令和元年11月22日・・・いい夫婦の日。
カミさんとふたりで出かけました。
一泊二日の旅です。
目的地は香川県の男木島と女木島です。
カミさんが立てたプランで、島の猫とたわむれる事が、今回のコンセプトなのです。(^-^)
うどんの食べ歩きを目的とせずに、香川県へ向かうのは初めてかも・・・。
まあ、私も猫好きなので、たくさんの猫と出会えればいいなぁ・・・。(^^♪
岡山にて8時24分発の高松行きマリンライナーに乗換えました。
動き始めた電車の窓から、空の色をうかがうと、どんよりとしたくもり色・・・。
天気予報では、一日中、曇りとのこと。
かろうじて、雨は降らないらしい・・・。
とにかく、雨は降らないでほしいと願う。
雨が降ると、水にぬれることを嫌う猫たちが、どこかへ身を潜めてしまうから・・・。
瀬戸大橋を越え、9時18分高松駅に到着しました。
この高松駅を訪ねるのは2ヶ月ぶりです。
前回はうどんの食べ歩きで訪ねました。
高松駅から高松港までは徒歩で5分ほど、近いですね。
港で男木島までの往復乗船券を購入し、のりばで待機。
私達より先にのりばにいた、ご年配の女性の方、地元の方です。
その人と会話をしながら待っていますと、船がやって来ました。
10時を少し回ったところで出港。
高松市の観光名所である赤灯台「せとしるべ」の横を船は通ります。
高松港を離れてから15分ほどで、鬼ヶ島の異名を持つ女木島の港に入ります。
女木島で寄港し、船はふたたび男木島を目指します。
高松港を出港して40分ほど、目の前に男木島が見えて来ました。
さて、猫がたくさん出迎えてくれれば良いが・・・。
ちなみに、私達が乗船して来た船は「めおん2」という名です。
「めおん」の名の由来は、
女(女木島)を「め」、男(男木島)を「お」と呼ぶところから名付けたようです。
また「めおん」というオムニパス形式の映画作品もあるそうです。
菊川怜さん、木内晶子さん、山田純太さんらが出演しているとのこと、一度鑑賞してみたいですね。
あと男木島の名の由来ですが、まあ、いろいろ諸説があります。
中でも面白いと思ったのが、「平家物語」屋島の戦いの中でおきたエピソード、有名な那須与一の話です。
源氏方の武士である那須与一が、平家が立てた扇の的を、遠く離れた場所から矢を放ち、見事に射止め、
敵味方双方から歓声が上がったという話。
その時の扇がこの島に流れ着き「扇」⇒「おうぎ」⇒「おぎ」⇒「男木」となったのが由来のひとつらしい。
うんちくはこの辺にして、ここからは画像中心となります。
港に着くと、さっそく島ねこ達が出迎えてくれました。(^-^)
どの猫も人懐っこくて、ミャーミャー言いながら寄って来ます。
とても可愛らしい。(´▽`*)
島の探索も開始。
オオテと呼ばれる石の塀の間を歩いて行きます。
歩いていると、やはり猫と出会います。(^-^)
↓↓このような案内板もところどころで見かけました。
今月の初めまで瀬戸内国際芸術祭が行われていて、この島にもアート作品が展示されていたようです。
↓↓豊玉姫神社
鐘を鳴らしてみましたが、とても良い音色でした。
↓↓こちらの猫、この後しばらく私達に付いて来ました。ストーカー猫です(笑)
途中で無料休憩所があり、管理人?のおじさんから「寄って行き、たこ焼きも食べ。」と、
呼び込みされました。
私とカミさんが躊躇していると、
「いい景色も見れるよ、寄って行き。」とさらに呼びかけてくる。
少し怪しいなぁ・・・そう思いながらも寄っていく事にしました。
確かに見晴らしが良い。
そして↓↓このようなサービスが・・・。
おじさんが「ちょっと冷めてるかもしれんけど、たこ焼き食べて行き。」と。
雑然とした部屋の中、テーブルの上にたこ焼きがある。
不衛生だなぁ・・・と思いつつ、せっかくなのでたこ焼きを食べてみた。
ソースなどつけずにそのまま。
これがとんでもなく美味しかった!!(^^♪
冷めてはいたが、中がほわッとして、出汁が良く効いている。
タコも旨い!
私とカミさんがたこ焼きに満足していたら、先ほどのストーカー猫が侵入して来ました。
おじさんが「野良猫も入って来よるけど、まあ、なでなでしてあげ。」と。(^-^)
衛生的にいろいろと問題ありそうだけど、この島では、猫と人間がこうして共生しているのだろう。
↓↓コーヒーも無料サービス。
さすがにコーヒーまではいただきませんでした。
おじさんにお礼を言って、この場をあとにしました。
当初は無料と言いつつ、最終的にお金を要求されるのでは?そう思っていましたが、
まったくそういう事はなく、おじさんも「また来てな。」のひとことでした。
疑ってすみませんでした。m(__)m
とても貴重な体験をさせていただきました。(^-^)
そろそろお昼になったので、食事をしに港へ戻りました。
今回私達が食事した場所は↓↓こちら。
「地魚料理 円(まどか)」さんです。
こちらのお店、島で唯一、うどんを食べる事のできるお店なのです。
うどんのメニューはただひとつ「ひしおぶっかけうどん」です。
ただ、こちらのうどんは2日前の予約が必要となります。
私達も2日前に予約を入れようと、カミさんが電話したのですが、その日はなんとお店の定休日・・・。
電話が通じませんでした。
仕方なく翌日に電話を入れると「(訪問の)前日では無理。」との回答・・・。
仕方ないので今回はうどんをあきらめました。
お店に入りますと、女将が「そこのメニューから選んで下さい。」とのこと。
お店に入ったすぐのところにこの日のメニューが書かれていました。
トンカツ定食は別として、他の定食は、その日に獲れた海のものでメニューを決めているようです。
どの定食にしようか?
