可能性が出てくる揺れ(1260ガル)までには余裕があり「仮に連動しても問題ない」と結論付けている。経済産業省原子力保安院や内閣府原子力安全委員会が連動問題は検討中とし、1次評価での議論では加味してこなかった。
 同原発3、4号の1次評価をめぐっては、安全委は23日、保安院が「妥当」とした審査書を了承、技術的な確認手続きが全原発の中で最初に終了した。野田佳彦首相らが再稼働の是非を政治判断する段階だ。今回の指示について、保安院は「耐震性に余裕があるので、当面は1次評価を見直す必要はない」としている。

ようやく春が

2012年03月29日 06時00分12秒 | 蜂助の呟き
こんにちは。蜂助です。

久しぶりに庭いじりをしました。今年は昨年のように寒いので庭に出る気もしませんでしたが暖かいので本当に久しぶりです。

  
クロッカスが咲いていました。暖冬の年だと2月下旬には咲くのですが・・・水仙はまだ咲いていません。

  
これは何でしょう。そうです、ふきのとうです。ころっとして美味しそうです。

  
残念ながら今年も去年に続いて食べるのはやめましょう。肥料も何もやっていない山野草や雑草と同じ育ち方をしていますので、たぶんカリウムの替わりにセシウムを取り込んでいるかもしれないので・・・  本当に残念です。
※家庭菜園で作っている、ハーブや野菜等はちゃんと肥料を与えているので食べています。


皆さまに幸運を呼ぶ四つ葉のクローバーを
  


むつ市、大間町、東通村、風間浦村、佐井村、横浜町、六ケ所村、野辺地町

2012年03月28日 15時00分00秒 | 臼蔵の呟き
原子力災害で応援協定締結 青森・下北8市町村長

複雑な問題です。現実には「原子力発電所、核廃棄物の処理場を作ってしまった。」ことを前提に災害対策を検討し、相互協力で立地自治体が協定を結ぶことが正しいかどうかです。この地域で事故が発生すると核廃棄物が集合しているだけに被害の規模は想像を絶するくらい大きな被害となると思います。また、海を隔てて北海道への汚染、海の汚染が想定されます。
本当の対策は、原発の稼動をやめ、原子力発電所の建設を中止し、廃炉にすることではないかと思います。核廃棄物の中間貯蔵施設は全国54基の原発の受け皿となっています。この処理施設がなくなれば、廃棄物保管場所が物理的になくなり、各原子力発電所は、身動きが出来なくなります。そうなると、立地自治体が稼動による原発補助金の供与で運営される「メリット」があるとばかり主張することは出来なくなります。この地域は風力発電の条件も整った地域であり、地域としては再生可能エネルギーの施設で地域産業を発展させる条件が十分にある地域です。それだけに、残念なことです。

福島第一原発事故で分かったこと(実際は分かっていたが 政府、電力会社、一部自治体幹部は公式にはなにも言わなかった)は原子力災害が起きた場合、原発賛成、反対にかかわらず、原発から至近距離は何十年間も避難をしなければならなくなるという事実でした。事故が起こって、「想定外」「なぜだ?」と抗議するよりも、事前に想定できることを、自治体、住民が議論し、未来に向けて「原子力災害を絶対になくす必要な策」を決断し、1つ1つ実施すること思います。


 原子力施設が集中する青森県下北半島の自治体などでつくる8市町村長会議は27日、原子力災害時に互いに避難所を提供したり、生活物資を供給したりする応援協定を締結した。
 協定は(1)被災者や被災地に対する食料・飲料水などの準備(2)避難住民の救援・救助に必要な車両の派遣(3)避難所の提供-など8項目。
 むつ市役所での締結式で、宮下順一郎むつ市長が「これを契機に関係市町村の連携と絆をより一層強化したい」とあいさつした。協定は即日施行された。
 会議はむつ市、大間町、東通村、風間浦村、佐井村、横浜町、六ケ所村、野辺地町の首長で構成する。

マリナーズの岩隈投手ら7人、メジャー 石巻で野球教室

2012年03月28日 11時14分39秒 | 臼蔵の呟き
アメリカメジャーリーグ選手、監督が被災地を訪れて、少年たちとの交流を行いました。スポーツの世界での出来事ですが、うれしいニュースです。忘れられていないことを被災者に伝えることは被災者が「立ち上がる上で重要」なことと思います。また、原発事故を含めて、東日本大震災が日本人、世界の人々に強い衝撃を与えた災害であったことを「改めて」感じます。



 米大リーグの今季開幕シリーズを日本で迎えるマリナーズ、アスレチックスの選手、監督7人が27日、石巻市の石巻市民球場で野球教室を開き、地元の小学生と交流した。今季からマリナーズに加入した岩隈久志投手もピッチングを指導し、子どもたちから最も大きな声援を受けた。
 マリナーズからは岩隈投手のほか、エリック・ウェッジ監督らが参加。アスレチックスはトミー・ミローン投手らが講師を務めた。市内のスポーツ少年団の26チームに所属する約100人が、キャッチボールやティーバッティングを行い、投球や打撃の基礎を学んだ。
 鮎川小5年の渥美涼太君(11)は「岩隈投手にボールの回転に気をつけて投げることを教えてもらった。これから生かしたい」と笑顔で話した。
 岩隈投手は終了後、「全力で戦い、皆さんの力になるよう頑張りたい」と決意を述べた。選手らは、近くの仮設住宅に住む被災者ら向けの豚汁の炊き出しにも参加した。
 野球教室は米大リーグと選手会が開催。両者は、震災後に自衛隊の野営地だったため芝生などが傷んだ同球場の復旧費に充ててもらおうと50万ドルを石巻市に寄付した。
 両チームは28、29日に東京ドームで開幕2連戦を戦う。