そういえば、この店を訪ねる前に↓↓このようなオブジェを見ている。
そう、蛸壺のオブジェ。
あと、このお店の下にも蛸壺が置かれていました。
という事は、たこが絶対に美味しいはずである。
私は「たこ天定食」を注文しました。
カミさんは「アジフライ定食」を注文。
注文後、海が見えるカウンター席へ座りました。
こちらのカウンター席、「夕日の指定席」だそうです。
しばらく待って、先に運ばれて来たのが、カミさんが注文した「アジフライ定食」です。
そのあとすぐに、私が注文した「たこ天定食」が運ばれて来ました。
↓↓「たこ天定食」
メインのたこ天に、小鉢三種、サラダ、レモンの味噌汁、ごはんがセットになっています。
天ぷらはたこ天以外にインゲンの天ぷらが2本付いています。
まずはインゲンの天ぷらをいただきます。
サクサクとして、味がやさしい・・・。
そしてたこ天。
これが、とんでもなく美味しい!!(^^♪
プリプリした食感にみずみずしい軟らかさ。
そして旨味がギュッと詰まっていて、噛むと程よい甘味が口の中で広がります。
こんな美味しいたこ天、これまでに食べた事が無い。
「ひしおぶっかけうどん」が食べる事が出来なかったのは残念でしたが、そのおかげで、
こんなにも美味しい料理と巡り会う事が出来ました。
雨降って地固まるです。
ほんと美味しかった。(´▽`*)
あと、驚きだったのが、レモンの入ったお味噌汁。
レモンの酸味が、味噌汁とよく合っていました。
とてもすっきりと、爽やかな風味のお味噌汁でした。
とても美味しかった。(^^♪
円さんの「たこ天定食」、大変満足させていただきました。
この島へ来たら、円さんのたこ天は必ず食べるべきと思います。(^○^)
さあ、島の散策を再開です。
↓↓こちらは山口啓介さんの作品「歩く箱舟」です
ノアの箱舟をモチーフにして作られた作品だそうです。
この作品を見て、どう感じるかは、それぞれのイマジネーションでしょうね。
おそらく答えは無いと思っています。
↓↓男木島図書館
扉のガラス越しに覗いてみると、館内は多くの人で賑わっていました。
コーヒーや手作りのドーナツを食べることが出来るそうです。
私達もこちらで休憩する予定でしたが、人が多いので入館をあきらめました。
次に訪ねたのが↓↓こちら。
「ダモンテ商会」さんです。
とてもシャレた店内で、手作りのパンやケーキ、菓子などが店内で販売されていました。
イートインスペースもあるので、店内で食事することも出来ます。
私達はロフトタイプの2階へ案内されました。
ペアカウンター席に座り、メニューを拝見。
私は「チョコレートケーキ 生クリーム添え」とアイスコーヒーを。
カミさんは「ベイクドチーズケーキ」とホットコーヒーを注文。
しばらく待って運ばれて来たのが↓↓こちら。
こちらのケーキ、しっとりと密度の高いケーキです。
チョコの味も濃厚で甘く、ほっぺが落ちそうなぐらいに美味しかったです。
カミさんのベークドチーズケーキも少し分けてもらいましたが、こちらも美味しかったです。(^^♪
コーヒーは「コロンビア Tio Conejo農園のコーヒー豆」と説明を受けました。
コクの深いコーヒーで、とても旨かった。(^-^)
美味しいケーキと美味しいコーヒーを味わえて、大変満足させていただきました。
さあ、島の散策を続行です。
私達は男木島灯台に向かいました。
海岸沿いの道を歩いて行くものと思いきや、予想に反して人気のない山道・・・。
しかもあちらこちらに「いのしし注意」の貼紙が・・・。
カミさんが怖がって怖がって・・・。(^-^;
カミさんを励ましながら歩いて行きました。
2キロほどの道のりを歩き、ようやく灯台に到着しました。
こちらの灯台、木下恵介監督の「喜びも悲しみも幾歳月」のロケ地として有名です。
こちらの灯台は明治28年(1895年)に建設されたそうです。
昭和62年(1987年)に無人化となりましたが、今も尚、現役で活躍しています。
補強工事のためなのか?足場が組まれていました。
さあ、男木島の旅もいよいよ終わりです。
私達は、男木島灯台を離れ、港に戻りました。
いよいよ島を離れます。
人懐っこい猫達とたくさん出会いました。
カルチャーショックも受けました。
美味しいものをたくさん食べました。
私とカミさんにとって、最高の1日となりました。
またいつか訪ねたいと思います。
さよなら猫の島。
さよなら男木島。
お食事処 円
ジャンル:郷土料理
住所:〒760-0091 香川県高松市男木町1925-2(地図)
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情報掲載日:2019年11月24日
住所:香川県高松市男木町1916
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